WANGLANG MARKET ワンラン市場
サワディーカー!パットです。今日は知る人ぞ知る穴場のローカルマーケットをご紹介します。
市場の喧噪は、日本を含め世界中のすべての国で感じることができると思います。それぞれの市場には独自の起源とアイデンティティがあります。 多くのタイ人はどの市場も同じようなもので、生鮮食品、乾物、甘いデザートや惣菜、衣料品や雑貨など売っている物はほとんど変わらないと思っているかも知れません。しかし、新世代の市場の「お手本」とされる市場があります。人気があって、美味しくて、良質で、しかも安い!タイにはチャトチャックマーケットや鉄道市場など有名な市場がたくさんありますが、私が選ぶなら「ワンラン市場」ここは間違いなくバンコクの人々のハートをつかんだ人気の市場の一つです。
ワンラン市場はチャオプラヤー西岸にあるローカルマーケットです。外国人にはあまり知られていないと思いますが、毎日タイ人で賑わっています。シリラート桟橋とアルン・ アマリン 通りの間のチャオプラヤー川のほとりに沿って、買い物をする人々でにぎわう小さな路地が今もあります。 通称「ワンラン」エリアの歴史は王宮の歴史。現在の市場エリアの中にはラーマ1世の治世の副総督が住んでいたボォン・サタン・ピムック宮殿がありました。そしてワンランの隣にある ワット・ラカン(鐘の寺)に向かって下っていくとプラヤーテップスダワディー王女殿下のかつての邸宅であった宮殿があり、100 年以上前の古いレンガの壁の痕跡がまだ残っています。その後、その場所は「Kulsatree Wanglang School」という名前のタイ国内初の女子高になりました。 現在学校はスクンビット通りのソイ ワッタナに移転し、現在のWattana Wittayalai Schoolとなっています。 その後のワンラン地区には「タイの医療の父」と呼ばれたソンクラーナカリン王子がシリラート病院を設立しました。
ワンラン市場は、長い路地が分離したような古いエリアです。この市場は老若男女問わず社会人や学生などにも親しまれています。ここには蚤の市のような中古品も多くあります。ワンラン市場の魅力はなんといっても商品の安さ。そしてもう一つの特徴はやはり人気のある美味しい料理がたくさんあるところです!古くから有名なレストランもたくさんありました。しかしCOVID-19 の発生後、レストランはかなり姿を消しました。それでも行ってみる価値のある美味しいお店はたくさん残ってますので安心してくださいね!「ワンランベーカリー」のような老舗洋菓子店もあります。焼きたてパンやパウンドケーキ各種の元祖です。もうひとつ、ワンラン市場でとても有名なのでぜひ試してみたいのが「Oratai Sushi Wang Lang」です。 好みに合わせてさまざまなネタを楽しめるお寿司のほか、たこ焼きの具材も豊富。 ボリューム満点で美味しいし、値段もお財布に優しいです。日本のお寿司とはちょっと?違うタイのお寿司も食べてみてくださいね!
ワンラン市場はこれでもかと言わんばかりに美味しいものが集まる市場です。路地の始まりから終わりまでたくさんのレストラン、屋台料理、デザート、アイスクリーム屋さんが並んでいます。靴、カバン、服などの中古品も有名で、そのほとんどがアランヤプラテート(カンボジアとの国境)のロンクルア市場から仕入れているので値段もかなり安い。中には海外ブランドの古着だけを選んで売っているお店もあります。良いブランド品なのに安い。そのため、新入荷の商品をお目当てに定期的に通うお客さんもいます。みなさんも興味がわいてきましたか?
ワンラン市場までのアクセス
BTSスカイトレインでサパーンタクシン駅で下車し、2番出口から徒歩でサトーンピアへ。
サトーンピアに到着したら チケット売り場で「To Wang Lang 」と言えばわかります。料金は16バーツ。オレンジ色の旗が目印のチャオプラヤー・エクスプレス・ボートに乗ります。乗り場のスタッフが乗る船を案内してくれるので迷う心配はありません。10駅目のプラノックピアで下船します。
ワンラン桟橋に到着したら、右方向に歩くとシリラート病院の案内板があります。右折後、病院は右手にあります。ワンラン市場は左手にあります。
帰りも同じ道を歩きます。 市場を出て右に曲がります。ロティショップの横の小さな路地をまっすぐ歩きます。左手にはプラノック桟橋があります。...
Cactus サボテン
南米やアジアが原産のサボテンは小型から大型の多年生植物です。サボテンの「茎」は柱やうちわ型や球体の部分です。雨季になると茎に大量の水を蓄えます。 サボテンの賢いところは蒸散を抑えるために「葉」が針状に変化しているところです。それも退化して棘がない種類もあります。水が少ない季節には茎に溜めていた水を使います。サボテンが砂漠など非常に乾燥した場所に住むことができる理由です。
サボテンは肉厚な茎や葉に水を溜めることができる多肉植物の一種です。 これは干ばつにおける植物の重要な特徴のひとつです。芽が出るとき2枚の子葉がある双子葉植物に分類されます。
サボテンの化石はまだ発掘されていませんが、260万年以上前の第三紀から約2万年前の新石器時代初期にかけて進化したと考えられています。そして15 世紀後半にクリストファー コロンブスによって初めて発見されました。
サボテンを贈ることは、贈られた人の長寿を意味するという説があります。種類によっては寿命が200年を超えるものもあるからでしょうか。また、縁起の良い名前がついた種類もあるようですし、邪気を浄化するとして部屋に飾るのも風水的に良いようです。
パラダイスパークというデパートが企画した「サボテン展」に行く機会がありました。多くの店が出展しているような大きなものではなく、サボテン好きが見に来て買っていくための小さなイベントです。12月には植物全般の大きな展示会が開催されます。たくさんの種類の木や花が展示される予定なのでチャンスがあればその展示会にも行こうと思います。
会場内を歩いていると、サボテンショップのオーナー、ナットさんに出会いました。彼女は気さくに「サボテンに興味がある?どんなサボテンを探しているの?」と声をかけてくれました。私がサボテンに興味はあるけど、何の知識もないことを伝えたら、「買わなくてもいいから、ぜひサボテンについて知ってほしいわ。一緒にきれいなサボテンを観に行こうよ!」と会場を案内してくれたんです!
ナットさんは人気のあるサボテンの種類について教えてくれました。それぞれの美しい特徴や、値段のことなどなど。今日はその中の一部をご紹介しますね!
1.Gymnocalycium mihanovichii LB2178 ‘Agua Dulce’ (ギムノカリキウム・ミハノビッチ)
これはタイでは有名な種で、ギムノ属のコレクターは必ず所有している種です。この種は2000年にパラグアイのAlto州Agua Dulceの自生地で発見され採集されたものです。翌年にはロシアとドイツに種子が配布されました。丸い頭部に10本以上の房、最大で15本以上の房に分かれるそうです。最も一般的なものは10房ですが成長すると新しい房に分かれていく可能性もあります。(写真は13本の房)そして、房の数が多ければ多いほど、希少価値が高くなり値段も高くなります。
このサボテンの値段は15,000バーツ。
2. Lunar Eclipse.(月食)
このサボテンもジムノの別種。価格は150,000バーツ!この値段は高いですね。先ほども言いましたが、サボテンの値段は育てる期間にも左右されます。この木は、ナットさんが小さい頃から育てていてこのように美しく育つには3年かかるそうです。
3. Melocactus. (メロカクタス)
西インド諸島南部、メキシコ南部、アメリカ、ブラジルに多いこの属のサボテンは、高さ10 – 20cmの直立した茎を持ち、成長すると楕円形の帽子のような花座ができます。メロカクタスは、種子がたくさん出て育てやすい種です。まだ成長していない小さなものは高くはありません。成木に育て、メロカクタスの開花時期の兆候であるセファリウム(花座)をつけるには、6~7年かかります。
この写真のメロカクタスの値段は3,500バーツです。
4. Red Dragon.(レッドドラゴン)
ギムノの一種です。ギムノカリキウムの特徴は、種によってアルカリ性の強弱で茎の色が変わることです。茎の表面が黒っぽい色になったり 斑点ができたりする独特の外観をしています。 斑入りギムノはその希少性と独自性のためサボテン市場で高額です。
この鉢は6,000バーツです。
5. Enoki.(エノキ)
エノキはマミラリア プルモサ種です。 やわらかい白い毛が生えた丸いサボテンです。...
KOH KRET コ・クレット(クレット島)
クレット島はアユタヤ時代後期から栄えた地域です。 ここは交易の街であり、行き来する船の検問所でもありました。アユタヤ王朝のターイサ王の治世にチャオプラヤー川に沿って運河を掘り近道となる水路を作る工事をしました。水上輸送の時間を短縮することによりジャンク船の航行の遅れを解決、また当時のアユタヤの経済発展のために王が発案し、1722年に完成しました。当時の運河はクロン・ラット・クレット・ノイと呼ばれ、運河の始まりや河口をパク・クレットと呼び一般に親しまれていました。その後、ラット・クレット運河は流れの強さによって破壊され、より広い川になりました。そして徐々に陸から分かれて突き出た岬が現在のような中州、川の中の「島」の状態になった土地が「クレット島」として知られています。
紀元前1774年頃タークシン大王の時代には、モン族が移り住み、パク・クレット地区に家を建てることを快く受け入れました。パトゥムタニ県サムコック(クレット島を含む)地域です。 モン族はミャンマーとの戦争に敗れたため、タークシン王の権威と善意を頼りに家族で移住してきた人たちもいました。
クレット島の歴史については、おわかりいただけましたか?ここからは島内の興味深いものを見てみましょう。ここは外国人観光客が訪れる人気の観光地として上位にあがる場所なのできっと何か面白いものがあるのでしょう!
ムタウパゴダは、土手の上にある仏塔とその周辺の地盤沈下が原因で、台座が傾いてしまったのですが、自然の偶然が引き起こした美しさです。クレット島の端にあり桟橋から見ることができます。白いラマンパゴダでパゴダの上に結ばれている赤い布は、モン族の文化の象徴と言われています。ミャンマーにあるシュエモードパゴダを模して造られたまさにモン族の芸術です。もともとは直立で建てられていたのですが、水の浸食により、1891年頃にパゴダが倒れ、傾いたそうです。その独特な景観のため、現在でもノンタブリー県、クレット島のシンボルとなっています。
クレット島側へ渡ると、レンタル自転車のサービスがあります。電動アシスト自転車が1時間150バーツ、自転車が1日40バーツでレンタルできます。とはいえ、そんなに広いエリアではないので(面積3.5キロ㎡、1周7キロ)歩いて村の雰囲気や村人の生活を見るのもおすすめ。ちょうどいい運動になりそうです。
この村に入った時、私はビックリしてしまいました。なぜなら、村の中は寂しく廃墟のようだからです。以前来た時には、この辺りは人がたくさんいたはずです。今日は開いていないお店が多いことにがっかりしました。でも、入り口のところに座っているおじさんに中に入ってみろと言われました。 少しは開いているお店があるのでしょう。お店は少ないかもしれませんが、おじさんの言うことに従って入ってみました。
このお店では、カノムカイプラーというタイの伝統的なデザートを売っていて、私はこのデザートを初めて見ました。売り子さんはとても親切で、ただで試食させてくれました。米粉やオウギヤシの実などから作った種をゆでたもので、カイプラー(魚卵)という名前は形だけで、魚は入っていません。初めて見る不思議なデザートで、ちょっとドキドキしましたが、美味しかったです。
少し歩くと、香ばしい良い香りがしてきます。別のタイのデザートのお店がありました。クレット島には、なかなか見ることのない珍しいデザートや食べ物があります。種類も多くて見た目にも可愛くて楽しくなります。なによりここもお店のオーナーが親切です。試しに食べてみて、気に入ったら買ってみてください。一口サイズで値段も高くないですしね。
アユタヤ時代初期の伝統的なおやつです。ムーサロンは宮廷料理の前菜としても出てくるのですが、麺を巻き付けたり調理に手間がかかるので一般的には食べられない貴重な料理です。クレット島で出会えました!
記念に写真を撮ることができます。価格は1枚50バーツ(フレーム別)です。
この工房はモン族の独創性から生まれた作品を作っていて、クレット島で最も有名な陶器工場として知られています。クレット島ではおじいちゃん、おばあちゃんの世代から代々陶芸の技法が受け継がれてきました。昔は村人たちが水を入れる壷として作っていました。しかし、現在では贈り物やお土産用などの様々な製品が作られています。さらに、ここでは陶芸を習うことができます。授業料はたったの100バーツ。終了後、自分の作品を持ち帰ることができます。
これらはクレット島のショップやアクティビティのほんの一部です。というのも、私が来た日はまだ開いているお店が少なかったのです。陶器工場のオーナーの話ではこの4~5ヶ月の間にクレット島は大洪水に見舞われて先週水が引いたばかり。そして、洪水で数ヶ月閉鎖されていたお店が先週オープンしたばかりなのです。やはり川の中の島なのでそういったリスクは仕方ありません。「来週以降、徐々にお店がオープンし始めると思います」とも言ってくれました。また、「クレット島がオープンしていることを広めてほしい」とも言われました。また、以前のように多くの観光客が訪れる賑やかな雰囲気が早く戻ってくることを私も心から願っています。
クレット島への行き方自家用車 : 車でPak Kret交差点まで移動。Chaeng Watthana Roadを直進 Pak Kret Municipalityに向かう途中 Major Hollywood cinemaの20mほど先をSoi Chaengwattana-Pakkred 4へ左折。 Sanam Nuea寺院まで約2km、寺院に車を停める。駐車料金は30バーツです。その後、ボートでクレット島へ渡ります。約3分で到着。(ワット・サマンヌアに車を停めるなら、正午前に行くことをお勧めします。正午以降は、駐車スペースを見つけるのがかなり難しいかもしれません。)
料金は時間によって違いますが3~5バーツ程度です。運行時間は平日5:00 ~21:30(日曜日は21.00まで)
バス:ビクトリーモニュメント(Phahon Yothinパポン・ヨーティン側)からPak Kret 行きの166番のバスに乗車。Major Hollywood...
Thai Crispy Pancake (Kanom Buang) タイ風クリスピーパンケーキ(カノムブアン)
サワディーカー!パットです。 今日ご紹介するのはタイの伝統的なデザート「カノムブアン」
Phraya Sihasak Sanitwong(R.T.チュムサイ氏)はタイのデザートに関する本の中で、「カノムブアン・タイは冬のデザートである。一年中お菓子を販売している人は別として、冬が終わるとエビの風味が悪くなるので作られなくなる。」 と言っています。ここでいうカノムブアンはエビの入ったカノムブアン・ケムのこと。冬は干潮の時期なので、エビが豊富なことに加え、とても脂がのっています。エビの身とエビの脂を具として調理すると美味しさが引き立ちます。そのため、古代の人々はこのデザートを冬のデザートだと言っていて、 12月によく食べられていました。
タイのデザートの本にはカノムブアンに関するこんなエピソードが紹介されていました。「カノムブアンは、仏典の一つである『ダンマパダ』の『独裁者』第3の章に名前が載っている。コシヤというケチな大富豪の話。彼はカノムブアンをたくさん食べたいが、誰にも分け与えたくない。そこで彼は、誰にも知られないように7階建ての城の頂上で妻に作らせていた。しかしブッタに心酔していた彼は、ブッタの弟子のプラ・モッガッラに命じて自らを拷問させ、自分が悪いことをしていると感じさせた。そして、ついに悟りを開きケチから慈愛に満ちた人間に生まれ変わった。」このように遥か昔、ブッタの時代からカノムブアンというお菓子が存在したということを裏付けていますね。
R.T.チュムサイ氏は、焼き菓子の製法はタイ北部からアユタヤやラッタナーコシンまで広まったと推測しています。カノムブアンはタイ古来のデザートで材料も入手しやすく作るのは難しくありません。しかし、生地を丸く、薄く、サクサクとしたシートに焼き上げることは熟練するまで練習しなければならない技術と技能が必要です。
具材には2種類のタイプがありまして、 ・カノムブアン・ワーン(甘いカノムブアン)はフォイト―ン、柿、ゴマ、レーズンなど。 ※フォイト―ンとは甘い卵の黄色い素麵状のお菓子で、フォイト―ンだけを使ったカノムブアンもあります)
・カノムブアン・ケム(甘じょっぱいカノムブアン)は炒めたエビとココナッツをトッピングし、香りを出すためにコリアンダーを添えたもの。
カノムブアンには多くの種類がありますが、最も一般的なのは先ほど紹介した古式ゆかしいスタイルのカノムブアン・タイ(カノムブアン・ボラーン)です。海老のトッピングには、細かく刻んだ大きな川海老を使い、海老の脂と胡椒やコリアンダーを混ぜます。砂糖、ナンプラー、塩で炒めて味を調えます。川エビの代わりに干しエビを使うことも。甘いトッピングの方はフォイトーンや薄切りの干し柿などにハニーデューが混ざっており、最近では、赤く色付けしたココナッツがよく使われています。特徴はグミのようになるまで煮込んだココナッツシュガーから作られたクリームを使っていることです。
それとは別に最近はメレンゲやココナツクリーム、チョコクリームに派手な色のゼリーなどを使ったものもあるようです。 米粉や小麦粉から作られたパリッとした生地にクリームと具材を載せてくるっと挟んで焼き上げた可愛いお菓子です。
今日は3つの有名なスイーツのお店へ味見にご案内します。
1.Khun Dao Thevet
カノムブアン・クン・ダオは、古くからあるデザートを現代風にアレンジしたものです。美味しく改良してますが昔ながらの正統なレシピを保っています。テーウェート地区で有名なお店で20年以上続く伝統の美味しさで良い材料を使っています。外はカリッと、中はふんわりとした生地で味はまろやかで、他では味わえない秘伝のレシピです。食べ始めたら止まらない美味しさです。555 ! テーウェートとバングランプー に本店がありますが、今はセントラルワールドやエンポリアムなど、多くの有名デパートで営業しています。今日来たのはセントラルワールドの7階のトップスマーケットの入口の店舗です。 値段は1個12バーツとお手頃。
2. Mae Lek
このお店のカノムブアンも同じく古くからのスタイル、カノムブアン・タイです。このお店はパヤタイ地区にあるタイ財務省のマーケットで昔から売っているそうです。あのお菓子の甘い香り......まだお店が見えないのに香りが届いてきますね。薄い皮、サクサクの中身、甘すぎなくてちょうど良い。もちろん店頭で買えますが、 Lineman、 Grab、Robin Hoodなどのデリバリーアプリでも注文できますのでぜひご利用ください。値段は1個10バーツとお手頃です。
お店の場所は、Soi Pibulwattana 5, Ministry of Finance Market Bangkok (Tops Dailyの向かい) 営業時間は、月〜金...
WAT PHRATHAT PHA SORN KAEW ワット・プラタート・パーソーンケーオ
サワディーカー! パットです。今日はタイの中部に位置するペッチャブーン県にある寺院 をご紹介します。
この「ワット・プラタート・パーソーンケーオ」があるのは別名「タイのスイス」と呼ばれるペッチャブーン県のカオコーという地域で、山々が連なる緑豊かな森に囲まれた肥沃な高原地帯の総称でここには国立公園もあります。この寺院も山の上に建立されており、雨季から今のような乾季の季節にはしばしば雲海を見ることができます。それもこの地域の観光名所となっています。この豊かな自然に囲まれた寺院は風水的にもご利益がありそうです。
ワット・プラタート・パーソーンケーオは、2004年に"ブッダ・ダンマサタン・パーソーンケーオ"という名前でダルマ(仏法)の実習センターとしてアムナート・オーパーソー大僧正により設立され、2010年7月1日にサンガ最高評議会(タイの仏教秩序の統治機関)から"ワット・プラタート・パーケーオ"という縁起の良い名前で寺院を設立することが承認されました。元々はこの山の洞窟に空からビー玉のようなものが飛んできたのを多くの村人が目撃して、仏の魂が飛んできた神聖な場所であると信じられてきました。その村人達がこの場所を"パーソーンケーオ(崖に隠れたグラス) "と呼んでいたので2013年5月30日に再び寺院の名前を変更し「ワット・プラタート・パーソーンケーオ」が正式名称になりました。
この寺院の目的は仏教の真髄であるマインドフルネスの4つの基礎を実践する練習を教えることです。ブッダの教えに従って、心身の浄化、苦しみの終焉、涅槃(悟り)に至る道を示します。このお寺は美しい自然に囲まれたのどかな場所です。ここで瞑想することにより 集中力を刺激し脳を活性化させ、過去の失敗や未来への不安からのストレスを無くし、心を"今"に向けた状態に喜びを感じる。その訓練をします。仏教ではすべてが因果の道理であると説き、この場所はそれに合わせて作られています。自然の中に身を置くことで、自分の中に自然を取り込むことができるのです。
ワット・プラタート・パーソーンケーオの重要な場所は、5体の仏像からなるウボソット(布薩堂)と仏塔の2カ所です。 さあ、一緒にこのお寺の雰囲気を見に行きましょう。
幅41メートル、長さ72メートル、高さ45メートルの堂々たる姿で、お寺の入口にそびえ立っています。寺院に向かって車で山を登った瞬間から見えてきます。カオコー通りの 遠くからも見ることができます。このお堂は前国王陛下ラーマ 9 世の85歳の誕生日を記念して、王家の功徳のために建てられたものです。内部には仏像を祀るウボソットがあり、参拝して功徳を積み、幸運を祈ることができます。礼拝堂は3階建で各階に美しい仏像が祀られています。
1階はダルマの修行に来た人が座禅を組んで瞑想をしたり、何日も修行する人たちのための宿泊施設もあります。
2階はピンク一色の部屋。寺院の住職は「ピンクは愛の色である」と推論しました。世界が愛に満ちていれば お互いを悪く思う人はいなくなる。人を愛していれば人を傷つけることなど考えられなくなります。 訪問者が愛を感じ、他の人を愛し、自分自身を愛する方法を知ることができるようにこの部屋をピンク色にしました。
3階は法話を聴く場所です。僧侶がお釈迦様の歴史を語り、すべての仏教徒に仏法を教えています。また、この階からは美しい山々を見ることができます。
5連仏陀のウボソットから少し歩くとパゴダが見えてきます。ここも美しい見どころです。タイでは珍しい建築芸術で、これがこの塔を際立たせ、いっそう美しくしています。このパゴダはラーマ9世国王陛下の在位60周年の際に王室の慈善事業として建てられたものです。塔の天辺には仏舎利が納められており、パゴダの土台部分にはダルマの教義が納められています。仏法の修行に来た仏教徒にとって心の修養の場です。
この寺院でももちろん、他の寺院と同じように節度ある服装をすることがルールです。 女性の場合、タンクトップ、クロップドトップス、ミニスカート、ショートパンツは禁止されています。そうでなければ、お寺に入ることができません。もしくは、それを隠すための布を1枚120バーツで買わなければなりません。
お寺の前のエリアには売店があり、たくさんのお土産屋さんがあります。レストラン、飲料品、地元の果物、美しいデザインの衣料品なども売っています。
駐車場について。 ここには駐車場がたくさんあるのですが、お祭りや長期休暇の時期はとにかく来場者が多く駐車場が足りなくなるようで、駐車する場所を探すのに時間がかかりますのでご注意ください。1台30バーツの駐車料金がかかります。
涼しい季節には、ペッチャブーン県カオコーの美しい寺院、ワット・プラタート・パーソーンケーオの雰囲気を一度味わってみてはいかがでしょうか。寺院で瞑想をしたり美しい自然の中を散策したり。また、ここはカオコーの美しいビューポイントのひとつで、白い雲の海を体験することもできます。太陽が地平線から昇る前にたどり着いて、運が良ければ眼下に雲海を見ることができます。一度ここに来れば、また必ず来たくなること請け合いです。新鮮な空気、風光明媚な景色、そして心休まる静けさ。この場所を本当の憩いの場にしてくださいね。
Location : 95 Tambon Khaem Son, Amphoe Khao Kho, Phetchabun 67280
Time : Monday - Friday : 08.00...
ワット・ロンクン(ホワイトテンプル)チェンライの白い寺Wat Rong Khun (White Temple)วัดร่องขุ่น
サワディーカー!パットです。前回に続き、チェンライからのレポートです。私たちは美しい山々と自然が、恋しくてタイ最北端の地、チェンライを訪れますが、ここにはもう一つ、みんなが好んで訪れる有名な寺院があります。それがチェンライ出身のアーティスト、チャレムチャイ・コーシピパット氏が創造したワット・ロンクンです。今日は、みなさんにワット・ロンクンの美しさを紹介してこの寺院について知っていただこうと思います。
制作者のチャレムチャイ氏は人間が触れることのできる天国のような寺院を作りたいと考えていました。1997年に建設が開始され、当初3ライ(4,800㎡)だった面積は、現在9ライ(14,400㎡)になっています。かなり老朽化していた小さな寺院が今では美しい礼拝所に姿を変え、複雑な模様に満ちた建築と芸術作品は年間を通して観光客を魅了しています。ワット・ロンクンのお堂は純白で、それ故に外国人からホワイトテンプル(白い寺院)と呼ばれ、ひと目でそれとわかる特徴を持っています。制作の意図は、仏教における様々なシンボルを伝えることであり、白は神の純粋さを象徴しています。チャレムチャイ氏は次の3つの事からインスピレーションを受けて、この寺院を建設しました。
1.国家 : 国を愛し、芸術を愛し、国土の宝として素晴らしい作品を作りたいという願い。
2.宗教:ダルマ(仏法)が彼の人生の熱い心を冷静な心に変えてくれて生まれた仏教に専念する気持ちを表すため。
3.国王: 生前のラーマ9世に謁見して陛下の芸術的才能と慈悲に圧倒され、陛下の恩寵に感謝し、彼を愛し、尊敬し、治世に捧げる芸術として仏教美術を制作したいという願い。
長い橋のような本堂に続く道は、人生のサイクルを越えて仏の国へと歩むことをイメージしています。ワット・ ロンクンは仏教や神話、作者のイマジネーションにより作り上げられたタイの価値のある現代美術の1 つです。いろんな彫刻や装飾がありますのでゆっくり見て回ってください。
入場料はタイ人は無料、外国人観光客は1人あたり100バーツです。かなり広い敷地でたくさん絵になる撮影スポットもあるので私は安いと思いました。いちおう寺院なので服装に注意が必要です。女性はショートパンツやひざ上の短いスカートは禁じられています。
黄金の宮殿。この中は空っぽで何もありません。宮殿の前で写真を撮るのに人気のスポットです。彫刻が美しいです。
この純白の東屋の中には井戸があります。ここにコインを投げ入れてお祈りをすると願いが叶うそうですよ。
ワット・ロンクンはすべてが美しく造られています。 トイレまでも美しい金色の建物です。なんだか金運が上がりそうですね!当初は美しい教会を建てることだけを考えていたそうで、十分なものができるまで10年ほどかかったそうです。作って2年経った時、とても好評で人気がありました。そこでチャレムチャイ氏は建物だけでなく寺院の中や装飾を見直し、魅力のないもの、合わないと思うものすべてを解体し、再建したのです。現在では、この再建は成功していると言えるでしょう。この白い寺院は非常に有名で、世界中の観光客が一度は訪れたいと思うような場所になったのです。
このお寺は本堂の中など写真撮影に制限があり、今回はあまり写真が撮れませんでした。そうそう、こちらのホワイトテンプルにインスパイアされて作られたのが、前回紹介したブルーテンプル(ワット・ロンスアテン)です。今では二つともチェンライの人気観光スポットです。チェンライを訪れたらぜひその目で観に来てくださいね!ではまた!
Location : Pa O Don Chai Subdistrict, Mueang District, Chiang Rai Province
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Singha Park-Chiang Rai シンハー・パーク – チェンライ
サワディーカー!今日はチェンライ旅行の続きです。 シンハーパークはブーンロード農場という名前でも知られるタイ最大級の農園テーマパークです。8,600ライ(約13.8平方キロメートル)のエリアに芝生に覆われた美しい風景が広がり、様々なアクティビティを体験することができるチェンライの観光地の一つです。
この場所はブーンロード社がチェンライの住民や観光客を楽しませる自然豊かなアトラクションとして建設しました。シンハー パークのエリアは丘陵の斜面が特徴で、広い土地面積を最大限に活用して小さな丘が交互に配置されています。自然、森林、持続可能な環境が調和した美しい景観のコミュニティーなのです。
到着するとすぐに農場の前にある金色のライオンが出迎えてくれます。この獅子のオブジェ、見覚えがないですか?そうなんです。タイのポピュラーなビール、シン・ビア(シンハービール)のラベルの金獅子ちゃんです!これを見たら、間違いなくシンハーパークです。実はブーンロード社はシンハービール社の親会社なんですねー。このオブジェはシンハーパークのランドマークとなっていて、みんなこの黄金のライオンと一緒に写真を撮りに集まって来ます。(もちろん私も含めて)😊。
シンハーパークは美しい自然の魅力に加え、もうひとつ有名なのがバルーンフェスティバルです。 例年、恋の季節(バレンタイン💗)のある2月にASEAN最大規模の国際バルーンフェスティバルが開催されます。シンハーパークの空は色とりどりの気球で彩られ、まるで生きているかのように浮かんでいます。この場所の新しい魅力です。ライティングされた気球はロマンチックなのでカップルで訪れて甘いひとときを過ごすのもおすすめです。しかし、COVID-19の流行でバルーンフェスティバルはここ何年も行われていません。また美の祭典が早く開催されることを願っています。
農園入口の正面には金のライオンさんがいまして、入口横にはお土産屋さんがあります。 店内には、茶葉やドライフルーツ、フルーツジャムなどの商品が並んでいます。もちろんこの農場で作られたものです。 農産物のほか、シャツ、帽子、スカーフなどオリジナルシンハーグッズも販売しています。
お土産屋さんから歩いてシンハーパークのカフェに行くことができます。このカフェでは、お茶やコーヒーなどの飲み物も売っているのですが、私はここはお茶だけあればいいと思いました。。 コーヒーが美味しくないから55555. (でもこれは私の好みです)というのも隣に座っていた女性にコーヒーの味を聞いてみたところ「素晴らしい」とのこと。555 😊 コーヒーを味わった後、今カフェで知り合ったばかりの新しい友達と一緒に農園を周ることにしました。さあ一緒にシンハー農園に行きましょう。まずはチケットを買います。
チケット料金は大人150バーツ。子供50バーツ(身長120cm以下)。 タイ人も外国人も同じ料金です。 農園内の移動手段は ↓↓↓ トラム 上記の入園料に含まれています。 ゴルフカート4人乗り2時間1000バーツ ゴルフカート6人乗り2時間1500バーツ 電動自転車 時間制限なし300バーツ ゴルフカートまたは電動自転車をレンタルする場合は、レンタル料とは別に農園見学チケットを一人50バーツで購入する必要があります。
今回は一番安いこのトラムで周ります。所要時間は 約2時間で5つのスポットに立ち寄りますので、すべての場所で写真を撮ってくださいね。 プライバシーが必要な場合やゆっくり回りたかったり、アクティビティに挑戦したい場合は、ゴルフカートや電動自転車のレンタルが良いと思います。
さて、入場料と乗り物代がわかったところで、ファーム内を見学してみましょう。
1. 白鳥の湖
最初にトラムが止まって景色を見たり写真を撮ったりするポイントは、白鳥のいる湖です。特に子供たちが好きそうな場所ですね。白鳥だけでなく、鯉などの魚もたくさんいます。魚に餌をあげることもできます。餌は1袋20バーツで売っています。
2.ティーキオスク
シンハー パークは観光名所であると同時に国営のお茶の生産地でもあります。原料となる茶畑が広がり、高品質のお茶を生産する工場があります。この東屋風工房ではあなたの好みでオリジナルの味のブレンド茶を作ることができます。
3.動物園
こちらにはミニ動物園があります。キリン、シマウマ、アンコーレ牛など、かわいい動物たちの生態を間近で体験してみよう。動物たちに餌をあげたり、写真を撮ったりして楽しむことができます。
4. ビューポイントとレストラン
このエリアには360度山の景色を眺めることができる絶景ポイントがあります。そしてレストラン「PhuPhirom」があります。タイ料理、タイ北部料理、西洋料理などさまざまな料理を提供しています。ほとんどが農園から収穫された新鮮な食材を使っています。そしてここでは生シンハービールを飲むこともできるんですよ~!谷間の緑茶畑を眺めながらゆっくりと料理を楽しめました。混んでしまうと困るので、あまり人に知られたくないのですが。。夕方の時間がお勧めです。太陽が地平線に近づいて、山の稜線がとても美しくなり、 雰囲気が最高です!食事ができるお店は園内にいくつかありますが、眺めが最高なのはここでしょうね。私のファームツアーはここで終点です。ゆっくりレストランで食事を楽しんで夕日が沈んだころ、友人にレンタカーで迎えに来てもらいました。
本当はファームツアーで5つのスポット全てを周りたかったのですが、今は雨期なので、花畑は植物の植え付けやメンテナンスのために閉鎖されていました。年末からの乾期、そしてお正月休みに向けて花が咲くように育てるためです。花畑の美しさを見れなくてがっかりしましたが、でも大丈夫、冬になったらまた機会を見つけてここに来ようと思います。そして花が咲いたシンハーパークの雰囲気を必ずまた皆さんにご報告しますね!それではまた!
Location : Den Ha-Dong Madi Road Mueang Chiang Rai District.
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ワット・ ロン スア テン (ブルー テンプル) チェンライの青い寺 Wat Rong Suea Ten (Blue Temple)วัดร่องเสือเต้น
サワディーカー!パットです。今回はチェンライ旅行で訪れた有名な「青いお寺」をご紹介します。チェンライはミャンマー、ラオスと国境を接するタイ最北部の県でバンコクから飛行機で1時間半ほどの場所です。独自の文化や美しい寺院があり、自然も豊かで人気の観光地でもあります。
今日訪れたのは「ワット・ロンスアテン」別名「ブルーテンプル」というお寺です。 かつて、この場所は約100 年前に廃寺となった寺院の跡地で、人家なども無く、野生動物、特に虎がたくさん生息していたそうです。この辺りを通る村人は、虎が寺院跡の水路を飛び越えて往来している姿をよく見たということです。その跳ね回る姿が踊っているようにみえたそうで、この地域は「ロン・スア・テン」と呼ばれています。ロン=水路 スア=虎 テン=踊る という意味です。 同様に近くの村も踊る虎の村という名前がついています。この村にはお参りをするお寺がなく、他の村のお寺まで行かなければなりませんでした。そこで村人達が廃寺を修繕し、功徳を積むための場所、心の拠り所、重要な日には宗教的な儀式を行う場所としました。
"ワット・ロンスアテン "は、チェンライ出身のアーティスト、プッタ・カブケウ(サラノック)氏によって制作されました。彼が大学を卒業した時に、"ワット・ロンクン(ホワイトテンプル)"の建築でチャレムチャイ氏の弟子として学ぶ機会を得ました。(ワット・ロンクンもチェンライで有名な白いお寺で、チャレムチャイ氏も地元のアーティストです。)この機会にその色と美しさが際立つ寺院の建築を学び、後にこの青い寺院を建てたのです。
このお寺に来てまず目を引くのは、"ヴィハーン・ロンスアテン(本堂)"です。2005年10月27日に着工し、そこから11年かけて2016年1月22日に幅13メートル、長さ48メートルの仏堂が完成しました。目立つのは、美しく印象的な青青とした色調、金色とのコントラストが他のお寺と違った個性を作り出しています。本堂の青い色は、世界中に広がったブッダのダルマ(法)を表しています。これは、澄んだ空のように"原因と結果に従って真実がある"という教義です。
そして特筆すべきは本堂に祀られている"プラ・ブッダ・ラチャモンコン・ボディ・トリ・ロカナート"と名付けられた仏像の美しさです。真珠のような白く輝いた仏像で幅5メートル、高さ6.5メートルです。
寺院の裏には"Phra That Ket Kaew Chulamanee Five Buddhas" と呼ばれる 高さ20mの仏塔があります。頂上には仏舎利が納められています。
もしチェンライを訪れる機会があれば ぜひこのカラフルな寺院を訪れることをお勧めします。この珍しい青色の美しさに加え、仏教や神話をモチーフにした繊細な彫刻や壁画の素晴らしさ、建築技術も目を見張るものがあります。私は平日の朝早く来たので人は少なかったのですが、たまたま訪れていたオーストラリアからの旅行者夫婦に、このお寺についてどう感じているか聞いてみました。彼らはこの寺院を建てた人たちの想像力と感性に驚いていました。😊 私もそう思います。
まだタイも本格的に観光客は戻ってきていませんが、近い将来、このワットロンスアテンやチェンライはタイ人、外国人を問わずに多くの観光客が集まる場所になると思います。 皆さんのお越しもお待ちしていますね!それでは、また!
Location : 306 Moo 2, Mae Kok Road, Rim Kok Subdistrict,...
焼き豚のせご飯 – カオ ムー デーン Barbecued red pork in sauce with rice (ข้าวหมูแดง –...
本日紹介する料理「カオムーデーン」はカオ(ご飯)ムー(豚肉)デーン(赤)という名の通り、赤く色づけた焼き豚と揚げ豚に甘いタレをかけてゆで卵などを添えたタイ風焼き豚のせご飯です。豚肉を様々なスパイスでマリネして炭火でこんがり焼いた焼き豚にたっぷりとかけた甘いソースがマッチしてご飯にぴったり。ぜひ皆さんにも試してほしい一品です。
カオムーデーンの歴史は定かではないのですが、第二次世界大戦終わり頃、タイでは豚の赤身肉を使ったご飯はシンプルな料理でした。現在は様々なレシピによるものが一般的に食べられるようになりました。広東料理が発祥のカオムーデーンの赤い焼き豚は豚肉をきび砂糖と香辛料に漬け込んでから焼くのが一般的で、色鮮やかに仕上がるほか、肉の保存期間も少し長くなるそうです。伝統的な手法の焼き豚は、はっきりとした赤色ではありません。タイの典型的なレストランスタイルは食紅を使って豚肉に色を塗り、はっきりした赤に染めて食欲をそそるようにしています。ムーデーンは 広東語の原名「"Cha Xiu"チャーシュー」(直訳すると赤い豚肉)に由来していて、「赤い豚肉という名前がついているならはっきりとした赤でなければならない」というタイ人のこだわりで、現代のムーデーンの色が派手な赤色になったようです。カオムーデーンは屋台、フードコート、レストランなど割とどこにでもあるメニューですが、なかなか美味しいお店が見つかりません。お店ごとに味が違います。
外国人の中には、この料理を知らない、食べたことがないという人もいるかもしれません。しかし、このメニューもタイでは有名な料理のひとつとされていますのでぜひ食べてみてほしいです。美味しいお店を見つけるのは難しいと思いますので、今日は、有名なカオムーデーンのレストランを皆さんにご紹介したいと思います。
1.Thanee Restaurant
バンコクの老舗カオムーデーンの店「ターニー」。カオムーデーンのお店は街のいたるところにありますが、レッドポークとクリスピーポークを作る職人技は、味と焼き方によって異なります。 明らかな勝敗の差は、その店独自のソースにあります。ソースがおいしくないと、まったくおいしくありません。 50歳以上の食通に愛される名店が「ターニ―」です。 このレストランは50年以上営業しています。 オリジナルのソースは、甘過ぎず、しょっぱ過ぎず、とても濃厚、 とてもまろやかな味わいです。 赤豚は香ばしくて柔らかかったです。 クリスピーポークは絶妙な歯ごたえです。価格は 70 バーツ、スペシャルは 90 バーツ。とても美味しかったです。
Location : Phahonyothin, Bangkok (In the mouth of Soi Ratchakru,...
スリ・マハマリアマン寺院 Sri Maha Mariamman Temple (Wat Khaek)
サワディーカー!パットです。今日はシーロムの有名なインド寺に来てみました。スリ・マハマリアマン寺院(ワット・ケーク)は、タイで最も大きく重要なヒンドゥー教寺院です。1879年頃に南インドのタミル・ナードゥ州からタイに移住したインド人によって建てられました。元々この土地の所有者Khun Panの菜園でした。その後、3人のインド人が土地を手に入れ、この寺院を建立したのだそうです。寺院はシーロム通り沿いにあり、隣の道はKhun Panの名前からパン通りといいます。この建設により、チュラロンコン王 (ラーマ 5 世)から王権を授り、この寺院はタイにおいてヒンズー教徒の宗教活動の中心地となりました。
最初は小さなパビリオンとして建てられ、その後寺院が建てられ、インドから運び込まれたスリ・マハ・ウマ・テーヴィー(シバ神の妻で慈悲の女神といわれる)の偶像が祀られました。寺院の建築は南インド様式です。仏教寺院とはかなり異なるカラフルな彫刻が美しいです。当時はヒンドゥー教信者だけのための特別な場所でしたが、現在では、人種や宗教に関係なく、すべての人に開かれています。ただし、ヒンドゥー教の原則に従って、寺院に肉の類を持ち込んではいけない。月経中の女性は敷地内に入ることが禁止されている。寺院内は撮影禁止など、いくつかの制約があります。
この寺院は、タミル人、ヒンドゥー教徒の心の拠り所とされています。この寺院の周辺にはインド人が経営する店やレストランがたくさんありタミルの移民街の雰囲気を感じることができます。シーロムに宝石問屋が多いのもこの歴史の影響があるのではないでしょうか。寺院の外では、ウマ・テーヴィー女神に捧げるためのマリーゴールドの花輪や果物を売る行商人がいます。9 月または 10 月にはナヴァラトリというお祭りがあり、女神の像が街中に飾られます。
ナヴァラトリ(サンスクリット語で“九つの夜”を意味する)は伝統の大行列が繰り広げられる年に一度の大切なお祭りでインド人、タイ人の信者やそうでない人も大勢参加します。この祭りは本場インドでは毎年9月から10月にかけての九日間開催されます。その間にウマ・テーヴィー女神と神々が地上に現れ、世界を祝福してくれるとヒンズー教徒は信じているそうです。タイでのお祭りは1日だけです。その日の夜間はシーロム通りと近隣の道路は封鎖され車両は侵入できません。その熱気はものすごいもので、通りは身動きが取れないほどに人があふれます。道には大きな祭壇、食べ物や宗教的な雑貨の屋台が並び、あたりにはインドの甘いお香の香りが漂っています。賑やかな音楽が流れ占い師や祈祷師などもいます。練り歩く行列の中には金属の棒を頬に貫通させたトランス状態の人、赤い粉を沿道の人々に振りかけるシャーマンのような人たちがいます。沿道の人々はご加護を授かろうとマントラを唱え粉を受け止めます。近所に住む人は祭りの楽器の音や人々の歓声で眠れないそうです。初めて見る方はびっくりするかも知れません。こんな独特の奇祭ですが、残念ながら例にもれずcovidの影響で数年開催されていません。次はいつ開催されるのかもわかりません。
お祭りの日以外でも行けばちゃんとヒンドゥー教の体験ができますよ。寺院の横に入ると、ウマ・テーヴィー女神に敬意を表すために、花の台座を購入する必要があります。マリーゴールドの花台は60バーツ、赤いバラの花台は100バーツと、2種類の値段から選べます。そこには花のほかに果物や飲み物などお供え品が乗っています。
花と果物の台座を買った後、管理するスタッフに従い寺院の中に入りお祈りを終え、中に安置されている女神に供物を捧げます。寺院の中にいると、スリ・マハ・ウマ・テーヴィーの神聖さをひしひしと感じます。 自由に参拝できますが、並んで待っていればバラモンのお坊様にお祈りの儀式をしてもらえます。神様のカードと、額にビンディー(赤い粉)をつけてもらえます。ヒンドゥー教では第三の目と言われるもので真実を見極める力がつきそうです。時間があったらぜひやってみてくださいね。
寺院横の通りにある花飾りの店 。作りたての美しい花飾りはこの辺りで買えます。
装飾やお坊さんの服装なども仏教寺院とはかなり違ってました。とても見応えのあるお寺です。内部の撮影禁止のため、写真をお見せできないのが残念です。ぜひこの寺院を訪れてその目でヒンドゥー教の信仰を体験してほしいです。そして周辺のお店で彼らの文化も見てください。それは興味深い旅の経験ができますよ。😊あなたの新しい体験になることでしょう。それではまた!
Location : No. 2 Soi Pan, Silom Road, Silom, Bang Rak, Bangkok
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