Jim Jum チムチュムจิ้มจุ่ม ‐ Thai hot pot

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「チムチュム」は豚骨スープに生唐辛子、生姜、レモングラス、ガランガル、レッドオニオン、パクチーなどのトムヤムクンにも使われる数種類のタイハーブを効かせたタイの東北部イサーン地方の鍋料理です。辛いスパイス は体内の水分を追い出すのを助ける効果があり、体を温めます。 そして薬効成分も多く含まれています。鍋に入れる具はお好みの肉や野菜などを選ぶことができます。

チムチュムを「イサーンスキ」と呼ぶ人もいます。 いわゆる「タイスキ」(バンコク発祥のしゃぶしゃぶ風鍋料理)のイサーン版といったところでしょうか。タイスキとの違いはチムチュムは素焼きの茶色い土鍋を使うこと。卵などの具材の違いも少しあります。お店も庶民的なところが多いです。「イサーンスキ」と呼ばれるのは具材として春雨が入るからと思われます。本来のチムチュムには春雨は入っていなかったので。

チムチュムは雨季の健康食としてタイ人の知恵により作られた身体に優しいヘルシーメニューです。 一度食べたら必ずハマるイサーン料理のひとつです。 スープはシンプルながら、まろやかな味わいとハーブ出汁のいい香り。 タイハーブや生姜、唐辛子が消化器官の働きを助けてくれる身体に嬉しい一品です。お肉は、豚肉、鶏肉、魚介類など、お好みで沸騰したスープに投入します。野菜は白菜、キャベツ、バジル、空心菜などが人気です。土鍋の蓋を閉めてしばらく待ち、火が通ったら、特製のつけダレ(ナムチム)に付けていただきます。このつけダレがピリ辛でタイ人は大好きです。日本人のあなたには辛すぎるという場合は、お椀に取ったスープと具にタレを少しだけかけてくださいね。

現在タイでも日本のしゃぶしゃぶやすき焼きのお店が多く、素材に合わせてレシピや食べ方を改良しています。タイ人の好みや習慣に合わせてオリジナルとは全く違う料理になっているものもあります。そんな中、本場イサーン料理のレシピを伝承しているチムチュムやジェオホン(土鍋を使った別のイサーン鍋料理)は暑い季節も涼しい季節も、私たちが気軽に食べられるメニューです。今日は、美味しいチムチュム屋さんを紹介したいと思います。 誰もが知っている有名店です。

1. バーン イサーン ムアンヨット

このレストランは10年以上前から営業しています。 当初は、道路脇に停められたカートの中のお店でした。 テーブルもわずかしかありませんでした。 店主はトンさんとナンさん。 夫婦で助け合って2人だけで切り盛りしていました。お客さんが増えてきて、スタッフを雇うようになり、そして現在大きな店舗を持つまでに事業を拡大しました。 味は言うまでもなくとても美味しいです。 値段も高くありません。1 セット 250 バーツです。このレストランには毎日大勢のお客さんがやってきます。そのため、行列に並ぶよりも事前に電話で予約することをお勧めします。
場所はスクンビット31にあり便利です。


営業時間は毎日17.00PM~ 03.00 AM. 遅くまで開いているのも嬉しいですね。
ソンクランや年末年始はお休みになる場合がありますので、お店にお問い合わせください。
089-0125750

2. チムチュム スティポーン ラチャダー ソイ 3

こちらもおすすめのレストランです。 スパイシーなイサーン料理が好きで、チムナム(つけダレ)を食べるのが好きな人にはたまらないお店です。ここの特製チムナムはとても美味しいと評判です。レストラン自体は何の装飾もない商業ビルにあります。しかしこのレストランは伝説のレストランです。 なぜなら、タイ人の間ではチムチュムと言えばまずスティポーンのチムチュムを思い浮かべるから。
当初はBUホテルの横の道端で商売をしていました。お客さんが増えてきて店舗を構えました。
チムチュム スティポーンは近くに2店舗あります。それぞれのオーナーは親戚で味も価格も同じで違いはありません。どちらのお店も10年以上営業しています。 このレストランの価格は 1 セット 100 バーツです。 お肉は2種類選べます。

駐車場については、ちょっと見つけにくいかも知れません。車で来た場合、1時間30バーツで駐車場に停めるか路上駐車することになります。
営業時間は17時~朝4時。場所柄、夜遊びの帰りや食事や飲み会の締めで来る人が多いです。遅くまでやっているので明け方まで飲食店で働いているスタッフも多く利用しているようです。

3.チュムセープ LA

チムチュムが目玉メニューのもう一つのイサーン料理店。Ratchada Huai Khwang地区のラチャダピセーク通り沿いの歩道にあるレストランです。 毎日多くのお客さんがいます。特に夕方になると、仕事を終えたサラリーマンがやってきます。このお店のつけダレは有名です。
この店のポイントは、 濃厚なスープ トムヤムクンのスパイスとハーブの香ばしい香り。 豚のマリネは超やわらかいと評判です。お店自慢のつけダレと一緒に召し上がれ。セットの価格は 230 バーツです。

行き方は簡単。地下鉄タイ文化センター駅 1 番出口。目印はBig C Ratchadaの向かい側、Susco Ratchadaのガソリンスタンドの前です。
毎日営業。 営業時間 11.00 AM ~ 24.00 PM
夜間に行く場合は電話予約をおすすめします。
086-8830333

本日ご紹介したチムチュム。試してみたくなりましたか?
3つの老舗の名店をご紹介しましたが、この他にもチムチュムを食べられるお店はたくさんあります。庶民的なお店で気軽に食べられるのがチムチュムのいいところでもあります。
みなさんもタイに来たらぜひ食べてみてくださいね!それでは、また!

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