バンコク旧市街でタイの歴史をたどる旅!ラッタナコーシン展示館の魅力(NITASRATTANAKOSIN EXHIBITION HALL) 

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今日ご紹介するのは知る人ぞ知る穴場スポット、ラッタナコーシン展示館。 
バンコク旧市街にある歴史展示施設で、ワット・ラチャナダーラーム(ローハ・プラサート)のすぐ近くに位置しています。4階建ての館内では、現在のバンコクへと発展するまでのラッタナコーシン時代の歴史を、最新の映像や展示を通してわかりやすく学ぶことができます。 

この施設は、タイの子どもたちや若者が自国の歴史を学べる場として、タイ王室財産管理局の監督のもと設立されました。館内には、ラッタナコーシン時代の歴史や芸術、文化に関する豊富な展示があり、タイ人にとっては自国への理解と誇りを深める場所となっています。 

また、海外からの旅行者にとっても、タイの歴史や昔の人々の暮らし、そして現代へと続く文化の変遷を知ることができる貴重なスポットです。楽しみながら学べる工夫が随所に施されており、大人から子どもまで飽きることなく見学できます。 

ラッタナコーシン島周辺の観光を予定している方にとっては、寺院や歴史的建造物を巡る前に立ち寄ることで、バンコクやタイ文化への理解がより深まるおすすめの施設です。タイらしさの魅力を知りたい方は、ぜひ訪れてみてください。 
 
**ラッタナコーシン時代とは、1782年にラーマ1世がバンコクを首都として開いた王朝時代のことを指します。現在も続く王朝であり、タイの近代化や発展の歴史そのものともいえる時代です。** 

~ラッタナコーシン初期の人々の暮らしをたどる展示~ 

展示の最初のエリアでは、ラッタナコーシン王朝初期の人々の生活の様子を紹介しています。 

誕生から人生の節目、そして最期を迎えるまでの暮らしを、伝統的なタイの家屋の模型や水辺の風景を使ってわかりやすく再現。かつて人々が川とともに生活していた時代の様子や、当時の生活文化に触れることができます。 

タイの人々の日常や価値観を知ることができる展示で、現在のバンコクが発展する以前の暮らしを身近に感じられる内容となっています。特にタイ文化や歴史に興味のある方には、見逃せない見どころのひとつです。 

「ボートに乗って体感する、水辺の暮らし」 

次の展示では、ガイドの案内でボートに乗り込みます。実際にボートが用意されているので、初めて見る人はきっと驚くはずです。 
席に着くと、なんとボートがゆっくりと動き始めます。まるで本当に川を進んでいるかのような演出で、ラッタナコーシン初期の人々の暮らしを体感しながら見学できます。 

航行中は、川沿いで生活する人々の様子や当時の風景が映し出され、光や映像、音声解説が一体となってわかりやすく紹介されます。タイの人々が水辺とともに生きてきた歴史を、臨場感たっぷりに感じることができるでしょう。 

さらに、ボートは映像に合わせて前後左右に揺れる仕掛けになっており、まるで本当に運河を進んでいるかのような没入感があります。アトラクション感覚で楽しめるため、大人も子どもも夢中になれる人気の展示です。特にタイの水上生活や昔のバンコクの風景に興味がある方にはおすすめの体験です。 

「時代はラーマ4世へ ― 西洋文明との出会い」 

ボートはさらに進み、次の展示エリアへと入っていきます。 
ここから舞台は、ラーマ4世(モンクット王)の時代へ。川沿いの素朴な暮らしが描かれていた世界から一転し、タイが近代化への道を歩み始めた時代へと移ります。 

ボートが目的地に到着すると、そこには西洋からもたらされた新しい文明や文化の世界が広がっています。外国との交流が活発になり、西洋の技術や知識、生活様式が少しずつタイの人々の暮らしに影響を与え始めた時代です。 

それまでの伝統的な生活はどのように変化していったのでしょうか。近代化の波を受けながら発展していくタイ社会の姿を、映像や展示を通してわかりやすく学ぶことができます。 

「タイ伝統医学と薬局の歩み」 

この展示では、タイ伝統医学の歴史と発展について紹介されています。 

タイ伝統医学では、古くから植物や動物、さらには鉱物などの天然素材を用いた処方が受け継がれてきました。長い年月をかけて培われた知識と経験に基づく治療法は、タイの人々の暮らしに深く根付いた貴重な知恵として今も大切にされています。 

その後、シャム(現在のタイ)に西洋医学が広まり、多くの人々が西洋式の医療を利用するようになると、医療のあり方にも変化が訪れました。こうした時代の流れの中で、タイ伝統医学も発展を続け、治療法や教育制度の整備を進めながら、国際的な基準に対応できるよう改善が図られてきました。 
これは単に西洋医学に対抗するためではなく、タイ独自の医療文化や知識を次世代へ受け継ぎ、失われることなく守っていくためでもありました。 

現在でもタイでは、病院での西洋医学による治療と並行して、ハーブ療法やマッサージなどの伝統医学が広く活用されています。この展示では、タイの人々が長年大切にしてきた医療の知恵と、その伝統を守り続ける取り組みについて知ることができます。 

「西洋式デパートの登場 ― タイに広がる新しい買い物文化」 

ラーマ4世(モンクット王)の時代に道路整備が進められると、街の風景や人々の暮らしにも大きな変化が訪れました。 
道路沿いには外国人商人が次々と進出し、商店や店舗を開設。政府も貸店舗となるショップハウス(店舗兼住宅)を建設し、その賃料を国庫収入として活用していました。 
当時の店には、布地や石けん、歯磨き粉、香水など、西洋から輸入されたさまざまな商品が並びました。これらは当時のシャムの人々にとって非常に珍しく、最先端の流行品として注目を集めていたそうです。 
 
ラーマ4世の時代に始まった西洋文化の流入は、ラーマ5世の時代になるとさらに加速しました。なかでも有名だったのが、1884年にイギリス人商人によって設立された「バドマン百貨店(Badman Department Store)」です。ここは西洋式のショッピングを体験できる先進的な店舗として知られ、多くの人々が新しい商品や文化に触れる場となりました。 

この展示では、西洋文化の流入によって人々の買い物や生活スタイルがどのように変化していったのかを知ることができます。現代のショッピングモールが当たり前になったバンコクですが、その始まりにはこのような西洋式デパートの存在があったことがわかり、興味深い展示となっています。 

「サイアム銀行(現在のサイアム・コマーシャルバンク)」 

ラーマ5世(チュラロンコン大王)の時代になると、タイは近代国家として大きく発展を遂げていきます。その中で重要視されたのが、国の経済と金融システムの整備でした。 

当時の国王は、外国資本に依存しすぎることなく、タイが経済的な独立を維持することの重要性を強く認識していました。そこで国家経済の発展と金融の安定を目指し、小規模な商業銀行の設立を試みたのです。 
これが後に、タイを代表する銀行のひとつである Siam Commercial Bank(SCB) へと発展しました。 

展示では、当時の銀行業務の様子や金融制度の発展について紹介されており、ラーマ5世の近代化政策がタイ社会に与えた影響を知ることができます。 

「タイ郵便の誕生と郵便配達の進化」 

1883年にタイの郵便事業が正式にスタートしました。これは、近代国家を目指していた当時のタイにとって重要なインフラ整備のひとつでした。 

創設当初、郵便配達員は主に徒歩で手紙や郵便物を届けていました。街を歩き回りながら配達するのが一般的で、配達範囲にも限りがありました。 
その後、より効率的に郵便を届けるため、自転車が導入され、1952年には、郵便配達にオートバイが本格的に採用され、タイの郵便サービスはさらに発展していきます。交通手段の進化とともに、郵便網も拡大し、人々の暮らしを支える重要な役割を果たしてきました。 

この展示では、徒歩、自転車、そしてオートバイへと変化していく郵便配達の歴史を通して、近代化が進むタイ社会の姿を垣間見ることができます。普段何気なく利用している郵便サービスにも、こうした長い歴史と工夫があったことを知ることができる興味深い展示です。 

「防空壕 ― 第二次世界大戦下のタイの暮らし」 

この展示では、第二次世界大戦中のタイの人々の暮らしと、防空壕の役割について紹介されています。 

戦時中、多くの物資が軍事目的に優先的に使用されたため、人々の生活は厳しいものとなりました。食料や日用品が不足し、一般市民は不自由な暮らしを余儀なくされていたといわれています。さらに、戦争が激化すると空襲の危険も高まりました。特に夜間には爆撃機が飛来することがあり、警報サイレンが鳴ると、人々は急いで避難しなければなりませんでした。 

こうした状況に対応するため、各地に防空壕が建設され、市民が爆撃から身を守るための避難場所として利用されました。展示では、当時の防空壕の様子や戦時下の暮らしが再現されており、平和な時代には想像しにくい人々の日常を知ることができます。 

「理髪店の誕生 ― 西洋文化がもたらした新しい身だしなみ」 

現在では街のあちこちで見かける理髪店ですが、昔のタイには店舗型の理髪店はありませんでした。 
当時は理髪師が道具を持って客のもとへ出向き、その場で髪を整えるのが一般的だったといわれています。 
その後、西洋文化の影響を受けて人々の髪型にも変化が現れます。タイの人々が従来の伝統的な髪型から、西洋風のスタイルを取り入れるようになると、より専門的な技術や設備が求められるようになりました。 

こうした社会の変化を背景に、ラーマ4世(モンクット王)の時代には理髪店が誕生し、人々が定期的に髪を整えるための場所として利用されるようになりました。 

「テーラーショップ ― オーダーメイド文化の始まり」 

昔のタイでは、現在のように既製服を購入する習慣はありませんでした。人々は自分で布を用意し、家族で縫製したり、仕立ててもらったりして衣服を作っていました。 

その後、社会の近代化が進むにつれて衣服のスタイルも変化し、より洗練された洋装が広まっていきます。こうした流れの中で、ラーマ8世(アーナンタ・マヒドン王)の時代になると、専門的に服を仕立てるテーラーショップ(仕立て屋)や洋服店が営業するようになりました。 

店では顧客一人ひとりの体型や希望に合わせて採寸し、オーダーメイドで衣服を仕立てていました。当時は既製服がまだ一般的ではなかったため、こうした仕立て屋が人々の衣生活を支える重要な役割を果たしていました。 

現在でもタイはオーダースーツやオーダーシャツで有名ですが、その背景には長い仕立て文化の歴史があります。この展示では、当時の裁縫道具や仕立ての様子を通して、タイの衣服文化の変遷を知ることができます。 

「雑誌店 ― 広がる情報と娯楽の世界」 

タイにおける雑誌文化の始まりは、ラーマ6世(ワチラーウット王)の時代にさかのぼります。当時の雑誌は現在のような娯楽性の高いものではなく、政治に関する意見や社会問題、医学の新しい知識、ボーイスカウトや赤十字活動などを中心に扱う、比較的専門的な内容が主流でした。 

その後、ラーマ7世の時代以降になると、雑誌の内容は大きく多様化していきます。小説や連載ドラマ、観光情報、ファッション、学術知識など、人々の暮らしや趣味に寄り添った記事が増え、より多くの読者に親しまれるメディアへと発展しました。 

この展示では、当時発行されていた雑誌の表紙や記事を通して、タイ社会の変化や人々の関心の移り変わりを知ることができます。 

「コーヒーショップ ― 人々が集う交流の場」 

タイでコーヒーを楽しむ文化が広く普及したのは、ラーマ7世(プラチャーティポック王)の時代以降とされています。 

コーヒーショップは単に飲み物を楽しむ場所ではなく、人々が集まり、会話を交わし、さまざまな意見や情報を交換する社交の場として親しまれていました。 

現在のバンコクにはおしゃれなカフェが数多くありますが、その背景には長いコーヒー文化の歴史があります。この展示では、当時のコーヒーショップの雰囲気を通して、近代化が進むタイの人々の暮らしや社交文化を垣間見ることができます。 

「ジュークボックス ― 時代を彩った音楽エンターテインメント」 

ジュークボックスは、コインを入れて好きな曲を選ぶと、その場で音楽が流れる仕組みで、レストランや喫茶店、娯楽施設などで人気を集めました。 
特に1960年代から1990年代にかけては、ジュークボックスが人々の娯楽を象徴する存在として広く普及しました。友人同士で曲を選んだり、お気に入りの曲を手軽に聴いたり、多くの人にとって特別な楽しみだったのです。 

今ではレトロな存在となりましたが、その時代を知る人にとっては思い出深く、若い世代には新鮮に映る展示のひとつです。 

「映画館 ― 新しい娯楽の登場」 

ラーマ7世(プラチャーティポック王)の時代、映画はタイで人気の娯楽として広く親しまれるようになりました。当時はまだ本格的な映画館が少なかったため、チャルーン・クルン通りに大規模な劇場が建設され、映画文化の発展を支える拠点となりました。 

この展示では、映画がタイの人々の暮らしに浸透し、新しい娯楽として定着していった様子を知ることができます。 

「ラッタナコーシン王朝を支えた歴代国王たち」 

続いて案内された3階の展示では、ラッタナコーシン王朝の歴史と発展について紹介されています。 
このエリアでは、王朝がどのように築かれ、発展してきたのか、そして歴代の国王たちがどのように国を導いてきたのかを学ぶことができます。 

タイが今日まで繁栄を続けてこられた背景には、歴代国王たちの尽力がありました。国の危機に立ち向かい、人々の暮らしを守り、より良い社会を築くために果たしてきた役割が、映像や展示を通してわかりやすく紹介されています。特にタイの歴史や王室に興味のある方には見応えのあるエリアです。 

「ラッタナコーシン・スカイビューで絶景を満喫」 

展示の最後は、館内でも人気のスポット「ラッタナコーシン・スカイビュー」で締めくくられます。ここを訪れたら、ぜひ展望スペースにも立ち寄ってみてください。写真撮影にもぴったりの場所で、ラッタナコーシン地区の歴史的な街並みを一望できます。 

展望エリアからは、Golden Mounten(プーカオトーン)、Mahakan Fort(マハーカーン砦)、Wat Ratchanatdaram Worawihan(王室寺院)、そして有名なLoha Prasat(ロハ・プラサート仏塔)などを眺めることができます。 

歴史展示でラッタナコーシンの歩みを学んだ後に実際の街並みを見渡すことで、これまで見てきた歴史がより身近に感じられるはずです。旅の締めくくりにふさわしい、開放感あふれるスポットです。 

**見学時間はおよそ2時間。ラッタナコーシン時代の人々の暮らしや文化、そしてタイが歩んできた歴史を楽しく学ぶことができました。 
展示は映像や体験型アトラクションが充実しているため、歴史に詳しくない方でも飽きることなく見学できます。気がつけば、タイの過去から現在までの歩みにすっかり引き込まれていました。 

館内のキャッチフレーズである「時代の価値を、一日で体験するという言葉のとおり、ラッタナコーシン王朝の歴史や文化を効率よく学べるスポットです。 

バンコク旧市街を訪れる機会があれば、寺院巡りとあわせてぜひ立ち寄ってみてください。タイという国をより深く知ってほしいです。それでは、また! 

基本情報 

📍 所在地 
Rattanakosin Exhibition Hall 
100 Ratchadamnoen Klang Road, Wat Bowonniwet, Phra Nakhon, Bangkok 10200 

🕒 営業時間 
火曜日~日曜日 9:00~17:00 
※月曜日休館 
※最終入館は15:00 

📞 電話番号 
02-621-0044 
02-226-5047~48 
 

入館料 

  • タイ人:70バーツ  
  • 外国人:100バーツ  

入館無料 

  • 身長120cm以下の子ども(国籍不問)  
  • タイ国内の学校・大学(学士課程まで)に在籍する学生・生徒 
    (制服着用または学生証提示)  
  • 60歳以上のタイ人(身分証明書提示)  
  • 僧侶・沙弥(見習い僧)  
  • 障がいのある方 

**アクセス** 

バス利用 

BTSから路線バスに乗り換え、ワット・ラチャナダーラーム(ローハ・プラサート)前で下車。展示館までは徒歩数分です。 

セーンセープ運河ボート利用 

アソーク周辺から向かう場合は、セーンセープ運河ボートに乗り、**パンファー・リラート橋船着場(Phan Fa Lilat Pier)**で下船します。 

そこから徒歩約10~15分で展示館に到着します。運河ボートはバンコク名物の交通手段のひとつで、渋滞を避けて移動できるため観光客にも人気です。 
 
 
https://maps.app.goo.gl/TMJh4pmP6TBBgkqPA 

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