ロン1919

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LHONG 1919 (ロン1919)は2017年にオープンしたチャオプラヤー川沿いの商業施設です。6800㎡の敷地に残されていた19世紀の華僑の邸宅や倉庫やオフィスを再利用したノスタルジックな建物があり、今では、トンブリー地区の新しい観光地として多くの外国人やタイ人のティーンエイジャー達が写真を撮りに訪れています。 

話によると、この場所は167年前にWanglee(ワンリー)というタイ華僑の人物が開業した商船用船着場だったそうです。 

元の名前はHoi Chug Long(ホイジュンロン)といいタイで中国人がより多くの自由な貿易ができるよう1850年に建てられました。その当時中国からの貨物船がたくさん入港し、ワンリー家を含む彼らはタイでビジネスを始めるために家族でこの地域に済み始めたのです。そして中国との交易の中心地となりました。 

それから時は経ち、長い間使われていなかった商船用港の街がリニューアルされ、タイと中国の文化が融合した新しい観光スポットとして蘇りました。 

古い建物に修復作業を施し耐久性のある建物に変えましたが、スタイルは変えずに古きよき時代のオリエンタルでノスタルジックな中国文化を感じさせる雰囲気そのままです。 

今日、私たちはBTSでLHONG1919へ向かいます。BTSアソーク駅からサパーンタクシン駅までは44バーツです。 

サイアム駅で降りたら下の階に降りて、シーロム線のバンワー行きの電車に乗り、サパーンタクシン駅で降ります。船着場は駅からすぐです。 

  白い屋根のある歩道を歩いて案内板を左に行くと船着場へ着きます。 

この青い看板のチケット売り場でLHONG1919へ行くためのボートチケットを購入することができます。価格は60バーツです。 

アイコンサイアムへは無料ボートが出ています。 

ちょっと高いですが5分でLHONG1919に着けますのでこのエクスプレスボートのチケットを買いました。タクシーでも行けますが時間によっては渋滞があるのであまりお勧めしません。 

ボートが到着すると、スタッフが呼びこんでくれますので乗船しましょう。私が購入したボートは青い旗が目印です。ちょっとお高めのエクスプレスボートなのであまり人がいなくて快適です。無料のボートはやはり人気があるのでいつも混んでいて座れないこともあります。 

わずか5分でLHONG1919(シー・プラヤ船着き場)に到着しました。 

ボートを降りて、桟橋を歩いていくとレストランが見えます。 このレストランの名前はRong si(ロンシー)。ここはシーフード料理が特に人気があり、夜は予約が埋まっていることもあるそう。大きなエビ料理が有名です。 

その隣には古い倉庫のような建物が並んでいます。ここもインスタ映えするのでみんなが撮影していました。  そこから歩いて行くと正面一番奥に美しい寺院が見えてきました

LHONG1919の中を散策する前にぜひこの寺院の神様に敬意を払いお参りしてみてください。 ここは媽祖神社という中国の航海の神様を祀る寺院で、インスタ映えももちろんですが、 その頃、タイの中国人の心の拠り所であり、タイでの富と繁栄を祈った場所でしたので、パワースポットでもあります。願い事がかなうパワーがあるかも? 

さっそく私もお参りしてみました。 

初めにお参りのためのお香とろうそくセットを買います。価格は40~100バーツです。 私は100バーツのスペシャルバージョンの長いお香を選びました。  

中国式のお参り方法を説明します。 

まず、2本のろうそくと3本の大きなお香に火をつけます。 

これらの3本の長い線香は、天地に向けてお祈りすることを意味します。お祈りを唱えたら、線香を香炉に立てます。 

次に、残りの香をすべて灯します。     

お祈りを唱えたらお線香を3本ずつ、5つの香炉に入れます。 

奥に向かって歩いていき、お線香を2本ずつ2つの小さな祭壇の前の香炉に立てます。   

その後、2つの香炉に1本ずつお線香を立てておしまいです。 

全部で21本のお線香をお供えしました。 

最後に鐘と太鼓をならして幸運を祈ります。 

このたくさんの線香をそれぞれに立て時間をかけてお祈りすることで穏やかな気持ちになりました。 

お参りを終えた私はお腹がぺこぺこでしたのでこのクイッティアオ(タイラーメン)の店に入りました。 

注文するときはこの紙に記入します。英語表記もあるので安心してくださいね。 

バーミーナーム 55バーツでした。 美味しかったです。   

ヌードルを食べたお店の中はタイスタイルのアンティークが飾られていました。 

麺屋の他に、一般的なレストランもあります。 

レストランは4店舗くらいありました。 

タイレストラン 

タイ料理のメニュー 

インスタ映えしそうな建物でしょう?。 

この1階に先ほどのレストランがあります。 

そしてこの建物の2階にはいろいろなコンセプトのおもしろそうな部屋があります。 

さっそく上がってみてみましょう! 

タイ人が描いた女性の絵画の部屋 

ラマ9世の銅像など飾られている部屋 

昔ここで中国人が経営していた薬局を再現しています。漢方の量り売りのお店は今でもタイにあります。 

ここからは古い中国スタイルの部屋が続きます。各部屋は立ち入り禁止になっていますが、 

ドアから写真を撮ることができます。当時の面影が感じられますね。 

リビングルーム   
ベッドルーム

昔の中国の軍隊の像やちょっと変わったオブジェがあります。 

建物内の雰囲気。古きよき時代のノスタルジックな雰囲気です。 

また1階に戻ってきました。レストランやカフェの他にタイ人デザイナーによるショップなどもあります。 

ギフトショップ。タイ製のお土産物が売っています。 

おしゃれなデザイナーズや雑貨のお店。ここでしか買えないお土産も見つかるかも。 

昔の中国の港はこんな感じだったのでしょうか。この小さな路地を当時のタイ人と中国人が行き来していたのでしょうね。 

少し壊れた廃墟のような建物も何故か懐かしく趣があって、いい雰囲気です。 

ここからはLHONG1919の中でも大人気のインスタスポットです。昔本当にあった町の中の壁の絵を再現したそうです。ここで写真を撮ることをお忘れなく! 

昔の人たちのお花見でしょうか?カードゲームに興じていますね。 

窓を覗き込む当時の子供たちの姿。 

失われた街の小道には当時の面影が。 

帰りのボート乗り場 

そろそろ家に帰る時間がやってきました。行きとは逆に今度はサトーン桟橋まで戻るチケットを60バーツで買いました。 電車(BTS)で戻るには便利です。 

ここから※アイコンサイアムまでの無料ボートが出ているので、お時間のある方は足を伸ばしてみてもいいですね。※2018年11月にオープンした最先端のショッピングモールとレストランを楽しめるタイ最大の商業施設。 

このLHONG1919はもし写真を撮ることが好きであればとてもお勧めの場所です。 

私もこの他にたくさんの写真を撮りました。 

フォトジェニックな建物や風景、オリエンタルな中国文化、ノスタルジックな当時の雰囲気、そして現代のタイのアートな空間をのんびりと散策して楽しんでいたらあっという間に3時間くらいたっていました。ぜひ皆さんもスマホ片手に行ってみて下さい。 

バンコクからの行きかた 

BTSサパーン・タクシン駅そばのサトーン桟橋から 

水上バス「チャオプラヤーエキスプレス」で2つ目の「シー・プラヤ船着き場」下船。 

乗船時間 約8分。50バーツ。 

またはアイコンサイアムまでの無料ボートでアイコンサイアム下船。徒歩約15分。 

またはBTSサパーン・タクシン駅かBTSクルン・トンブリー駅からタクシーで約12分。 

住所:248 Chinag Mai Rd. Khwaeng Khling San 

営業時間:9:00~20:00 

連絡先:091-187-1919 

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