The One Ratchada night Market (ザ ・ワンラチャダ―ナイトマーケット(旧鉄道市場))

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ラチャダ地区の新しいナイトマーケット「ザ・ ワンラチャダー」。以前は、タラート ロットファイ ラチャダ―(ラチャダ―鉄道市場)として知られていました。しかし、2021年7月にCOVID-19の影響で閉鎖されました。そして約1年後新しいナイトマーケットがオープンしました。それがThe One Ratchada Marketです。鉄道市場と同じ場所に新たなナイトマーケットを復活させたのは興味深いですね。バンコクに観光で来たらぜひ訪れてみてください。毎日営業していますが、平日の市場はかなり寂しいです。どのナイトマーケットも週末はにぎやかですが、特にここは裏手にパブやバーがあるので、かなりにぎやかになりそうです。今日はオープンして約半年経ったこのマーケットを探検してみようと思います。どんな面白いお店があるのでしょうか? ≡ まずは食べ物エリアから~^∇^ ≡ 日本でもおなじみの「ミロ」。タイでは「マイロ」と発音します。なぜ「スクール・マイロ」かというと、タイの小学校でよく配られていたなつかしの味なんです!今でもコンビニなどで買えますし、自分で粉から作ることもできますが、あの学校で飲んだ味!を再現したのがこの「スクール・マイロ」。まろやかな美味しさ。子供の頃を思い出します。5555!他のマーケットでも人気です。 豚の首の骨付き肉をやわらかく煮込んだ豚骨ベースの出汁に青唐辛子やライムがたっぷり。見た目もインパクトのある酸っぱ辛いスープです。大人数で行ったらぜひXXLサイズを注文してね! 日本スタイルのクレープはタイでも人気です。すべての味を食べてみたい! スムージー屋さんはバンコクにたくさんありますが、このお店の果物の種類の多さはすごいです。好きな果物を選んでミックスすることもできます。選ぶのが楽しいですよね! 日本食はタイ人も大好き!日本食の屋台も多いので私は東京にいるような気分になれます!555! タイ風エビの踊り食い。またはダンシングシュリンプ55555。名前のとおり、ヤム(和える)クン(エビ)テン(踊る)水槽の中の活きのいい川エビを生のまま、ナンプラー、ライム、タイハーブや香辛料などで和えていただきます。この市場では、イサーン料理もたくさん売っています。ぜひ 試してみてください。ちょっとびっくりしちゃうかも。でも、とても美味しいよ! このお店はフライドポテト屋さんでは珍しくお客さんが並んで待っていました。人気のお店ですね。 こちらも水槽の中の活きのいいものをその場で調理しています。  でも今日は残念ながらお店が閉まっていたので、ハーブジュースを飲むことができませんでした。このお店は粘土の焼き物にカップにジュースを入れてくれます。もちろんお持ち帰りできます。 ≡ 中華系の屋台もたくさんあります。≡ かなり激辛らしくて、私は味見する勇気がありませんでした。。誰か味見する機会があったら 感想を教えてほしいです。 オリジナルレシピです。 中国人の店主が試食を勧めてくれました。「おいしさは保証しますよ!」と言われましたが、ショーケースに置かれた小さなワニを見た私は丁重にお断りしました。55555! マーケットに来ていた10代女子2人にインタビューしてみました。彼女たちはこの市場に週1、2回タンフールーを食べに来ると言っていました。私がタンフールーを知らないと言うと、ぜひ食べてみてほしいと勧められてこのお店まで案内してくれました。それは砂糖でコーティングされた果物でした。中国の伝統的なお菓子だそうです。日本のお祭りでよく見かけるリンゴ飴のようなものでしょうか。普通のぶどうやイチゴが砂糖でコーティングされていたのには驚きました。シンプルだけど本当に美味しかったです。今大人気だというのも納得です! ≡ 食べ物や飲み物のほかにこの市場には、衣料品、靴、アクセサリーなどのお店もたくさんあります。≡ 昔ながらのタイのお菓子やおもちゃを売っているお店です。 市場の裏のエリアは冒頭で紹介したようにいくつかのバーが開いています。お休み前の金曜、土曜は飲みに来る人が多く大変混雑します。遅くまで営業しているので覗いてみてくださいね。 この新しい市場はいかがでしたか?ここは昔の蚤の市のような市場とは全く違います。 観光客にはまだあまり知られていません。 浸透するにはまだ時間がかかると思う穴場ですね。バンコクに来る機会があれば、このマーケットに来ることをお勧めします。MRT駅のすぐそばなのでとても便利です。この場所を気に入ってもらえるとうれしいです。ここでは紹介しきれないたくさんのお店がありますので、新しいナイトマーケット「ザ・ワンラチャダー」に是非一度足を運んでみてくださいね! 場所:The One Ratchada Market (ザ・ワンラチャダ―マーケット)営業時間:毎日17:00〜24:00**地下鉄(MRT)でタイカルチャーセンター駅下車 3番出口徒歩4分(エスプラネード ラチャダー裏)

バンランプー博物館 Banglamphu Museum 

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サワディーカー!パットです。今日はバンコク中心地にあるちょっとレアな博物館を紹介するよ!  バンランプー博物館は、財務省とバンランプー コミュニティの協力によって設立されたラーニングセンターです。2015年8月21日 マハ・ チャクリ シリントーン王女殿下が博物館の開館式を主宰しました。この博物館はもともとラーマ 5 世の時代に財務省長官であったプラヤ ノラナートパクディー の住居でした。 その後、倉庫、教科書店、ワット・サンウェット学校、クルサファ印刷所として使用されました。 現在、博物館は大蔵省財務局の国有財産として登録されています。 展示のハイライトは、財務省の 5 つのミッションの展示と初期のラッタナーコーシン時代から現在までのバンランプーのコミュニティの歴史です。  バンランプーはこの界隈の地名であり、かつての住民の生活様式や歴史的な物語を再現した興味深い、現代的な博物館です。内部は、ユニバーサルデザインに配慮した空間になっており、ご高齢の方もどなたでもご利用いただけます。展示は2つの建物に分かれています。 内部のL字型の建物は展示室となっています。  1階は マハ・ チャクリ シリントーン王女殿下の部屋です。 女王陛下に敬意を表して展覧会を開催しました。現在はバンランプーの歴史に関する写真を展示しています。  「城壁」  プラナコーン区の城壁は、ラーマ1世の時代からアユタヤの城壁からレンガを持ち込んで建設され、全長は約7キロで、ラッタナーコーシン島一帯を囲い護っていました。  「城門」  城門は、その特徴から上門と下門または小口門と呼ばれる2種類に分けられます。 (この写真は上門です。) ラーマ1世時代の最上階の扉は、赤く塗られた木でできており、中はモンドップ(経を唱える場所)だったそうです。  2 階は、財務省の歴史と役割に関する常設展示場です。 ここではコインの製造工程を観ることができます。  このコーナーは、展示室が分かれています。とても興味深いです。2階の様子を見てみましょう。  Room no 1.  この部屋では、バンランプー博物館になる前の様子が展示されています。 この場所はかつては学校でした。その後出版社になりました。 昔撮影された様々な写真が展示されています。  1925年には文部省から、建物を改修して教科書やテキストを販売する商店にするよう要請されました。  1991 年から 1995...

KOH KRET コ・クレット(クレット島)

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クレット島はアユタヤ時代後期から栄えた地域です。 ここは交易の街であり、行き来する船の検問所でもありました。アユタヤ王朝のターイサ王の治世にチャオプラヤー川に沿って運河を掘り近道となる水路を作る工事をしました。水上輸送の時間を短縮することによりジャンク船の航行の遅れを解決、また当時のアユタヤの経済発展のために王が発案し、1722年に完成しました。当時の運河はクロン・ラット・クレット・ノイと呼ばれ、運河の始まりや河口をパク・クレットと呼び一般に親しまれていました。その後、ラット・クレット運河は流れの強さによって破壊され、より広い川になりました。そして徐々に陸から分かれて突き出た岬が現在のような中州、川の中の「島」の状態になった土地が「クレット島」として知られています。 紀元前1774年頃タークシン大王の時代には、モン族が移り住み、パク・クレット地区に家を建てることを快く受け入れました。パトゥムタニ県サムコック(クレット島を含む)地域です。 モン族はミャンマーとの戦争に敗れたため、タークシン王の権威と善意を頼りに家族で移住してきた人たちもいました。 クレット島の歴史については、おわかりいただけましたか?ここからは島内の興味深いものを見てみましょう。ここは外国人観光客が訪れる人気の観光地として上位にあがる場所なのできっと何か面白いものがあるのでしょう! ムタウパゴダは、土手の上にある仏塔とその周辺の地盤沈下が原因で、台座が傾いてしまったのですが、自然の偶然が引き起こした美しさです。クレット島の端にあり桟橋から見ることができます。白いラマンパゴダでパゴダの上に結ばれている赤い布は、モン族の文化の象徴と言われています。ミャンマーにあるシュエモードパゴダを模して造られたまさにモン族の芸術です。もともとは直立で建てられていたのですが、水の浸食により、1891年頃にパゴダが倒れ、傾いたそうです。その独特な景観のため、現在でもノンタブリー県、クレット島のシンボルとなっています。 クレット島側へ渡ると、レンタル自転車のサービスがあります。電動アシスト自転車が1時間150バーツ、自転車が1日40バーツでレンタルできます。とはいえ、そんなに広いエリアではないので(面積3.5キロ㎡、1周7キロ)歩いて村の雰囲気や村人の生活を見るのもおすすめ。ちょうどいい運動になりそうです。 この村に入った時、私はビックリしてしまいました。なぜなら、村の中は寂しく廃墟のようだからです。以前来た時には、この辺りは人がたくさんいたはずです。今日は開いていないお店が多いことにがっかりしました。でも、入り口のところに座っているおじさんに中に入ってみろと言われました。 少しは開いているお店があるのでしょう。お店は少ないかもしれませんが、おじさんの言うことに従って入ってみました。 このお店では、カノムカイプラーというタイの伝統的なデザートを売っていて、私はこのデザートを初めて見ました。売り子さんはとても親切で、ただで試食させてくれました。米粉やオウギヤシの実などから作った種をゆでたもので、カイプラー(魚卵)という名前は形だけで、魚は入っていません。初めて見る不思議なデザートで、ちょっとドキドキしましたが、美味しかったです。 少し歩くと、香ばしい良い香りがしてきます。別のタイのデザートのお店がありました。クレット島には、なかなか見ることのない珍しいデザートや食べ物があります。種類も多くて見た目にも可愛くて楽しくなります。なによりここもお店のオーナーが親切です。試しに食べてみて、気に入ったら買ってみてください。一口サイズで値段も高くないですしね。 アユタヤ時代初期の伝統的なおやつです。ムーサロンは宮廷料理の前菜としても出てくるのですが、麺を巻き付けたり調理に手間がかかるので一般的には食べられない貴重な料理です。クレット島で出会えました! 記念に写真を撮ることができます。価格は1枚50バーツ(フレーム別)です。 この工房はモン族の独創性から生まれた作品を作っていて、クレット島で最も有名な陶器工場として知られています。クレット島ではおじいちゃん、おばあちゃんの世代から代々陶芸の技法が受け継がれてきました。昔は村人たちが水を入れる壷として作っていました。しかし、現在では贈り物やお土産用などの様々な製品が作られています。さらに、ここでは陶芸を習うことができます。授業料はたったの100バーツ。終了後、自分の作品を持ち帰ることができます。 これらはクレット島のショップやアクティビティのほんの一部です。というのも、私が来た日はまだ開いているお店が少なかったのです。陶器工場のオーナーの話ではこの4~5ヶ月の間にクレット島は大洪水に見舞われて先週水が引いたばかり。そして、洪水で数ヶ月閉鎖されていたお店が先週オープンしたばかりなのです。やはり川の中の島なのでそういったリスクは仕方ありません。「来週以降、徐々にお店がオープンし始めると思います」とも言ってくれました。また、「クレット島がオープンしていることを広めてほしい」とも言われました。また、以前のように多くの観光客が訪れる賑やかな雰囲気が早く戻ってくることを私も心から願っています。 クレット島への行き方自家用車 : 車でPak Kret交差点まで移動。Chaeng Watthana Roadを直進 Pak Kret Municipalityに向かう途中 Major Hollywood cinemaの20mほど先をSoi Chaengwattana-Pakkred 4へ左折。 Sanam Nuea寺院まで約2km、寺院に車を停める。駐車料金は30バーツです。その後、ボートでクレット島へ渡ります。約3分で到着。(ワット・サマンヌアに車を停めるなら、正午前に行くことをお勧めします。正午以降は、駐車スペースを見つけるのがかなり難しいかもしれません。) 料金は時間によって違いますが3~5バーツ程度です。運行時間は平日5:00 ~21:30(日曜日は21.00まで) バス:ビクトリーモニュメント(Phahon Yothinパポン・ヨーティン側)からPak Kret 行きの166番のバスに乗車。Major Hollywood...

WAT PHRATHAT PHA SORN KAEW ワット・プラタート・パーソーンケーオ 

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サワディーカー! パットです。今日はタイの中部に位置するペッチャブーン県にある寺院 をご紹介します。   この「ワット・プラタート・パーソーンケーオ」があるのは別名「タイのスイス」と呼ばれるペッチャブーン県のカオコーという地域で、山々が連なる緑豊かな森に囲まれた肥沃な高原地帯の総称でここには国立公園もあります。この寺院も山の上に建立されており、雨季から今のような乾季の季節にはしばしば雲海を見ることができます。それもこの地域の観光名所となっています。この豊かな自然に囲まれた寺院は風水的にもご利益がありそうです。  ワット・プラタート・パーソーンケーオは、2004年に"ブッダ・ダンマサタン・パーソーンケーオ"という名前でダルマ(仏法)の実習センターとしてアムナート・オーパーソー大僧正により設立され、2010年7月1日にサンガ最高評議会(タイの仏教秩序の統治機関)から"ワット・プラタート・パーケーオ"という縁起の良い名前で寺院を設立することが承認されました。元々はこの山の洞窟に空からビー玉のようなものが飛んできたのを多くの村人が目撃して、仏の魂が飛んできた神聖な場所であると信じられてきました。その村人達がこの場所を"パーソーンケーオ(崖に隠れたグラス) "と呼んでいたので2013年5月30日に再び寺院の名前を変更し「ワット・プラタート・パーソーンケーオ」が正式名称になりました。  この寺院の目的は仏教の真髄であるマインドフルネスの4つの基礎を実践する練習を教えることです。ブッダの教えに従って、心身の浄化、苦しみの終焉、涅槃(悟り)に至る道を示します。このお寺は美しい自然に囲まれたのどかな場所です。ここで瞑想することにより 集中力を刺激し脳を活性化させ、過去の失敗や未来への不安からのストレスを無くし、心を"今"に向けた状態に喜びを感じる。その訓練をします。仏教ではすべてが因果の道理であると説き、この場所はそれに合わせて作られています。自然の中に身を置くことで、自分の中に自然を取り込むことができるのです。  ワット・プラタート・パーソーンケーオの重要な場所は、5体の仏像からなるウボソット(布薩堂)と仏塔の2カ所です。 さあ、一緒にこのお寺の雰囲気を見に行きましょう。  幅41メートル、長さ72メートル、高さ45メートルの堂々たる姿で、お寺の入口にそびえ立っています。寺院に向かって車で山を登った瞬間から見えてきます。カオコー通りの 遠くからも見ることができます。このお堂は前国王陛下ラーマ 9 世の85歳の誕生日を記念して、王家の功徳のために建てられたものです。内部には仏像を祀るウボソットがあり、参拝して功徳を積み、幸運を祈ることができます。礼拝堂は3階建で各階に美しい仏像が祀られています。  1階はダルマの修行に来た人が座禅を組んで瞑想をしたり、何日も修行する人たちのための宿泊施設もあります。  2階はピンク一色の部屋。寺院の住職は「ピンクは愛の色である」と推論しました。世界が愛に満ちていれば お互いを悪く思う人はいなくなる。人を愛していれば人を傷つけることなど考えられなくなります。 訪問者が愛を感じ、他の人を愛し、自分自身を愛する方法を知ることができるようにこの部屋をピンク色にしました。  3階は法話を聴く場所です。僧侶がお釈迦様の歴史を語り、すべての仏教徒に仏法を教えています。また、この階からは美しい山々を見ることができます。  5連仏陀のウボソットから少し歩くとパゴダが見えてきます。ここも美しい見どころです。タイでは珍しい建築芸術で、これがこの塔を際立たせ、いっそう美しくしています。このパゴダはラーマ9世国王陛下の在位60周年の際に王室の慈善事業として建てられたものです。塔の天辺には仏舎利が納められており、パゴダの土台部分にはダルマの教義が納められています。仏法の修行に来た仏教徒にとって心の修養の場です。  この寺院でももちろん、他の寺院と同じように節度ある服装をすることがルールです。 女性の場合、タンクトップ、クロップドトップス、ミニスカート、ショートパンツは禁止されています。そうでなければ、お寺に入ることができません。もしくは、それを隠すための布を1枚120バーツで買わなければなりません。  お寺の前のエリアには売店があり、たくさんのお土産屋さんがあります。レストラン、飲料品、地元の果物、美しいデザインの衣料品なども売っています。  駐車場について。 ここには駐車場がたくさんあるのですが、お祭りや長期休暇の時期はとにかく来場者が多く駐車場が足りなくなるようで、駐車する場所を探すのに時間がかかりますのでご注意ください。1台30バーツの駐車料金がかかります。  涼しい季節には、ペッチャブーン県カオコーの美しい寺院、ワット・プラタート・パーソーンケーオの雰囲気を一度味わってみてはいかがでしょうか。寺院で瞑想をしたり美しい自然の中を散策したり。また、ここはカオコーの美しいビューポイントのひとつで、白い雲の海を体験することもできます。太陽が地平線から昇る前にたどり着いて、運が良ければ眼下に雲海を見ることができます。一度ここに来れば、また必ず来たくなること請け合いです。新鮮な空気、風光明媚な景色、そして心休まる静けさ。この場所を本当の憩いの場にしてくださいね。  Location        :     95 Tambon Khaem Son, Amphoe Khao Kho, Phetchabun 67280  Time         :     Monday - Friday : 08.00...

ワット・ロンクン(ホワイトテンプル)チェンライの白い寺Wat Rong Khun (White Temple)วัดร่องขุ่น

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サワディーカー!パットです。前回に続き、チェンライからのレポートです。私たちは美しい山々と自然が、恋しくてタイ最北端の地、チェンライを訪れますが、ここにはもう一つ、みんなが好んで訪れる有名な寺院があります。それがチェンライ出身のアーティスト、チャレムチャイ・コーシピパット氏が創造したワット・ロンクンです。今日は、みなさんにワット・ロンクンの美しさを紹介してこの寺院について知っていただこうと思います。 制作者のチャレムチャイ氏は人間が触れることのできる天国のような寺院を作りたいと考えていました。1997年に建設が開始され、当初3ライ(4,800㎡)だった面積は、現在9ライ(14,400㎡)になっています。かなり老朽化していた小さな寺院が今では美しい礼拝所に姿を変え、複雑な模様に満ちた建築と芸術作品は年間を通して観光客を魅了しています。ワット・ロンクンのお堂は純白で、それ故に外国人からホワイトテンプル(白い寺院)と呼ばれ、ひと目でそれとわかる特徴を持っています。制作の意図は、仏教における様々なシンボルを伝えることであり、白は神の純粋さを象徴しています。チャレムチャイ氏は次の3つの事からインスピレーションを受けて、この寺院を建設しました。 1.国家 : 国を愛し、芸術を愛し、国土の宝として素晴らしい作品を作りたいという願い。 2.宗教:ダルマ(仏法)が彼の人生の熱い心を冷静な心に変えてくれて生まれた仏教に専念する気持ちを表すため。 3.国王: 生前のラーマ9世に謁見して陛下の芸術的才能と慈悲に圧倒され、陛下の恩寵に感謝し、彼を愛し、尊敬し、治世に捧げる芸術として仏教美術を制作したいという願い。 長い橋のような本堂に続く道は、人生のサイクルを越えて仏の国へと歩むことをイメージしています。ワット・ ロンクンは仏教や神話、作者のイマジネーションにより作り上げられたタイの価値のある現代美術の1 つです。いろんな彫刻や装飾がありますのでゆっくり見て回ってください。 入場料はタイ人は無料、外国人観光客は1人あたり100バーツです。かなり広い敷地でたくさん絵になる撮影スポットもあるので私は安いと思いました。いちおう寺院なので服装に注意が必要です。女性はショートパンツやひざ上の短いスカートは禁じられています。 黄金の宮殿。この中は空っぽで何もありません。宮殿の前で写真を撮るのに人気のスポットです。彫刻が美しいです。 この純白の東屋の中には井戸があります。ここにコインを投げ入れてお祈りをすると願いが叶うそうですよ。 ワット・ロンクンはすべてが美しく造られています。 トイレまでも美しい金色の建物です。なんだか金運が上がりそうですね!当初は美しい教会を建てることだけを考えていたそうで、十分なものができるまで10年ほどかかったそうです。作って2年経った時、とても好評で人気がありました。そこでチャレムチャイ氏は建物だけでなく寺院の中や装飾を見直し、魅力のないもの、合わないと思うものすべてを解体し、再建したのです。現在では、この再建は成功していると言えるでしょう。この白い寺院は非常に有名で、世界中の観光客が一度は訪れたいと思うような場所になったのです。 このお寺は本堂の中など写真撮影に制限があり、今回はあまり写真が撮れませんでした。そうそう、こちらのホワイトテンプルにインスパイアされて作られたのが、前回紹介したブルーテンプル(ワット・ロンスアテン)です。今では二つともチェンライの人気観光スポットです。チェンライを訪れたらぜひその目で観に来てくださいね!ではまた! Location     :     Pa O Don Chai Subdistrict, Mueang District, Chiang Rai Province Time     ...

Singha Park-Chiang Rai シンハー・パーク – チェンライ 

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サワディーカー!今日はチェンライ旅行の続きです。 シンハーパークはブーンロード農場という名前でも知られるタイ最大級の農園テーマパークです。8,600ライ(約13.8平方キロメートル)のエリアに芝生に覆われた美しい風景が広がり、様々なアクティビティを体験することができるチェンライの観光地の一つです。  この場所はブーンロード社がチェンライの住民や観光客を楽しませる自然豊かなアトラクションとして建設しました。シンハー パークのエリアは丘陵の斜面が特徴で、広い土地面積を最大限に活用して小さな丘が交互に配置されています。自然、森林、持続可能な環境が調和した美しい景観のコミュニティーなのです。  到着するとすぐに農場の前にある金色のライオンが出迎えてくれます。この獅子のオブジェ、見覚えがないですか?そうなんです。タイのポピュラーなビール、シン・ビア(シンハービール)のラベルの金獅子ちゃんです!これを見たら、間違いなくシンハーパークです。実はブーンロード社はシンハービール社の親会社なんですねー。このオブジェはシンハーパークのランドマークとなっていて、みんなこの黄金のライオンと一緒に写真を撮りに集まって来ます。(もちろん私も含めて)😊。  シンハーパークは美しい自然の魅力に加え、もうひとつ有名なのがバルーンフェスティバルです。 例年、恋の季節(バレンタイン💗)のある2月にASEAN最大規模の国際バルーンフェスティバルが開催されます。シンハーパークの空は色とりどりの気球で彩られ、まるで生きているかのように浮かんでいます。この場所の新しい魅力です。ライティングされた気球はロマンチックなのでカップルで訪れて甘いひとときを過ごすのもおすすめです。しかし、COVID-19の流行でバルーンフェスティバルはここ何年も行われていません。また美の祭典が早く開催されることを願っています。  農園入口の正面には金のライオンさんがいまして、入口横にはお土産屋さんがあります。 店内には、茶葉やドライフルーツ、フルーツジャムなどの商品が並んでいます。もちろんこの農場で作られたものです。 農産物のほか、シャツ、帽子、スカーフなどオリジナルシンハーグッズも販売しています。  お土産屋さんから歩いてシンハーパークのカフェに行くことができます。このカフェでは、お茶やコーヒーなどの飲み物も売っているのですが、私はここはお茶だけあればいいと思いました。。 コーヒーが美味しくないから55555. (でもこれは私の好みです)というのも隣に座っていた女性にコーヒーの味を聞いてみたところ「素晴らしい」とのこと。555 😊 コーヒーを味わった後、今カフェで知り合ったばかりの新しい友達と一緒に農園を周ることにしました。さあ一緒にシンハー農園に行きましょう。まずはチケットを買います。  チケット料金は大人150バーツ。子供50バーツ(身長120cm以下)。 タイ人も外国人も同じ料金です。  農園内の移動手段は ↓↓↓ トラム 上記の入園料に含まれています。 ゴルフカート4人乗り2時間1000バーツ ゴルフカート6人乗り2時間1500バーツ 電動自転車 時間制限なし300バーツ ゴルフカートまたは電動自転車をレンタルする場合は、レンタル料とは別に農園見学チケットを一人50バーツで購入する必要があります。  今回は一番安いこのトラムで周ります。所要時間は 約2時間で5つのスポットに立ち寄りますので、すべての場所で写真を撮ってくださいね。 プライバシーが必要な場合やゆっくり回りたかったり、アクティビティに挑戦したい場合は、ゴルフカートや電動自転車のレンタルが良いと思います。 さて、入場料と乗り物代がわかったところで、ファーム内を見学してみましょう。  1. 白鳥の湖  最初にトラムが止まって景色を見たり写真を撮ったりするポイントは、白鳥のいる湖です。特に子供たちが好きそうな場所ですね。白鳥だけでなく、鯉などの魚もたくさんいます。魚に餌をあげることもできます。餌は1袋20バーツで売っています。  2.ティーキオスク  シンハー パークは観光名所であると同時に国営のお茶の生産地でもあります。原料となる茶畑が広がり、高品質のお茶を生産する工場があります。この東屋風工房ではあなたの好みでオリジナルの味のブレンド茶を作ることができます。  3.動物園  こちらにはミニ動物園があります。キリン、シマウマ、アンコーレ牛など、かわいい動物たちの生態を間近で体験してみよう。動物たちに餌をあげたり、写真を撮ったりして楽しむことができます。  4. ビューポイントとレストラン  このエリアには360度山の景色を眺めることができる絶景ポイントがあります。そしてレストラン「PhuPhirom」があります。タイ料理、タイ北部料理、西洋料理などさまざまな料理を提供しています。ほとんどが農園から収穫された新鮮な食材を使っています。そしてここでは生シンハービールを飲むこともできるんですよ~!谷間の緑茶畑を眺めながらゆっくりと料理を楽しめました。混んでしまうと困るので、あまり人に知られたくないのですが。。夕方の時間がお勧めです。太陽が地平線に近づいて、山の稜線がとても美しくなり、 雰囲気が最高です!食事ができるお店は園内にいくつかありますが、眺めが最高なのはここでしょうね。私のファームツアーはここで終点です。ゆっくりレストランで食事を楽しんで夕日が沈んだころ、友人にレンタカーで迎えに来てもらいました。  本当はファームツアーで5つのスポット全てを周りたかったのですが、今は雨期なので、花畑は植物の植え付けやメンテナンスのために閉鎖されていました。年末からの乾期、そしてお正月休みに向けて花が咲くように育てるためです。花畑の美しさを見れなくてがっかりしましたが、でも大丈夫、冬になったらまた機会を見つけてここに来ようと思います。そして花が咲いたシンハーパークの雰囲気を必ずまた皆さんにご報告しますね!それではまた!  Location     :     Den Ha-Dong Madi Road Mueang Chiang Rai District.  Time          :    ...

ワット・ ロン スア テン (ブルー テンプル) チェンライの青い寺 Wat Rong Suea Ten (Blue Temple)วัดร่องเสือเต้น 

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サワディーカー!パットです。今回はチェンライ旅行で訪れた有名な「青いお寺」をご紹介します。チェンライはミャンマー、ラオスと国境を接するタイ最北部の県でバンコクから飛行機で1時間半ほどの場所です。独自の文化や美しい寺院があり、自然も豊かで人気の観光地でもあります。  今日訪れたのは「ワット・ロンスアテン」別名「ブルーテンプル」というお寺です。 かつて、この場所は約100 年前に廃寺となった寺院の跡地で、人家なども無く、野生動物、特に虎がたくさん生息していたそうです。この辺りを通る村人は、虎が寺院跡の水路を飛び越えて往来している姿をよく見たということです。その跳ね回る姿が踊っているようにみえたそうで、この地域は「ロン・スア・テン」と呼ばれています。ロン=水路 スア=虎 テン=踊る という意味です。 同様に近くの村も踊る虎の村という名前がついています。この村にはお参りをするお寺がなく、他の村のお寺まで行かなければなりませんでした。そこで村人達が廃寺を修繕し、功徳を積むための場所、心の拠り所、重要な日には宗教的な儀式を行う場所としました。  "ワット・ロンスアテン "は、チェンライ出身のアーティスト、プッタ・カブケウ(サラノック)氏によって制作されました。彼が大学を卒業した時に、"ワット・ロンクン(ホワイトテンプル)"の建築でチャレムチャイ氏の弟子として学ぶ機会を得ました。(ワット・ロンクンもチェンライで有名な白いお寺で、チャレムチャイ氏も地元のアーティストです。)この機会にその色と美しさが際立つ寺院の建築を学び、後にこの青い寺院を建てたのです。  このお寺に来てまず目を引くのは、"ヴィハーン・ロンスアテン(本堂)"です。2005年10月27日に着工し、そこから11年かけて2016年1月22日に幅13メートル、長さ48メートルの仏堂が完成しました。目立つのは、美しく印象的な青青とした色調、金色とのコントラストが他のお寺と違った個性を作り出しています。本堂の青い色は、世界中に広がったブッダのダルマ(法)を表しています。これは、澄んだ空のように"原因と結果に従って真実がある"という教義です。  そして特筆すべきは本堂に祀られている"プラ・ブッダ・ラチャモンコン・ボディ・トリ・ロカナート"と名付けられた仏像の美しさです。真珠のような白く輝いた仏像で幅5メートル、高さ6.5メートルです。  寺院の裏には"Phra That Ket Kaew Chulamanee Five Buddhas" と呼ばれる 高さ20mの仏塔があります。頂上には仏舎利が納められています。   もしチェンライを訪れる機会があれば ぜひこのカラフルな寺院を訪れることをお勧めします。この珍しい青色の美しさに加え、仏教や神話をモチーフにした繊細な彫刻や壁画の素晴らしさ、建築技術も目を見張るものがあります。私は平日の朝早く来たので人は少なかったのですが、たまたま訪れていたオーストラリアからの旅行者夫婦に、このお寺についてどう感じているか聞いてみました。彼らはこの寺院を建てた人たちの想像力と感性に驚いていました。😊 私もそう思います。  まだタイも本格的に観光客は戻ってきていませんが、近い将来、このワットロンスアテンやチェンライはタイ人、外国人を問わずに多くの観光客が集まる場所になると思います。 皆さんのお越しもお待ちしていますね!それでは、また!   Location     :     306 Moo 2, Mae Kok Road, Rim Kok Subdistrict,...

スリ・マハマリアマン寺院 Sri Maha Mariamman Temple (Wat Khaek)

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サワディーカー!パットです。今日はシーロムの有名なインド寺に来てみました。スリ・マハマリアマン寺院(ワット・ケーク)は、タイで最も大きく重要なヒンドゥー教寺院です。1879年頃に南インドのタミル・ナードゥ州からタイに移住したインド人によって建てられました。元々この土地の所有者Khun Panの菜園でした。その後、3人のインド人が土地を手に入れ、この寺院を建立したのだそうです。寺院はシーロム通り沿いにあり、隣の道はKhun Panの名前からパン通りといいます。この建設により、チュラロンコン王 (ラーマ 5 世)から王権を授り、この寺院はタイにおいてヒンズー教徒の宗教活動の中心地となりました。 最初は小さなパビリオンとして建てられ、その後寺院が建てられ、インドから運び込まれたスリ・マハ・ウマ・テーヴィー(シバ神の妻で慈悲の女神といわれる)の偶像が祀られました。寺院の建築は南インド様式です。仏教寺院とはかなり異なるカラフルな彫刻が美しいです。当時はヒンドゥー教信者だけのための特別な場所でしたが、現在では、人種や宗教に関係なく、すべての人に開かれています。ただし、ヒンドゥー教の原則に従って、寺院に肉の類を持ち込んではいけない。月経中の女性は敷地内に入ることが禁止されている。寺院内は撮影禁止など、いくつかの制約があります。 この寺院は、タミル人、ヒンドゥー教徒の心の拠り所とされています。この寺院の周辺にはインド人が経営する店やレストランがたくさんありタミルの移民街の雰囲気を感じることができます。シーロムに宝石問屋が多いのもこの歴史の影響があるのではないでしょうか。寺院の外では、ウマ・テーヴィー女神に捧げるためのマリーゴールドの花輪や果物を売る行商人がいます。9 月または 10 月にはナヴァラトリというお祭りがあり、女神の像が街中に飾られます。 ナヴァラトリ(サンスクリット語で“九つの夜”を意味する)は伝統の大行列が繰り広げられる年に一度の大切なお祭りでインド人、タイ人の信者やそうでない人も大勢参加します。この祭りは本場インドでは毎年9月から10月にかけての九日間開催されます。その間にウマ・テーヴィー女神と神々が地上に現れ、世界を祝福してくれるとヒンズー教徒は信じているそうです。タイでのお祭りは1日だけです。その日の夜間はシーロム通りと近隣の道路は封鎖され車両は侵入できません。その熱気はものすごいもので、通りは身動きが取れないほどに人があふれます。道には大きな祭壇、食べ物や宗教的な雑貨の屋台が並び、あたりにはインドの甘いお香の香りが漂っています。賑やかな音楽が流れ占い師や祈祷師などもいます。練り歩く行列の中には金属の棒を頬に貫通させたトランス状態の人、赤い粉を沿道の人々に振りかけるシャーマンのような人たちがいます。沿道の人々はご加護を授かろうとマントラを唱え粉を受け止めます。近所に住む人は祭りの楽器の音や人々の歓声で眠れないそうです。初めて見る方はびっくりするかも知れません。こんな独特の奇祭ですが、残念ながら例にもれずcovidの影響で数年開催されていません。次はいつ開催されるのかもわかりません。 お祭りの日以外でも行けばちゃんとヒンドゥー教の体験ができますよ。寺院の横に入ると、ウマ・テーヴィー女神に敬意を表すために、花の台座を購入する必要があります。マリーゴールドの花台は60バーツ、赤いバラの花台は100バーツと、2種類の値段から選べます。そこには花のほかに果物や飲み物などお供え品が乗っています。 花と果物の台座を買った後、管理するスタッフに従い寺院の中に入りお祈りを終え、中に安置されている女神に供物を捧げます。寺院の中にいると、スリ・マハ・ウマ・テーヴィーの神聖さをひしひしと感じます。 自由に参拝できますが、並んで待っていればバラモンのお坊様にお祈りの儀式をしてもらえます。神様のカードと、額にビンディー(赤い粉)をつけてもらえます。ヒンドゥー教では第三の目と言われるもので真実を見極める力がつきそうです。時間があったらぜひやってみてくださいね。 寺院横の通りにある花飾りの店 。作りたての美しい花飾りはこの辺りで買えます。 装飾やお坊さんの服装なども仏教寺院とはかなり違ってました。とても見応えのあるお寺です。内部の撮影禁止のため、写真をお見せできないのが残念です。ぜひこの寺院を訪れてその目でヒンドゥー教の信仰を体験してほしいです。そして周辺のお店で彼らの文化も見てください。それは興味深い旅の経験ができますよ。😊あなたの新しい体験になることでしょう。それではまた! Location     :     No. 2 Soi Pan, Silom Road, Silom, Bang Rak, Bangkok Tell           :     0...

ムアンボーラン THE ANCIENT CITY (MUANGBORAN-เมืองโบราณ) 

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"Ancient city "は古代の都市という意味です。古代は過去、過ぎ去った時間ですが、未来に起こるであろう変化は、過去から続いています。だから、過去の物語を現代の私たちは知る必要があります。タイという国はかつて外国人に「サイアム(シャム)」と呼ばれていました。そして、現在はタイ王国、タイ人、タイ語すべて含めて「タイ」と称されるようになりました。たった80数年前のことです。なぜ、この短い単音節の言葉が、タイの人々の生き方に非常に大きな影響を与えるのでしょうか?元々この土地にあった先住民族、文化の多様性は失われ、"タイネス(タイらしさ) "という言葉の下に姿を消し、飲み込まれてまとめて「タイ」になってしまいました。 古代都市を再現して作るということは、単に観光地としての模型都市を作るということではありません。その地域に住んでいた人々のアイデンティティを伝えるためのものでもあり、歴史、文化、過去の人々の生活様式を反映したものです。 ムアンボーランは1963年にサムットプラカーン県の総面積約128万平方メートルの土地に建設されたテーマパークです。創設者はレック・プラパイ・ウィリヤパン氏です。地図で見ると、古都の全域が斧の形をしていて、タイの地図と似ています。タイの土地そのままの形を縮小した「野外博物館」なのです。 そこにはタイの美しく貴重な建築のレプリカが数多くあります。実物を解体して移したもの、大きさを縮小して建てたもの、知識を生かして新しく作ったものなど、さまざまです。訪れる人はタイ全土の4つの地域から集められた多くの美しい建築物に驚かされることでしょう。 タイ全土を旅しているような感覚です。 そして今日はその中でも見逃せないスポットをご案内します。 The Great Hall Of Vajra Dhamma 本堂には、28体の前世の仏像と、彼の未来の姿とされる10体の仏像が安置されています。また、本堂の周りには、12星座のパゴダ、生まれ年を表すパゴダ、平和を願うモニュメントなどの建築物があります。パゴダを頂点とする城郭のような形の建物で、アユタヤ時代後期の建築様式を見ることができます。 The Old Market Town オールドマーケットの街並みは、旧市街のコミュニティの雰囲気を再現しています。そこには物質的なものと精神的なもの、両方の施設があります。生活必需品を売る店、娯楽施設、礼拝所、神社や領主の住まい、さらに邪悪な場所なども。どれも地域の人々が自分の生き方に従い、他の人たちと仲良く暮らす上で重要な役割を担っています。オールドマーケットを訪れると、過去の鮮やかな思い出がよみがえります。しかし、Covid-19が流行する以前のように、観光客は多くないため、まだ寂しい雰囲気が漂っていて開いている店も少ないです。 Sanphet Prasat Palace, Ayutthaya サンペットプラサートパレスはアユタヤ時代初期に建設されました。それまでのクメール様式やスコータイ様式とは明らかに異なる独自のアユタヤ建築様式の主要な宮殿です。しかし1767年アユタヤがビルマに陥落した時に残念ながら荘厳な宮殿は焼け落ちてしまいました。アユタヤに現存しているのは隆起した地下のレンガ部分のみですが、タイ人や外国人の考古学者などが歴史的証拠に基づいてこのムアンボーランに再現したのです。おかげで現代の私たちも当時の宮殿を見ることができます。 The Phra Kaew Pavilion プラケオパビリオンはアユタヤ時代のホープラケオをモデルにしています。八角形の塔のような形をしていますが、これはアユタヤ時代のプラ・ダーモ・キャビネットの扉の彫刻からムアンボーランが模倣して作り上げたものです。実物はバンコクの国立博物館に保存されています。建物内部には、エメラルド仏が祀られており、仏陀の歴史の絵など、仏教の物語に関連した装飾や大きな木製の仏像を見ることができます。プラケオ廟は、かつてのアユタヤの宗教的中心地であったことを象徴しています。 Prang Sam Yod, Lop Buri ロッブリー県中心部にあるプラーンサムヨードは3つの尖塔からなるクメール様式の影響を受けた13世紀に建てられた寺院です。3つの尖塔にはそれぞれ違う仏像が納められています。ラテライトで作られたレプリカは見事に再現されています。 Hor...

市柱神社 THE CITY PILLAR SHRINE ( サーンラックムアン-ศาลหลักเมือง)

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サワディーカー!パットです。 今日はタイ人がお参りに行く場所のひとつ、市柱神社をご紹介します。 シティピラーシュラインは、ラーマ1世の治世である紀元前1782年に建立されました。それは、外側に白檀、芯材にはチャイヤプルックという木を使い、上部は蓮の形をしている柱です。1782年4月21日(日)、ラーマ1世によりトンブリー地区から対岸へ遷都された「アヨタヤのクルン・ラタナコーシン」または「バンコク」として知られるこの新都市の真ん中に建てられ、建立のための王室の儀式が厳かに行われました。 タイ語でサーン(社)ラックムアン(市の守護神を祭る柱)を意味します。 その後、時間の経過とともに傷んできた古い柱に代わって、ラーマ4世が新しい市柱を立てられました。チーク材を芯にして、その上に王冠のような形を施したチャイヤプルック材で作られた柱です。 タイ古来の伝統で、新しい都市を建設するときは、まず、柱を建てる縁起のよい時期を探します。柱が立った後、家を建て、都市を建設していきます。どの都市でも、都市ができる始まりに埋められた柱は住民たちから敬意を払われ、縁起の良いものとしてお参りされます。シティピラー(市柱)とは、新しい都市を建設する前に建てる必要があった古代の伝統で す。 今日は皆さんを連れてバンコクの市柱にお参りに行きましょう。 中に入ると3色の布、ろうそくと線香と金箔、マリーゴールドの花輪、蓮の花、ランプに入れるオイルのお供えセットが60バーツで販売されています。お供え物を持って市柱の前で礼拝をします。いつもはここで火を点けるのですが、昨今のPM2.5問題で今は火を灯さずに参拝します。参拝後、線香とろうそくをスタッフが用意したお盆に乗せ、蓮の花と花輪を所定の場所に置きます。今、ここは写真撮影禁止のようです。このエリアでは多くの人が礼拝するために待っているので、急いで参拝し、用事が済んだらこのエリアから退出するよう言われました。COVID-19の影響により混雑を緩和するためです。 市柱の隣には、5人の守護神のための古くから伝統的な土台が据えられています。プラ・スア・ムアン、プラ・ソン・ムアン、プラ・カンチャイシー、チャオ・チェタックプト、チャオ・クロンホムという5人の守護神の住処となるためです。これは、人々の信仰の場となっています。人々は、この5人の守護神が、この神聖な都市の柱を悪から守ってくれると信じています。 これが本物の市柱です。昔は儀式用の建物に置かれていました。マハー・チャクリー・シリントーン妃殿下が、市柱を建てるという信仰はインド発祥のバラモンの教えにより国の平和と幸福につながり、都市そのものを守る神聖なものが宿る柱として建てられているとおっしゃいました。願いごとが叶うという伝説もあり、今も人々はそれを信仰し、参拝をしています。 また、別の市柱神社の伝説があります。儀式で、4人の人間を捕らえ、その人たちの霊が市柱を守り、様々な敵から国を守るために生きたまま穴に埋葬する。。というのは、伝説で本当のことではないと思いますが。。ちょっと怖いですね。 ここには多くの人が願い事をしに来ます。そして、その願いが叶った時にはお返しとして踊り子を雇って伝統舞踊を踊り祈りを捧げます。これはタイの他のお寺などでも見られるタンブン(施し)の儀式ですが、希望者は1回につき400バーツで奉納できます。所要時間は約5分〜10分です。 市柱は他の国にもあるのかよくわかりません。日本にもタイの市柱のようなものはあるのでしょうか?タイは信仰に厚い国だから特別でしょうか。今やっと、条件付きですが日本からタイへの観光旅行が可能になってきました。ぜひここにも足を運んでみてください。タイには美しい儀式や文化がたくさんあります。市柱神社は、ワット・プラケオ、ワット・ポー、カオサンロードなど、多くの有名な観光スポットの近くにあります。この界隈でお寺巡りも楽しいですよ。皆さんが遊びに来るのを待っていますね! サーンラックムアンへの行き方は簡単です。 MRTで移動する場合は、MRTサナム・チャイ駅で下車してください。 出口1:ワット・ポー近くのミュージアム・サイアム出口を利用することができます。 2番出口:ワット・ラーチャボピット・スクールの出口を出てください。その後、徒歩で移動します。ワット・ポーが見えますので、そちらへ歩いてください。900mほど歩くと、右手にCity Pillar Shrineが見えてきます。地下鉄からタクシーかトゥクトゥクに乗っても料金は100バーツ以下です。 Location : Lak Muang Road, Grand Palace Subdistrict, Phra Nakhon District Time : Open daily from 6:30...