ワット・ ロン スア テン (ブルー テンプル) チェンライの青い寺 Wat Rong Suea Ten (Blue Temple)วัดร่องเสือเต้น 

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サワディーカー!パットです。今回はチェンライ旅行で訪れた有名な「青いお寺」をご紹介します。チェンライはミャンマー、ラオスと国境を接するタイ最北部の県でバンコクから飛行機で1時間半ほどの場所です。独自の文化や美しい寺院があり、自然も豊かで人気の観光地でもあります。  今日訪れたのは「ワット・ロンスアテン」別名「ブルーテンプル」というお寺です。 かつて、この場所は約100 年前に廃寺となった寺院の跡地で、人家なども無く、野生動物、特に虎がたくさん生息していたそうです。この辺りを通る村人は、虎が寺院跡の水路を飛び越えて往来している姿をよく見たということです。その跳ね回る姿が踊っているようにみえたそうで、この地域は「ロン・スア・テン」と呼ばれています。ロン=水路 スア=虎 テン=踊る という意味です。 同様に近くの村も踊る虎の村という名前がついています。この村にはお参りをするお寺がなく、他の村のお寺まで行かなければなりませんでした。そこで村人達が廃寺を修繕し、功徳を積むための場所、心の拠り所、重要な日には宗教的な儀式を行う場所としました。  "ワット・ロンスアテン "は、チェンライ出身のアーティスト、プッタ・カブケウ(サラノック)氏によって制作されました。彼が大学を卒業した時に、"ワット・ロンクン(ホワイトテンプル)"の建築でチャレムチャイ氏の弟子として学ぶ機会を得ました。(ワット・ロンクンもチェンライで有名な白いお寺で、チャレムチャイ氏も地元のアーティストです。)この機会にその色と美しさが際立つ寺院の建築を学び、後にこの青い寺院を建てたのです。  このお寺に来てまず目を引くのは、"ヴィハーン・ロンスアテン(本堂)"です。2005年10月27日に着工し、そこから11年かけて2016年1月22日に幅13メートル、長さ48メートルの仏堂が完成しました。目立つのは、美しく印象的な青青とした色調、金色とのコントラストが他のお寺と違った個性を作り出しています。本堂の青い色は、世界中に広がったブッダのダルマ(法)を表しています。これは、澄んだ空のように"原因と結果に従って真実がある"という教義です。  そして特筆すべきは本堂に祀られている"プラ・ブッダ・ラチャモンコン・ボディ・トリ・ロカナート"と名付けられた仏像の美しさです。真珠のような白く輝いた仏像で幅5メートル、高さ6.5メートルです。  寺院の裏には"Phra That Ket Kaew Chulamanee Five Buddhas" と呼ばれる 高さ20mの仏塔があります。頂上には仏舎利が納められています。   もしチェンライを訪れる機会があれば ぜひこのカラフルな寺院を訪れることをお勧めします。この珍しい青色の美しさに加え、仏教や神話をモチーフにした繊細な彫刻や壁画の素晴らしさ、建築技術も目を見張るものがあります。私は平日の朝早く来たので人は少なかったのですが、たまたま訪れていたオーストラリアからの旅行者夫婦に、このお寺についてどう感じているか聞いてみました。彼らはこの寺院を建てた人たちの想像力と感性に驚いていました。😊 私もそう思います。  まだタイも本格的に観光客は戻ってきていませんが、近い将来、このワットロンスアテンやチェンライはタイ人、外国人を問わずに多くの観光客が集まる場所になると思います。 皆さんのお越しもお待ちしていますね!それでは、また!   Location     :     306 Moo 2, Mae Kok Road, Rim Kok Subdistrict,...

スリ・マハマリアマン寺院 Sri Maha Mariamman Temple (Wat Khaek)

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サワディーカー!パットです。今日はシーロムの有名なインド寺に来てみました。スリ・マハマリアマン寺院(ワット・ケーク)は、タイで最も大きく重要なヒンドゥー教寺院です。1879年頃に南インドのタミル・ナードゥ州からタイに移住したインド人によって建てられました。元々この土地の所有者Khun Panの菜園でした。その後、3人のインド人が土地を手に入れ、この寺院を建立したのだそうです。寺院はシーロム通り沿いにあり、隣の道はKhun Panの名前からパン通りといいます。この建設により、チュラロンコン王 (ラーマ 5 世)から王権を授り、この寺院はタイにおいてヒンズー教徒の宗教活動の中心地となりました。 最初は小さなパビリオンとして建てられ、その後寺院が建てられ、インドから運び込まれたスリ・マハ・ウマ・テーヴィー(シバ神の妻で慈悲の女神といわれる)の偶像が祀られました。寺院の建築は南インド様式です。仏教寺院とはかなり異なるカラフルな彫刻が美しいです。当時はヒンドゥー教信者だけのための特別な場所でしたが、現在では、人種や宗教に関係なく、すべての人に開かれています。ただし、ヒンドゥー教の原則に従って、寺院に肉の類を持ち込んではいけない。月経中の女性は敷地内に入ることが禁止されている。寺院内は撮影禁止など、いくつかの制約があります。 この寺院は、タミル人、ヒンドゥー教徒の心の拠り所とされています。この寺院の周辺にはインド人が経営する店やレストランがたくさんありタミルの移民街の雰囲気を感じることができます。シーロムに宝石問屋が多いのもこの歴史の影響があるのではないでしょうか。寺院の外では、ウマ・テーヴィー女神に捧げるためのマリーゴールドの花輪や果物を売る行商人がいます。9 月または 10 月にはナヴァラトリというお祭りがあり、女神の像が街中に飾られます。 ナヴァラトリ(サンスクリット語で“九つの夜”を意味する)は伝統の大行列が繰り広げられる年に一度の大切なお祭りでインド人、タイ人の信者やそうでない人も大勢参加します。この祭りは本場インドでは毎年9月から10月にかけての九日間開催されます。その間にウマ・テーヴィー女神と神々が地上に現れ、世界を祝福してくれるとヒンズー教徒は信じているそうです。タイでのお祭りは1日だけです。その日の夜間はシーロム通りと近隣の道路は封鎖され車両は侵入できません。その熱気はものすごいもので、通りは身動きが取れないほどに人があふれます。道には大きな祭壇、食べ物や宗教的な雑貨の屋台が並び、あたりにはインドの甘いお香の香りが漂っています。賑やかな音楽が流れ占い師や祈祷師などもいます。練り歩く行列の中には金属の棒を頬に貫通させたトランス状態の人、赤い粉を沿道の人々に振りかけるシャーマンのような人たちがいます。沿道の人々はご加護を授かろうとマントラを唱え粉を受け止めます。近所に住む人は祭りの楽器の音や人々の歓声で眠れないそうです。初めて見る方はびっくりするかも知れません。こんな独特の奇祭ですが、残念ながら例にもれずcovidの影響で数年開催されていません。次はいつ開催されるのかもわかりません。 お祭りの日以外でも行けばちゃんとヒンドゥー教の体験ができますよ。寺院の横に入ると、ウマ・テーヴィー女神に敬意を表すために、花の台座を購入する必要があります。マリーゴールドの花台は60バーツ、赤いバラの花台は100バーツと、2種類の値段から選べます。そこには花のほかに果物や飲み物などお供え品が乗っています。 花と果物の台座を買った後、管理するスタッフに従い寺院の中に入りお祈りを終え、中に安置されている女神に供物を捧げます。寺院の中にいると、スリ・マハ・ウマ・テーヴィーの神聖さをひしひしと感じます。 自由に参拝できますが、並んで待っていればバラモンのお坊様にお祈りの儀式をしてもらえます。神様のカードと、額にビンディー(赤い粉)をつけてもらえます。ヒンドゥー教では第三の目と言われるもので真実を見極める力がつきそうです。時間があったらぜひやってみてくださいね。 寺院横の通りにある花飾りの店 。作りたての美しい花飾りはこの辺りで買えます。 装飾やお坊さんの服装なども仏教寺院とはかなり違ってました。とても見応えのあるお寺です。内部の撮影禁止のため、写真をお見せできないのが残念です。ぜひこの寺院を訪れてその目でヒンドゥー教の信仰を体験してほしいです。そして周辺のお店で彼らの文化も見てください。それは興味深い旅の経験ができますよ。😊あなたの新しい体験になることでしょう。それではまた! Location     :     No. 2 Soi Pan, Silom Road, Silom, Bang Rak, Bangkok Tell           :     0...

ムアンボーラン THE ANCIENT CITY (MUANGBORAN-เมืองโบราณ) 

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"Ancient city "は古代の都市という意味です。古代は過去、過ぎ去った時間ですが、未来に起こるであろう変化は、過去から続いています。だから、過去の物語を現代の私たちは知る必要があります。タイという国はかつて外国人に「サイアム(シャム)」と呼ばれていました。そして、現在はタイ王国、タイ人、タイ語すべて含めて「タイ」と称されるようになりました。たった80数年前のことです。なぜ、この短い単音節の言葉が、タイの人々の生き方に非常に大きな影響を与えるのでしょうか?元々この土地にあった先住民族、文化の多様性は失われ、"タイネス(タイらしさ) "という言葉の下に姿を消し、飲み込まれてまとめて「タイ」になってしまいました。 古代都市を再現して作るということは、単に観光地としての模型都市を作るということではありません。その地域に住んでいた人々のアイデンティティを伝えるためのものでもあり、歴史、文化、過去の人々の生活様式を反映したものです。 ムアンボーランは1963年にサムットプラカーン県の総面積約128万平方メートルの土地に建設されたテーマパークです。創設者はレック・プラパイ・ウィリヤパン氏です。地図で見ると、古都の全域が斧の形をしていて、タイの地図と似ています。タイの土地そのままの形を縮小した「野外博物館」なのです。 そこにはタイの美しく貴重な建築のレプリカが数多くあります。実物を解体して移したもの、大きさを縮小して建てたもの、知識を生かして新しく作ったものなど、さまざまです。訪れる人はタイ全土の4つの地域から集められた多くの美しい建築物に驚かされることでしょう。 タイ全土を旅しているような感覚です。 そして今日はその中でも見逃せないスポットをご案内します。 The Great Hall Of Vajra Dhamma 本堂には、28体の前世の仏像と、彼の未来の姿とされる10体の仏像が安置されています。また、本堂の周りには、12星座のパゴダ、生まれ年を表すパゴダ、平和を願うモニュメントなどの建築物があります。パゴダを頂点とする城郭のような形の建物で、アユタヤ時代後期の建築様式を見ることができます。 The Old Market Town オールドマーケットの街並みは、旧市街のコミュニティの雰囲気を再現しています。そこには物質的なものと精神的なもの、両方の施設があります。生活必需品を売る店、娯楽施設、礼拝所、神社や領主の住まい、さらに邪悪な場所なども。どれも地域の人々が自分の生き方に従い、他の人たちと仲良く暮らす上で重要な役割を担っています。オールドマーケットを訪れると、過去の鮮やかな思い出がよみがえります。しかし、Covid-19が流行する以前のように、観光客は多くないため、まだ寂しい雰囲気が漂っていて開いている店も少ないです。 Sanphet Prasat Palace, Ayutthaya サンペットプラサートパレスはアユタヤ時代初期に建設されました。それまでのクメール様式やスコータイ様式とは明らかに異なる独自のアユタヤ建築様式の主要な宮殿です。しかし1767年アユタヤがビルマに陥落した時に残念ながら荘厳な宮殿は焼け落ちてしまいました。アユタヤに現存しているのは隆起した地下のレンガ部分のみですが、タイ人や外国人の考古学者などが歴史的証拠に基づいてこのムアンボーランに再現したのです。おかげで現代の私たちも当時の宮殿を見ることができます。 The Phra Kaew Pavilion プラケオパビリオンはアユタヤ時代のホープラケオをモデルにしています。八角形の塔のような形をしていますが、これはアユタヤ時代のプラ・ダーモ・キャビネットの扉の彫刻からムアンボーランが模倣して作り上げたものです。実物はバンコクの国立博物館に保存されています。建物内部には、エメラルド仏が祀られており、仏陀の歴史の絵など、仏教の物語に関連した装飾や大きな木製の仏像を見ることができます。プラケオ廟は、かつてのアユタヤの宗教的中心地であったことを象徴しています。 Prang Sam Yod, Lop Buri ロッブリー県中心部にあるプラーンサムヨードは3つの尖塔からなるクメール様式の影響を受けた13世紀に建てられた寺院です。3つの尖塔にはそれぞれ違う仏像が納められています。ラテライトで作られたレプリカは見事に再現されています。 Hor...

市柱神社 THE CITY PILLAR SHRINE ( サーンラックムアン-ศาลหลักเมือง)

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サワディーカー!パットです。 今日はタイ人がお参りに行く場所のひとつ、市柱神社をご紹介します。 シティピラーシュラインは、ラーマ1世の治世である紀元前1782年に建立されました。それは、外側に白檀、芯材にはチャイヤプルックという木を使い、上部は蓮の形をしている柱です。1782年4月21日(日)、ラーマ1世によりトンブリー地区から対岸へ遷都された「アヨタヤのクルン・ラタナコーシン」または「バンコク」として知られるこの新都市の真ん中に建てられ、建立のための王室の儀式が厳かに行われました。 タイ語でサーン(社)ラックムアン(市の守護神を祭る柱)を意味します。 その後、時間の経過とともに傷んできた古い柱に代わって、ラーマ4世が新しい市柱を立てられました。チーク材を芯にして、その上に王冠のような形を施したチャイヤプルック材で作られた柱です。 タイ古来の伝統で、新しい都市を建設するときは、まず、柱を建てる縁起のよい時期を探します。柱が立った後、家を建て、都市を建設していきます。どの都市でも、都市ができる始まりに埋められた柱は住民たちから敬意を払われ、縁起の良いものとしてお参りされます。シティピラー(市柱)とは、新しい都市を建設する前に建てる必要があった古代の伝統で す。 今日は皆さんを連れてバンコクの市柱にお参りに行きましょう。 中に入ると3色の布、ろうそくと線香と金箔、マリーゴールドの花輪、蓮の花、ランプに入れるオイルのお供えセットが60バーツで販売されています。お供え物を持って市柱の前で礼拝をします。いつもはここで火を点けるのですが、昨今のPM2.5問題で今は火を灯さずに参拝します。参拝後、線香とろうそくをスタッフが用意したお盆に乗せ、蓮の花と花輪を所定の場所に置きます。今、ここは写真撮影禁止のようです。このエリアでは多くの人が礼拝するために待っているので、急いで参拝し、用事が済んだらこのエリアから退出するよう言われました。COVID-19の影響により混雑を緩和するためです。 市柱の隣には、5人の守護神のための古くから伝統的な土台が据えられています。プラ・スア・ムアン、プラ・ソン・ムアン、プラ・カンチャイシー、チャオ・チェタックプト、チャオ・クロンホムという5人の守護神の住処となるためです。これは、人々の信仰の場となっています。人々は、この5人の守護神が、この神聖な都市の柱を悪から守ってくれると信じています。 これが本物の市柱です。昔は儀式用の建物に置かれていました。マハー・チャクリー・シリントーン妃殿下が、市柱を建てるという信仰はインド発祥のバラモンの教えにより国の平和と幸福につながり、都市そのものを守る神聖なものが宿る柱として建てられているとおっしゃいました。願いごとが叶うという伝説もあり、今も人々はそれを信仰し、参拝をしています。 また、別の市柱神社の伝説があります。儀式で、4人の人間を捕らえ、その人たちの霊が市柱を守り、様々な敵から国を守るために生きたまま穴に埋葬する。。というのは、伝説で本当のことではないと思いますが。。ちょっと怖いですね。 ここには多くの人が願い事をしに来ます。そして、その願いが叶った時にはお返しとして踊り子を雇って伝統舞踊を踊り祈りを捧げます。これはタイの他のお寺などでも見られるタンブン(施し)の儀式ですが、希望者は1回につき400バーツで奉納できます。所要時間は約5分〜10分です。 市柱は他の国にもあるのかよくわかりません。日本にもタイの市柱のようなものはあるのでしょうか?タイは信仰に厚い国だから特別でしょうか。今やっと、条件付きですが日本からタイへの観光旅行が可能になってきました。ぜひここにも足を運んでみてください。タイには美しい儀式や文化がたくさんあります。市柱神社は、ワット・プラケオ、ワット・ポー、カオサンロードなど、多くの有名な観光スポットの近くにあります。この界隈でお寺巡りも楽しいですよ。皆さんが遊びに来るのを待っていますね! サーンラックムアンへの行き方は簡単です。 MRTで移動する場合は、MRTサナム・チャイ駅で下車してください。 出口1:ワット・ポー近くのミュージアム・サイアム出口を利用することができます。 2番出口:ワット・ラーチャボピット・スクールの出口を出てください。その後、徒歩で移動します。ワット・ポーが見えますので、そちらへ歩いてください。900mほど歩くと、右手にCity Pillar Shrineが見えてきます。地下鉄からタクシーかトゥクトゥクに乗っても料金は100バーツ以下です。 Location : Lak Muang Road, Grand Palace Subdistrict, Phra Nakhon District Time : Open daily from 6:30...

ASIATIQUE THE RIVERFRONT アジアティーク・ザ・リバーフロント 

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アジアティーク・ザ・リバーフロントはチャオプラヤー川沿いの大型オープンエア商業施設です。その広さは東京ドーム2.5個分!広大な敷地には多くのお店やおしゃれなレストラン、アトラクションがあります。そして実はこの土地はとても歴史のある場所なのです。 今日はリバーフロントならではの、その歴史から皆さんに知って頂きたいと思います。  アジアティーク以前のリバーフロントのストーリー  西暦1801年  かつてのワット・プラヤクライは王室寺院となり、ワット・チョタナラームと改名されました。王室寺院だけでなく、国内最古の製材所、シャムと世界とをつなぐ貿易港、第二次世界大戦中は日本軍の基地と武器庫として、この土地は「東洋のベニス」から「シャムのメトロポリス」への変遷において都市の重要な役割を担ってきました。  ワット・プラヤクライとチャルンクルン商業地区  ラーマ3世時代に王室寺院に昇格し、その後廃寺となった古い寺院「ワット・プラ・ヤクライ」の跡地には1861年にシャム初の舗装道路であるタノン・チャルンクルン(別名:ニューロード)が建設されました。何十年もの間、この道路の両脇に沿った地域は、街の最も重要な商業地区を形成していました。  西暦1861年 タノン・チャルンクルン(別名:ニューロード)シャム初の舗装された道路  シャムの貿易港へ  1884年、イースト・アジアティック社(EAC)の前身であるアンデルセン商会が、ラーマ5世の王室の船を指揮していたデンマーク人船長ハンス・ニールズ・アンデルセンによって設立されました。EACはこの寺院の跡地に港、製材所、倉庫を建設しました。  西暦1884年  アンデルセン商会を設立、後にデンマークの有名なイースト・アジアティック社の一部となる  西暦1894年  バンコク初の路面電車が開通  西暦1907年 イースト・アジアティック社が、この土地での港湾と製材所の運営許可を求めることに成功  イースト・アジアティック港は シャムのグローバル化のシンボル  イースト・アジアティック社が世界有数の貿易会社に成長すると、この土地に建設された港はシャムで最も重要な港のひとつになりました。この港からヨーロッパの異国情緒あふれる品々とともに、多くの重機や機械がシャムに入ってきました。  西暦1935年  世界最大の金の仏像が発見される。  西暦1941年  日本軍に接収され、第二次世界大戦を経て返還される。  かつて日本軍の基地だった場所が、リバーフロントの街として生まれ変わりました。 第二次世界大戦中、日本軍はこの土地を接収し、戦争物資の補給拠点として使用しました。長い時を経てこの歴史的な場所に、チャオプラヤー川沿いの文化の多様性を象徴する新旧の魅力を融合させたアジアティーク・ザ・リバーフロントが誕生しました。  1984年  イースト・アジアティック社の100周年記念式典と共に閉港。  2012年  アジアティーク・ザ・リバーフロント誕生。  今日、タイの商業施設の魅力は変化しています。以前は冷暖房完備の大きなショッピングビルが人気でした。そしてTCCランドグループはチャオプラヤー川に隣接するチャルンクルン通りのSoi 72 と 74 の間の72ライ以上のエリアに「アジアティーク・ザ・リバーフロント・プロジェクト」(Asiatique The Riverfront)の名称で、クールでトレンディーなショッピングと体験ができる新しい観光スポットをオープンしました。   かつてのラーマ5世の治世に遡り、タイがシャムという名称だった頃、チーク材製品の積み下ろしのためイースト・アジアティック社が開いた港であり、ヨーロッパとの国際貿易が始まった古い倉庫街が現在では変貌を遂げ発展しています。西洋と東洋、過去と現在を融合させたバンコクの新しいランドマークとなりました。  しかし、残念ながら 現在のアジアティークはとても寂しい雰囲気です。Covid19の影響で多くの店が閉店し、昔の2割程度のお店しか残っておらず、以前ほど外国人の観光客もいません。でもこの卒業シーズンには、タイ人の卒業生がここで写真を撮ることが多いのでそれが活気になっています。私も早く元通りになるよう心から願ってます。今日はみんなで、そんな現在のアジアティークがどんな雰囲気なのか見てみましょう。  先ほども言いましたが、COVID-19の影響で、多くのお店が閉まっています。以前のように観光客はいないとても寂しい雰囲気でした。今日は休日でしたが、この場所を訪れる人は多くありませんでした。私もとても憂鬱な気分になりました。そして、早く状況が改善されることを願うばかりです。また以前のようにお店を再開してほしいです。  ここは写真を撮るためのエリアで卒業シーズンなので学生たちが撮影に来ていました。 閑散とした中、ここには人が訪れていました。  以前は有名なカリプソ・キャバレーがありました。現在はここも閉鎖されています。かつては派手なドレスで美しく着飾ったレディーボーイたちのショーが行われていて、外で呼び込みをする彼女たちと一緒に写真を撮りたいお客さんがたくさん集まっていました。  チャオプラヤー川のプレイゾーンとレストランゾーンです。それぞれの雰囲気をみなさんに見てもらおうと思います。  川沿いではいくつかのレストランは営業していました。レストランのスタッフに聞いたところ、お客さんが8割以上減ったという話でした。しかし、今は辛抱しなければいけません。スタッフ一同、状況が改善されてまた多くの観光客が以前のようにこの場所を訪れてくれることを願っています。  午後4~5時頃は様々なディナークルージングのクルーズ船が出発する港となり、人がたくさん集まっていました。しかし、すべての船が港を出た後は また寂しい雰囲気に戻ってしまいました。レストランから、寂しさを解消するような大音量の音楽が流れてます。  プレイゾーンには3種類のアトラクションがあります。私にとっては、結構高い値段ですが 見に行ってみましょう!  1. メリーゴーラウンド(大カルーセル)メリーゴーラウンド(大カルーセル) チケット代は1人100バーツです。1周約10分~15分。身長100cm未満のお子様は大人と同伴の場合、無料です。  2. ミステリーマンション  今ならプロモーション価格で、お一人様150バーツに値下げしています。世界で最も怖いお化け屋敷の一つであるウィンチェスターハウスをイメージした、不思議なお城です。タイ人も外国人も同じ値段です。ホラー好きな方、怖いもの知らずの方はぜひ遊んでみてください。  3. アジアティーク・スカイ 友達や特別な人とチャオプラヤー川の美しい景色とロマンチックな雰囲気を楽しんでいただけると思います。チャオプラヤー川の長いカーブを遠くまで見ることができる標高60m以上の観覧車です。特に夕方、日没前の景色は最高に美しいです。料金は、大人1人250バーツ、子供1人150バーツ、2〜5人のグループで利用できるVIPゴンドラは2000バーツ。1回あたりの所要時間は4回転程度です。  アジアティークまで行くのはとても簡単です。 BTSサパーンタクシン駅で下車してください。(スクンビット線からはサイアム駅でシーロム線に乗り換える必要があります。)そして2番出口を出て、道なりに歩くと、桟橋に着きます。  赤い看板が見えてきます。座ってアジアティーク行きの船を待ちましょう。 船が到着したら、係官が「アジアティーク行きの船が港に到着しました」と教えてくれます。アジアティーク社の無料サービスです。15分ほどで到着します。 船の運航時間は16:00~23:30です。  もし、タイを旅行する機会があれば、アジアティークをぜひ訪れてみてほしいです。観光客やお店は以前ほど多くないかもしれませんが、川沿いのこの場所にはまだまだ魅力があります。そして、近いうちに必ず以前のような人気の美しいショッピングエリアに戻ると思っています。 

パイナップル炊き込みご飯Pineapple Cooked Rice (カオ・オップ・サッパロットKao aop supparot -ข้าวอบสับปะรด) 

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サワディーカー!パットです。 みなさんはウォルト・ディズニーが特別に制作したショートクリップ、「Our Floating Dreams」をご存じですか?タイの水上マーケットを舞台にパイナップルチャーハンの誕生をディズニーキャラクターの可愛いアニメで紹介したお話で2019年6月22日に全世界に配信されました。  カオ・オップ・サッパロットの上に寝転ぶミッキー&ミニー  https://youtu.be/83sdwFOL1r8 この面白くてかわいらしいパイナップルチャーハンの起源の物語は、多くのYouTuberの話題となり、タイ料理をトレンドにしてくれて観光振興にも貢献してくれたのです。この動画をみて水上マーケットを訪れたり、パイナップルチャーハンを食べてくれる人が増えました。タイ語がわからなくても、楽しめる動画ですよ!  アジアンベーシックの一品である「カオ・オップ・サッパロット」は、カオ=ご飯 オップ=蒸す サパロット=パイナップル。その名の通り、肉や海老や蟹を入れ、ソースや様々な調味料と混ぜて味付けした蒸したご飯にパイナップルなどのトロピカルフルーツを入れます。レシピは様々ですが、カレー粉で炒めるものもポピュラーです。南国の雰囲気を感じる美しい見た目、甘くて、少し酸っぱい、ジューシーな口当たりの料理です。  カオ・オップ・サッパロットのルーツを探ってみましょう。 カオ・オップ・サッパロットは、タイで生まれてから100年も経っていない新時代のメニューです。しかし、パイナップルやバナナ、マンゴー、スイカなどの果物と一緒にご飯を食べる食文化は、古代からありました。タイ人は昔、夏になるとご飯にフルーツを添えて食べていました。タイは米が主食の食文化ですし、果物も豊富です。高温多湿の気候の中、涼をとるため米と果物を一緒に食べていたのではないでしょうか。元々タイに住む中国人が作ったとされるパイナップルチャーハン。酢豚にパイナップルを入れたりもしますよね?その文化の融合と応用で、カオ・オップ・サッパロットというメニューができました。その後、タイを旅行した欧米人が、このメニューに興味を持ち食べてみたところ、この料理の味とユニークさにはまって、タイによく来る外国人の人気メニューにまでなりました。   カオ・オップ・サッパロットの歴史はとても興味深いですよね。では、今日はこのメニューを3店舗で味わってみましょう。さあ、行ってみましょう。  1. Rim Bung Restaurant (ร้านริมบึง)  このお店は20年以上前から営業している古いお店です。大きな池があってなかなか雰囲気が良いです。そして、料理の種類も多く、とてもリーズナブル。このお店のカオ・オップ・サッパロットは200バーツです。色、見た目はなんだか味気なさそう。入っている具材が値段に見合ってない感じです。食べてみると、予想通り当たり障りのない味でとても淡白でした。その割には値段が高い印象です。   Location : 368/2 Soi Ratchadaniwet, Ratchadaphisek Road, Bangkok (near kindergarten near the embassy of Bhutan).  Contact to reserve...

バンコク国立博物館  National Museum Bangkok 

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バンコク国立博物館は、1859年にラーマ4世によって設立されたタイで最初の公立博物館です。「フロント・パレス」(前宮)の名のとおり王宮の真正面に位置し、王座の間と王宮からなる美しいタイ建築のひとつとされています。  かつてのラーマ5世の時代までこの宮殿には5人の副王が住んでいました。その後、副王の地位は廃止されたため、空き家となった住居に「ルアン博物館」を設置し、数々の文化遺産、宗教美術品、王族ゆかりの伝統工芸品などを展示することになりました。設立当初は王室のプライベートミュージアムでしたが、ラーマ7世の時代には、殿下が「バンコクのための博物館」として設立し、1934年に「バンコク国立博物館」と正式に宣言しました。  この博物館は、見学しやすいように全部で13のセクションに分けられています。今日は私が皆さんを案内しますね。さあ、まずはチケットを買いに行きましょう!  外国人は200バーツ、タイ人は30バーツです。こちらでは傘を無料で貸し出しています。博物館は複数の建物を移動するのでこれからの雨期の観光には助かりますね。  チケット購入後、COVID-19のチェックポイントを通って入館して下さい。  ●館内に水その他飲料水の持ち込みは禁止です。 ●ビデオ撮影は禁止ですが、写真撮影はOKです。  1. Siwamok Phiman Hall.  この建物は1782年のラーマ1世の時代に建設されて以来、王室の様々な功徳を行うために貴族が使用した宮殿でした。元々は壁のない広間で、木で造られており、現在よりも小さいものでした。その後、ラーマ3世の時代にかつての王座は取り壊され、より大きなレンガ造りの建物として建て直されました。屋根は今でも元の王座を模した木造です。現在、内部は古代タイ建築の美しさを復元し、価値のある骨董品や、素晴らしい芸術品が展示されています。しかし、私が行った日は改修中のため、残念ながら中に入ることができませんでした。  2.The Buddhaisawan Chapel.  プッタイサワン礼拝堂は1795年、副王スラシンハナートにより、プラ・ブッダシヒン(シヒン仏)を納めるために建てられた礼拝堂です。彼の死後、シヒン仏はあの有名なエメラルド寺院に移され、この建物は王座の館として使用されました。ラーマ3世の時代に行われた改修工事により、現代的な建築様式となりました。その後、ラーマ4世の時代にプラ・ブッダシヒンが戻されました。この礼拝堂の中には、ラーマ1世の時代の壁画があり、仏陀の生涯が壮麗に描かれています。  3.The red House. 「赤い館」と呼ばれるこの建物は元々、王宮の内庭に建てられていました。ラーマ1世が姉のシュリ・スダラック王女のために建てたものです。その後、ラーマ3世が内庭の家屋をすべてレンガとセメントの家屋に建て替えさせました。ラーマ2世の王妃が居住するためにトンブリのワンデーム宮殿に移され、モンクット王(ラーマ4世)の時代には、ピンクラオ王が副王としてワーンナーに移設し住むようになりました。このように移設を繰り返し、現在はバンコク国立博物館の一部としてラッタナーコシン時代初期のタイ人の持ち物や道具を展示しています。内部には、昔の生活に関する展示品があります。見に行ってみましょう。  当時出産した女性は、火床の前で木製の寝台に横たわり産後の修行をしなければなりませんでした。期間は人によって1週間から4週間(日数は奇数)で、長く続けるほど良いとされていました。修行を重ねることで、肌が健康になります。その女性が若く、第一子を出産したばかりの場合は、長く滞在することになります。  プラ・アウは、ゆりかごの台、木彫りのゆりかごの枠、シースルーのカーテンでできています。ゆりかごは、竹を編んで布を被せたもので、縁にはフリンジが付き、中にはパッドと枕が入っています。ゆりかごの梁には守護神のお守りがあります。お守りの表側には誕生日の守護神が描かれ、裏側には魔王のヴァイシュラヴァナ(毘沙門天)が描かれています。誕生日の守護神は、赤ちゃんのお世話をし守ってくれるものと信じられています。  ラッタナコーシン時代に木彫りで作られたものです。ジョンチッタノム・ディスクル王女(ラーマ5世の姪)からバンコク国立博物館に寄贈されました。シンハ(獅子)の脚、天蓋、植物のレリーフ、金箔を施した中国様式のベッドです。  シースリエン女王(ラーマ2世の妻)が所有した伝統的なタイの刺繡模様の靴。  4.Maha Surasinghanat Building  この建物では、アジアの美術展を開催しています。そして、先史時代から1800年代以前のタイの土地で発見された歴史的証拠-考古学的遺産を展示しています。この建物は6つの部屋があり全てで展示が可能ですが、404号室と405号室の2部屋は現在改修工事のため休館中です。  5.Praphat Phiphithaphan Building  こちらにはタイの各地に王国が形成された13世紀以降のタイの歴史的・考古学的な遺物が収蔵されています。1967年5月25日に故プミポン大王陛下によって落成され、2017年から2020年にかけて「前宮保存開発プロジェクト」の一環として改修が行われました。その展示は、歴史時代別に、ラーンナー、スコータイ、アユタヤ、トンブリ- - 初期ラッタナーコシン、ラッタナーコシンの5つのパートに分けられています。  国土の北部に位置したランナー王朝。12世紀末頃にチェンマイを首都として誕生しました。初期のランナー美術は、モン様式の上座部仏教の影響を受けていました。その後、ビルマのバガン美術を通じてインド美術の影響を受け、さらにセイロン美術やスコータイ美術の影響も受け、混じり合っています。  スコータイ王朝。北部の低地が発祥の地で12世紀半ばから約200年続いた王朝です。国を発展させ、広く領土を広げることによって、非常に繁栄しました。特に仏教に関する芸術作品の創造は、カンボジア、ビルマ、ランカ、ランナーの影響を受け、独自のスタイルに発展していきました。スコータイ県は世界遺産でも有名です。  13世紀半ばからタイの中部を中心にタイ族により興されたアユタヤ王朝。チャオプラヤー川流域 に位置し、417年にわたり貿易、経済、行政で繁栄した王国です。アユタヤの美術はクメール美術の影響を受けています。後にスコータイ美術の影響も受け、混りあっています。  1767年のアユタヤ陥落後、タイ王国の首都はチャオプラヤ川西岸の旧南部前哨都市トンブリーに移されました。その直後、新しい首都(バンコク)が誕生しました。1782年、ラーマ1世がアユタヤをモデルに東岸に建設したのがラッタナーコシン(チャクリー王朝)です。初期のラッタナーコシン芸術は、アユタヤ美術の様式を受け継ぎ、当時盛んだった中国との貿易により、中国美術の影響を受けています。  ラッタナーコシン王国のラーマ4世の時代。世界中に植民地主義が広がる中、タイには西洋の影響が入り込んできました。モンクット王(ラーマ4世の別名)はヨーロッパやアメリカの大国と外交関係を結び、国を西洋風の近代的なものに発展させました。  6.Moo Phra Wiman, the Vice King’s Residential Complex  ムー・プラ・ウィマンは1789年頃、ラーマ1世の時代に副王の住居として建てられました。ラーマ5世の時代に副王の位は廃止され、ラーマ6世の時代までは、国防省の兵舎として使用されていました。その後、ラーマ7世の時代にバンコクの博物館として改修され、現在に至るまで骨董品や芸術品を展示しています。  この展示室にも、興味深い骨董品がたくさん展示されています。今日は皆さんにいくつか見ていただきます。  この椅子は王様が長く立っていることのないよう用意され、行列を作るときや、戦争に参加するときにも使われていました。  7. イッサレート・ラチャヌソーン  ラーマ4世の時代に建てられた副王ピンクラオ王が使用した王座の間。ピンクラオ王は、1965年に亡くなるまで、ずっとこの玉座の間を住居として使っていました。現在、上階には、ヨーロッパ調の家具が展示されています。1階は王室の歴史や活動を紹介する展示室になっています。  8.中華風祭壇  ピンクラオ王は、中国風の住居を好んだといわれています。内部は中国絵画のディテールが満載です。  9. チャオプラヤー・ヨーマラート記念塔  ラーマ4世の時代に建てられた、2階建てのパビリオンです。三国志の物語を伝える彫刻が施されています。現在、内部は中国建築の装飾が施されています。  **...

CHAOPRAYA ANTIQUE CAFÉ (บ้านท่าน้ำนนท์) チャオプラヤー アンティーク カフェ

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みなさんお元気ですが?パットです!今日は変ったレストランを紹介しますよ!  今年の10月、台風やモンスーンによる大雨の影響でタイの川に隣接する地方では、川沿いにある多くの住宅やレストランが洪水の被害に遭いました。強く急激な水の流れによって、家が流されたり、壊れたり、家の中の家具や電化製品なども浸水により壊れたりと大きな被害をもたらしました。COVID-19の状況がようやく改善してきた矢先の洪水の被害に直面し、閉店を余儀なくされた店もありました。しかし、この困難な状況の中で、あるレストランのオーナーは新しい発想で営業を再開しました。オーナーにとって苦しい状況でしたがピンチをチャンスに変えることができたのです。  CHAOPRAYA ANTIQUE CAFÉ'は、この水害をお店の目玉となるセールスポイントにすることに成功しました。今では一風変った人気のレストランとなり、タイや海外のメディアが、危機をビジネスチャンスに変えたニュースとして紹介しています。 2月にオープンした当初は川辺でムーガタ(タイ式焼肉)を楽しめる極一般的なレストランでした。洪水が起こり、それはちょっとしたアトラクションとなりました。お客さんは浸水した床に足を浸しながら、そばを船が通った時に打ち寄せる波を避けながら、バーベキューを楽しみます。波が来るたびに笑いながら椅子の上に乗ったり、ちょっとしたスリルを味わえる「ホットポット・サーフィン」として口コミで知られるようになりました。ポジティブな発想ですよね。オーナーは障害が起きてもお店の再開をあきらめなかったのです!  私がそのレストランを訪れた日 はレストランの入り口に砂袋が重ねられ、中に水が流れ込まないようにしていました。しかし、洪水の状況は既に改善されていて川から来る波を避けながら食事をするという雰囲気は味わえませんでした。お店の売りのサーフィンはできなかったけど今日はチャオプラヤー川のそばで、美しい雰囲気の中で落ち着いて食事をすることができますよ。それでは、お店の雰囲気を見てみましょう。  テーブルについたら、まず前菜のメニューを頂きます。 ここは料理も素敵なんですよ。味も美味しかったし、普段食べない珍しいメニューもあって楽しめました。  前菜として出てくる料理をご紹介します。 いろいろな具材や薬味をチャップルーというハーブの葉っぱで包んで頂く一口サイズの伝統的なスナックです。 このメニューはなかなか手に入りません。市場やスーパーではめったに売られていません。ぜひ挑戦して頂きたいメニューです。中には、私のように食べる勇気がない人もいるかもしれません。555。味は、甘くて油っこいですね。でも様々なハーブを使用しているため身体に良い、 滋養のある食べ物ですよ。また、咳を和らげたり、風邪を治す効果もあります。   パイナップルに肉餡をトッピングしたタイの伝統的な前菜です。 こちらも珍しい料理です。タイの5つ星ホテルのレストランなどにこのメニューがあります。私自身は、映画でしか見たことがありませんでした!豚のひき肉とピーナッツをココナッツミルクで炒めて味付けしたものをパイナップルの上に乗せます。初めて食べましたが素晴らしかったです。味は、酸っぱくて、甘くて、ちょっと塩辛くて、とても美味しいです。  こちらは米粉とタピオカ粉に包まれた点心です。中の具は先程のマーホーの肉餡に似ています。これは屋台や普通のレストランでもよくある料理ですね。  グリーンカレーを素麺で頂きます。私はこの料理を4回も頼みました。5555 ここのグリーンカレーがとても美味しかったから!グリーンカレー自体はタイでおなじみ、どこでも食べられるメニューのひとつですが、このお店の味は絶対に他のお店とは違います。美味しかったー!もちろん前菜のおかわりもフリーです。  前菜の後はいよいよバーベキューです。お肉や野菜もおかわりフリーです。このタイ式バーベキュー(ムーガタ)は一般的にどこでも食べることができ、多くのお店があります。でも、今日は波に乗りながら食べる特別なバーベキューになると思って来たのに。しかし、自然には逆らえません。今日は波がなくても、綺麗な夕日の景色を見ることができました。。 バーベキューを食べながらゆるやかな流れのチャオプラヤーに沈む夕日。感動的なディナーでした。 また行く機会があったら次は波を避けながら食事ができるかも? またオーナーの新しいアイディアがあるかも? タイに来る際はぜひチェックしてみてくださいねー!  こちらは事前の予約をお勧めします。予約なしではおそらく席はないでしょう。もしくは、2階の席になり、きれいな景色が見えないかもしれません。 LINE ID : NON2468 でLINEに友達追加すると、スタッフから空いている時間帯と料金をお知らせしますので、お好きな時間をお選びください。レストランは平日2回、週末4回に分けて営業しています。時間帯と値段はこちらです。              -月〜金のランチタイム(11.00am〜14.00pm) 価格450バーツ/人              - 月~金 のディナー(17:00~20:00) 価格 650バーツ/人              - 土曜・日曜・祝日のブランチタイム(10:30~12:30)価格450バーツ/人              - 土曜・日曜・祝日の午後(13:00~15:00)価格450バーツ/人              - 土曜・日曜・祝日の夕方(16:00~18:00) 料金 650バーツ/人              - 土曜・日曜・祝日のディナー(18時30分~20時30分) 価格 650バーツ/人  そして、予約の際にレストランに50%のデポジットの振込みが必要です。予約をキャンセルした場合、返金はありませんのでご注意ください。  私は休日の夕方の時間で予約しました。やはりチャオプラヤー川は夕景が美しいので。 少し暑かったですが、綺麗な夕日を撮影することができたのでこの時間にして良かったです。  ここへの行き方。 タクシーで来るのが一番便利だと思います。 BTSの場合、パープルラインのヤエック・ノンタブリ1駅で降りて、タクシーに乗り、ドライバーにSoi Phibun Songkhram 15に行くように言ってください。  Location        :    370 Moo 5 Soi Phibun Songkhram 15, Suan Yai Subdistrict, Mueang District, Nonthaburi Province 11000 Nonthaburi Municipality  Contact          :    FB: ChaoprayaAntiqueCafe              Line : NON2468  Tell                :    093 112 4222  Time             ...

ロイクラトン祭り Loi Krathong Festival

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みなさんサワディーカー!パットです。今日はタイで最も美しいと言われているお祭りをご紹介します。 ロイクラトンは、4月のソンクランと並ぶタイを代表するお祭りの一つです。クラトン(灯籠)をロイ(川に流す)という意味で毎年、同じ日ではなく、河川の水位が高くなる旧暦12月の満月の夜(現在の10月か11月頃)に人々が川岸に集まりクラトンを流します。今年2021年は11月19日でした。 始まりは水の女神“プラ・メー・コンカー”へ農業の収穫に感謝の気持ちを表し、犯した罪の許しを請い、自らを清めるための神聖な伝統行事として行われていました。現在、多くの人はあらゆる種類の悲しみから逃れるため、自分の欲しいものを手に入れるため、総じて自分や家族の幸せを願ってクラトンを流します。また、花火を上げる地域も多く、川の周りには食べ物や雑貨などの屋台が立ち並ぶナイトマーケットが開かれ、子供から大人まで楽しめるイベントとなっています。 ロイクラトン祭りは 貴重なタイの伝統であり、家族、コミュニティ、社会、宗教にとっても価値のあるものです。例えば、家族が一緒に時間を過ごせるようにしたり、コミュニティが協力してイベントを開催するようにすることで、収入の増加にもつながります。そして、河川や運河の環境保全のためのキャンペーンを行う良い機会にもなります。 この2年間のCOVID-19の発生状況では、世界的に活動が自粛され、様々なフェスティバルの開催も自粛されました。タイも同様です。2年前にはロイクラトンをはじめとした祭りが中止になり国全体が寂しい雰囲気になっていました。しかし今年はタイを含め、世界中の人々がワクチンを接種し、現在のタイは状況が良くなってきたので政府は対策を緩和し様々な祭りができるようになりました。バンコク、チェンマイ、スコータイなどのイベントが有名で特にチェンマイでは例年イーペン祭りと呼ばれるコムローイというランタンを空に飛ばすイベントがあります。数千個のコムローイが空を埋め尽くす様子はとても美しいです。しかし今年は空に飛ばすランタン、花火、爆竹、飲酒は禁止で感染対策の上、指定された場所のみでの開催となりました。いろいろ規制はありますが、今年ようやくお祭りが復活してとてもわくわくしています! 今年私が行ったのは大きな池のあるベンジャシリ公園(エンポリアムデパートの横)とラマ7世橋近くのチャオプラヤー河沿いの二ヶ所です。 さすがに久しぶりのお祭りなのでかなりの賑わいでした。多くの人がクラトン(灯籠)を浮かべていました。子供たちはみんなタイの衣装を着ていました。11月は雨季も終わり涼しくなって過ごしやすいシーズンの到来です。夜の涼しい風と綺麗なお月様、川面の灯籠の光、幻想的で美しい祭りです。 しかし、多くの場所で交通渋滞を引き起こしています555。でも、どんなに渋滞していても、ほとんどの人はロイクラトン祭りを訪れたいと思っています。 ロイクラトン祭りにはクラトン(灯籠)が欠かせません。クラトンは様々な素材で作ることができます。売り手のアイデア次第でもあります。やはり環境に優しい天然素材で作られたクラトンが人気です。バナナの木と葉の土台に花、ろうそく、お線香、飾りをあしらって、美しいクラトンを作ることができます。バナナの木で作ったクラトンは、化学物質で川を汚すことはありません。しかし、分解されるまでには長い時間がかかるので、次の日の朝、お掃除スタッフがあちこちの川から流れ着いて浮かんでいるクラトンを回収します。COVID-19発生の前であれば、祭りの翌日に何十万個ものクラトンを拾い集めなければならなかったでしょう。今年はそこまででは無いようです。 バナナの木で作られたクラトンの値段はまちまちです。50~100バーツくらいですが、クラトンの大きさや装飾によって変わります。上の写真の私が買ったものは80バーツでした。 バナナの他にも、クラトンを作るのによく使われる自然素材があります。この写真のクラトンは、魚の餌となるコーンスターチを原料とし、様々な形にデコレーションしたものです。このタイプのクラトンは、バナナの木で作られたクラトンほど高価ではないので人気があります。また、川の中の魚の餌にもなるのでいいですよね。だいたい25~50バーツくらいです。自分でクラトンを作ることもできます。ロイクラトンが近づくとスーパーなどでクラトンを売っていますが手作りキットを売っている店もあります。また会場の近くに自作のクラトンを作ることができるワークショップがある場所もあります。たくさんの種類が並んでいるクラトンから選ぶのもわくわくしますが、自分でオリジナルの装飾をするのも楽しそうですよね。 タイの美しい文化のひとつロイクラトン。素晴らしいお祭りだと思います。みなさんにもこの美しい祭りを体験してもらいたいです。ぜひ一度ロイクラトンの時期にタイを訪れてみてください。きっと素敵な思い出になることを保証します。来年のロイクラトンは2022年11月8日の予定だそうです。また来年も変わらずこの美しいお祭りが無事開催されることを祈って私もクラトンを流しました。

BUBBLE In The Forest Cafe

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こんにちは!パットです。今日はタイの素敵なカフェをご紹介します。 その名も「バブル イン ザ フォレスト」。このカフェは、ナコーンパトム県のサラヤという地区にあります。ナコーンパトム県はバンコクから1時間ほどのローカルな雰囲気を楽しめる観光地として有名な場所です。世界一の高さを誇る黄金の仏塔(プラ・パトム・チェディ)やラーマ6世の宮殿(サナーム・チャン宮殿)、川沿いにあるリゾート施設サンプラン・リバーサイド(旧ローズガーデン・リバーサイド)などが有名です。 このカフェは2021年3月14日にサラヤ地区のマヒドン国立大学の近くにオープンして、そのたたずまいから『サラヤのモルディブ』と呼ばれる新しいランドマークの一つになりました。  最近はタイのどの県に行っても、きれいに飾られたカフェがあります。タイの人々が美しいカフェに注目しているからです。そのため、タイのカフェビジネスは面白くなっています。場所を吟味した目新しいコンセプトのカフェが増えてきていると感じます。このカフェのオーナーは、エメラルドグリーンの水に浮かぶコテージのような雰囲気を目玉としていて、これは良いアイデアだと思います。  私が来た日は休日だったので、たくさんの人が来ていました。 カフェに入るために!座って待つ場所もあります。そこでも席が足りず外で待つ人たちも居ました。私は並んだ列の64番目でした!このカフェに入るために、こんなに待っている人が居ることに驚きです。私もそのうちの一人ですがwww  ここには3つのゾーンがあります。  海のような青い水の上で景色を楽しむことができるフローティングゾーン。   水の上の歩道を歩くと丸い大きなテーブルやバンガロー風の建物やハンモックなどの座席が海に浮かんでいるようです。まるで水上コテージのような趣です。これが小さなモルディブと言われる所以でしょう。 この日はちょっと曇りでしたが、天気の良い日は水の色ももっときれいなブルーです。   それから、自然いっぱいの美しい森の中にバブルのドームに包まれた席がありプライベートな空間を楽しめるフォレストゾーン。 残念ながら私が来た日は雨季のため、このゾーンは閉鎖されていました。 なので写真はありません。。ごめんなさい。たくさんお花も咲いていると聞いていたので 見れなくてがっかりです。  そしてインドアゾーンは、エアコンの効いた建物の中ですが、大自然をテーマにアレンジされていて アマゾンのジャングルの中のレストランのような雰囲気です。  こちらはカフェのメニューです。飲み物、食事、デザートがあります。 実はこのカフェは高価なお店としても話題になっています。でも、私はこの値段には納得です。なぜなら、ほとんどのカフェの値段がすでにかなり高いからです。 そして、有名なカフェほど高いと感じます。 料理は食べなくてもいいし飲み物だけ注文して、雰囲気を楽しんで写真が撮れれば私は満足です。私が注文した飲み物は、タイティー・フォイトーン・スムージー(タイアイスティーに卵で出来たお菓子が入ったもの)とブルーハワイ・イタリアンソーダです。二つで267バーツでした。どうでしょうか?高いと思いますか?5555 街中のお店の2~3倍くらいでしょうか。  それにしてもここはとても美しいカフェです。天気のいい日にぜひ外の席で景色を楽しんでみてください。 バンコクからそれほど遠くありません。移動時間は約1~2時間です。 自家用車か、タクシー(チャーター1,200~1,500バーツ程度)またはバスで来ることができます。 Victory Monument(戦勝記念塔)から515番バス(30バーツ)でサラヤまで行き、サラヤからカフェまでタクシーで100バーツ以内です。  もしあなたが来たら、 きっとこの雰囲気に魅了されることでしょう。 ぜひ乾期のシーズンに訪れることをお勧めします!  Location    :     No. 170 Soi Charoen Tha, Bang Toei Subdistrict, Sampran District, Nakhon Pathom 73170  Contact      :     0657276888 / Facebook : Bubble in the forrest.  Time Open      :     09.00-21.00   毎週水曜日が定休日 (但し、水曜日が祝日の場合は、営業しています。)