Singha Park-Chiang Rai シンハー・パーク – チェンライ
サワディーカー!今日はチェンライ旅行の続きです。 シンハーパークはブーンロード農場という名前でも知られるタイ最大級の農園テーマパークです。8,600ライ(約13.8平方キロメートル)のエリアに芝生に覆われた美しい風景が広がり、様々なアクティビティを体験することができるチェンライの観光地の一つです。
この場所はブーンロード社がチェンライの住民や観光客を楽しませる自然豊かなアトラクションとして建設しました。シンハー パークのエリアは丘陵の斜面が特徴で、広い土地面積を最大限に活用して小さな丘が交互に配置されています。自然、森林、持続可能な環境が調和した美しい景観のコミュニティーなのです。
到着するとすぐに農場の前にある金色のライオンが出迎えてくれます。この獅子のオブジェ、見覚えがないですか?そうなんです。タイのポピュラーなビール、シン・ビア(シンハービール)のラベルの金獅子ちゃんです!これを見たら、間違いなくシンハーパークです。実はブーンロード社はシンハービール社の親会社なんですねー。このオブジェはシンハーパークのランドマークとなっていて、みんなこの黄金のライオンと一緒に写真を撮りに集まって来ます。(もちろん私も含めて)😊。
シンハーパークは美しい自然の魅力に加え、もうひとつ有名なのがバルーンフェスティバルです。 例年、恋の季節(バレンタイン💗)のある2月にASEAN最大規模の国際バルーンフェスティバルが開催されます。シンハーパークの空は色とりどりの気球で彩られ、まるで生きているかのように浮かんでいます。この場所の新しい魅力です。ライティングされた気球はロマンチックなのでカップルで訪れて甘いひとときを過ごすのもおすすめです。しかし、COVID-19の流行でバルーンフェスティバルはここ何年も行われていません。また美の祭典が早く開催されることを願っています。
農園入口の正面には金のライオンさんがいまして、入口横にはお土産屋さんがあります。 店内には、茶葉やドライフルーツ、フルーツジャムなどの商品が並んでいます。もちろんこの農場で作られたものです。 農産物のほか、シャツ、帽子、スカーフなどオリジナルシンハーグッズも販売しています。
お土産屋さんから歩いてシンハーパークのカフェに行くことができます。このカフェでは、お茶やコーヒーなどの飲み物も売っているのですが、私はここはお茶だけあればいいと思いました。。 コーヒーが美味しくないから55555. (でもこれは私の好みです)というのも隣に座っていた女性にコーヒーの味を聞いてみたところ「素晴らしい」とのこと。555 😊 コーヒーを味わった後、今カフェで知り合ったばかりの新しい友達と一緒に農園を周ることにしました。さあ一緒にシンハー農園に行きましょう。まずはチケットを買います。
チケット料金は大人150バーツ。子供50バーツ(身長120cm以下)。 タイ人も外国人も同じ料金です。 農園内の移動手段は ↓↓↓ トラム 上記の入園料に含まれています。 ゴルフカート4人乗り2時間1000バーツ ゴルフカート6人乗り2時間1500バーツ 電動自転車 時間制限なし300バーツ ゴルフカートまたは電動自転車をレンタルする場合は、レンタル料とは別に農園見学チケットを一人50バーツで購入する必要があります。
今回は一番安いこのトラムで周ります。所要時間は 約2時間で5つのスポットに立ち寄りますので、すべての場所で写真を撮ってくださいね。 プライバシーが必要な場合やゆっくり回りたかったり、アクティビティに挑戦したい場合は、ゴルフカートや電動自転車のレンタルが良いと思います。
さて、入場料と乗り物代がわかったところで、ファーム内を見学してみましょう。
1. 白鳥の湖
最初にトラムが止まって景色を見たり写真を撮ったりするポイントは、白鳥のいる湖です。特に子供たちが好きそうな場所ですね。白鳥だけでなく、鯉などの魚もたくさんいます。魚に餌をあげることもできます。餌は1袋20バーツで売っています。
2.ティーキオスク
シンハー パークは観光名所であると同時に国営のお茶の生産地でもあります。原料となる茶畑が広がり、高品質のお茶を生産する工場があります。この東屋風工房ではあなたの好みでオリジナルの味のブレンド茶を作ることができます。
3.動物園
こちらにはミニ動物園があります。キリン、シマウマ、アンコーレ牛など、かわいい動物たちの生態を間近で体験してみよう。動物たちに餌をあげたり、写真を撮ったりして楽しむことができます。
4. ビューポイントとレストラン
このエリアには360度山の景色を眺めることができる絶景ポイントがあります。そしてレストラン「PhuPhirom」があります。タイ料理、タイ北部料理、西洋料理などさまざまな料理を提供しています。ほとんどが農園から収穫された新鮮な食材を使っています。そしてここでは生シンハービールを飲むこともできるんですよ~!谷間の緑茶畑を眺めながらゆっくりと料理を楽しめました。混んでしまうと困るので、あまり人に知られたくないのですが。。夕方の時間がお勧めです。太陽が地平線に近づいて、山の稜線がとても美しくなり、 雰囲気が最高です!食事ができるお店は園内にいくつかありますが、眺めが最高なのはここでしょうね。私のファームツアーはここで終点です。ゆっくりレストランで食事を楽しんで夕日が沈んだころ、友人にレンタカーで迎えに来てもらいました。
本当はファームツアーで5つのスポット全てを周りたかったのですが、今は雨期なので、花畑は植物の植え付けやメンテナンスのために閉鎖されていました。年末からの乾期、そしてお正月休みに向けて花が咲くように育てるためです。花畑の美しさを見れなくてがっかりしましたが、でも大丈夫、冬になったらまた機会を見つけてここに来ようと思います。そして花が咲いたシンハーパークの雰囲気を必ずまた皆さんにご報告しますね!それではまた!
Location : Den Ha-Dong Madi Road Mueang Chiang Rai District.
Time : ...
スリ・マハマリアマン寺院 Sri Maha Mariamman Temple (Wat Khaek)
サワディーカー!パットです。今日はシーロムの有名なインド寺に来てみました。スリ・マハマリアマン寺院(ワット・ケーク)は、タイで最も大きく重要なヒンドゥー教寺院です。1879年頃に南インドのタミル・ナードゥ州からタイに移住したインド人によって建てられました。元々この土地の所有者Khun Panの菜園でした。その後、3人のインド人が土地を手に入れ、この寺院を建立したのだそうです。寺院はシーロム通り沿いにあり、隣の道はKhun Panの名前からパン通りといいます。この建設により、チュラロンコン王 (ラーマ 5 世)から王権を授り、この寺院はタイにおいてヒンズー教徒の宗教活動の中心地となりました。
最初は小さなパビリオンとして建てられ、その後寺院が建てられ、インドから運び込まれたスリ・マハ・ウマ・テーヴィー(シバ神の妻で慈悲の女神といわれる)の偶像が祀られました。寺院の建築は南インド様式です。仏教寺院とはかなり異なるカラフルな彫刻が美しいです。当時はヒンドゥー教信者だけのための特別な場所でしたが、現在では、人種や宗教に関係なく、すべての人に開かれています。ただし、ヒンドゥー教の原則に従って、寺院に肉の類を持ち込んではいけない。月経中の女性は敷地内に入ることが禁止されている。寺院内は撮影禁止など、いくつかの制約があります。
この寺院は、タミル人、ヒンドゥー教徒の心の拠り所とされています。この寺院の周辺にはインド人が経営する店やレストランがたくさんありタミルの移民街の雰囲気を感じることができます。シーロムに宝石問屋が多いのもこの歴史の影響があるのではないでしょうか。寺院の外では、ウマ・テーヴィー女神に捧げるためのマリーゴールドの花輪や果物を売る行商人がいます。9 月または 10 月にはナヴァラトリというお祭りがあり、女神の像が街中に飾られます。
ナヴァラトリ(サンスクリット語で“九つの夜”を意味する)は伝統の大行列が繰り広げられる年に一度の大切なお祭りでインド人、タイ人の信者やそうでない人も大勢参加します。この祭りは本場インドでは毎年9月から10月にかけての九日間開催されます。その間にウマ・テーヴィー女神と神々が地上に現れ、世界を祝福してくれるとヒンズー教徒は信じているそうです。タイでのお祭りは1日だけです。その日の夜間はシーロム通りと近隣の道路は封鎖され車両は侵入できません。その熱気はものすごいもので、通りは身動きが取れないほどに人があふれます。道には大きな祭壇、食べ物や宗教的な雑貨の屋台が並び、あたりにはインドの甘いお香の香りが漂っています。賑やかな音楽が流れ占い師や祈祷師などもいます。練り歩く行列の中には金属の棒を頬に貫通させたトランス状態の人、赤い粉を沿道の人々に振りかけるシャーマンのような人たちがいます。沿道の人々はご加護を授かろうとマントラを唱え粉を受け止めます。近所に住む人は祭りの楽器の音や人々の歓声で眠れないそうです。初めて見る方はびっくりするかも知れません。こんな独特の奇祭ですが、残念ながら例にもれずcovidの影響で数年開催されていません。次はいつ開催されるのかもわかりません。
お祭りの日以外でも行けばちゃんとヒンドゥー教の体験ができますよ。寺院の横に入ると、ウマ・テーヴィー女神に敬意を表すために、花の台座を購入する必要があります。マリーゴールドの花台は60バーツ、赤いバラの花台は100バーツと、2種類の値段から選べます。そこには花のほかに果物や飲み物などお供え品が乗っています。
花と果物の台座を買った後、管理するスタッフに従い寺院の中に入りお祈りを終え、中に安置されている女神に供物を捧げます。寺院の中にいると、スリ・マハ・ウマ・テーヴィーの神聖さをひしひしと感じます。 自由に参拝できますが、並んで待っていればバラモンのお坊様にお祈りの儀式をしてもらえます。神様のカードと、額にビンディー(赤い粉)をつけてもらえます。ヒンドゥー教では第三の目と言われるもので真実を見極める力がつきそうです。時間があったらぜひやってみてくださいね。
寺院横の通りにある花飾りの店 。作りたての美しい花飾りはこの辺りで買えます。
装飾やお坊さんの服装なども仏教寺院とはかなり違ってました。とても見応えのあるお寺です。内部の撮影禁止のため、写真をお見せできないのが残念です。ぜひこの寺院を訪れてその目でヒンドゥー教の信仰を体験してほしいです。そして周辺のお店で彼らの文化も見てください。それは興味深い旅の経験ができますよ。😊あなたの新しい体験になることでしょう。それではまた!
Location : No. 2 Soi Pan, Silom Road, Silom, Bang Rak, Bangkok
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ムアンボーラン THE ANCIENT CITY (MUANGBORAN-เมืองโบราณ) 
"Ancient city "は古代の都市という意味です。古代は過去、過ぎ去った時間ですが、未来に起こるであろう変化は、過去から続いています。だから、過去の物語を現代の私たちは知る必要があります。タイという国はかつて外国人に「サイアム(シャム)」と呼ばれていました。そして、現在はタイ王国、タイ人、タイ語すべて含めて「タイ」と称されるようになりました。たった80数年前のことです。なぜ、この短い単音節の言葉が、タイの人々の生き方に非常に大きな影響を与えるのでしょうか?元々この土地にあった先住民族、文化の多様性は失われ、"タイネス(タイらしさ) "という言葉の下に姿を消し、飲み込まれてまとめて「タイ」になってしまいました。
古代都市を再現して作るということは、単に観光地としての模型都市を作るということではありません。その地域に住んでいた人々のアイデンティティを伝えるためのものでもあり、歴史、文化、過去の人々の生活様式を反映したものです。
ムアンボーランは1963年にサムットプラカーン県の総面積約128万平方メートルの土地に建設されたテーマパークです。創設者はレック・プラパイ・ウィリヤパン氏です。地図で見ると、古都の全域が斧の形をしていて、タイの地図と似ています。タイの土地そのままの形を縮小した「野外博物館」なのです。
そこにはタイの美しく貴重な建築のレプリカが数多くあります。実物を解体して移したもの、大きさを縮小して建てたもの、知識を生かして新しく作ったものなど、さまざまです。訪れる人はタイ全土の4つの地域から集められた多くの美しい建築物に驚かされることでしょう。 タイ全土を旅しているような感覚です。 そして今日はその中でも見逃せないスポットをご案内します。
The Great Hall Of Vajra Dhamma
本堂には、28体の前世の仏像と、彼の未来の姿とされる10体の仏像が安置されています。また、本堂の周りには、12星座のパゴダ、生まれ年を表すパゴダ、平和を願うモニュメントなどの建築物があります。パゴダを頂点とする城郭のような形の建物で、アユタヤ時代後期の建築様式を見ることができます。
The Old Market Town
オールドマーケットの街並みは、旧市街のコミュニティの雰囲気を再現しています。そこには物質的なものと精神的なもの、両方の施設があります。生活必需品を売る店、娯楽施設、礼拝所、神社や領主の住まい、さらに邪悪な場所なども。どれも地域の人々が自分の生き方に従い、他の人たちと仲良く暮らす上で重要な役割を担っています。オールドマーケットを訪れると、過去の鮮やかな思い出がよみがえります。しかし、Covid-19が流行する以前のように、観光客は多くないため、まだ寂しい雰囲気が漂っていて開いている店も少ないです。
Sanphet Prasat Palace, Ayutthaya
サンペットプラサートパレスはアユタヤ時代初期に建設されました。それまでのクメール様式やスコータイ様式とは明らかに異なる独自のアユタヤ建築様式の主要な宮殿です。しかし1767年アユタヤがビルマに陥落した時に残念ながら荘厳な宮殿は焼け落ちてしまいました。アユタヤに現存しているのは隆起した地下のレンガ部分のみですが、タイ人や外国人の考古学者などが歴史的証拠に基づいてこのムアンボーランに再現したのです。おかげで現代の私たちも当時の宮殿を見ることができます。
The Phra Kaew Pavilion
プラケオパビリオンはアユタヤ時代のホープラケオをモデルにしています。八角形の塔のような形をしていますが、これはアユタヤ時代のプラ・ダーモ・キャビネットの扉の彫刻からムアンボーランが模倣して作り上げたものです。実物はバンコクの国立博物館に保存されています。建物内部には、エメラルド仏が祀られており、仏陀の歴史の絵など、仏教の物語に関連した装飾や大きな木製の仏像を見ることができます。プラケオ廟は、かつてのアユタヤの宗教的中心地であったことを象徴しています。
Prang Sam Yod, Lop Buri
ロッブリー県中心部にあるプラーンサムヨードは3つの尖塔からなるクメール様式の影響を受けた13世紀に建てられた寺院です。3つの尖塔にはそれぞれ違う仏像が納められています。ラテライトで作られたレプリカは見事に再現されています。
Hor...
JODD FAIRS MARKET (ジョッドフェアーズ市場)
サワディーカー!パットです。今日はバンコク市内のナイトマーケットのお話です。かつて、ナイトマーケットといえば、もちろん誰もがタラートロットファイ・ラチャダー(トレイン・マーケット・ラチャダー)を真っ先に思い浮かべたでしょう。ビジネス街(ラチャダ地区)の真ん中にある初のヴィンテージスタイルのナイトマーケットです。タイ人外国人を問わず多くの人に有名な市場で中国からの人気観光ツアーの目的地の一つにもなっていました。
しかし、COVID-19の流行はこのトレインマーケットも含め、あらゆるビジネスに影響を及ぼすようになりました。発生初期の一時的な休業から、長期休業となり今後の再開の予定は無さそうです。
しかし今、トレイン・マーケット・ラチャダーに代わる新しい蚤の市、ジョッド・フェアーズがセントラル・ラマ9の裏手にオープンしたのです。閉鎖されたトレインマーケットの雰囲気が恋しい人は「JODD FAIRS」に足を運んでみてはいかがでしょうか。なんとこちらはトレイン・マーケット・ラチャダーと同じ会社が運営しているんです。
JODD FAIRSは2021年11月29日に初日を迎えました。マーケット内は大きく「フード&ドリンク」「ファッション」「イベントエリア」の3つのゾーンに分かれています。このマーケットは、主に食にフォーカスしています。洋服や雑貨はかつてのトレインマーケットに比べるとエリアも小さく店舗数も少なめな気がします。しかし、このJODD FAIRSはとてもきれいな場所で、新しいスポットとしてとても魅力的です。さて、今日はこのJODD FAIRSの各ゾーンをご紹介します。
1.Zone Food & Drinks
ここにはかなり多くのレストランがあります。イサーン料理、海鮮料理、日本料理、韓国料理などなど、たくさんの食べ物があります。料理だけでなく、デザート、アイスクリームなどのスイーツのお店もたくさんあります。
レストランのほかにも、お酒を楽しめるバーのような屋台も並んでます。雰囲気の良い音楽が流れています。この雰囲気はぜひ体験してみてください。とってもチルです。
2.Zone Fashion
このゾーンでは、服や雑貨のほか、ネイルショップも目につきました。商品の種類は多いとは言えません。もっとお店が増えればいいなあと思います。そして価格もかつてのトレインマーケットのように安くはありません。昔は、きれいな服を手頃な値段で手に入れようと思えば ラチャダナイトマーケットで買えばいいと思っていたのですが。。ジョッドフェアーズの今後に期待しましょうー!
3.Zone Event Area.
このマーケットが新しくオープンした時、このゾーンにはアンティークカーが停まっていてみんなが写真を撮っていました。 今はこの場所は音楽を聴いて飲んだりする場所に変わっていました。私は当初のようにヴィンテージカーが飾ってあった方が、このマーケットが華やかな雰囲気でよかったと思っています。
ジョッドフェアーズはトレインナイトマーケット・ラチャダーほど面白くないと思います。しかし、この市場は若者やこの地域で働く人たちにとても人気があります。週末には多くの人がここを訪れています。運営会社はラチャダの代わりにこの市場を作ったそうですが、Jodd Fair MarketとTrain Night Market Ratchadaは全く違うものでどちらもユニークです。でも前のマーケットの閉鎖でがっかりした人々を生き生きとさせるためにこの市場はやってきました。これからもっと魅力的な市場になるよう発展していってほしいですね。 もしタイに来る機会があれば、ジョッドフェアーズは必見なのでぜひ行ってみてくださいね!
ジョドフェアーズマーケットへの行き方はとても簡単です。MRTに乗ってラマ9駅で下車し、出口②を出てセントラル・ラマ9の裏側まで歩いて行くとジョッドフェアマーケットに到着します。
Contact : Rama 9 Road, Huai Khwang...
市柱神社 THE CITY PILLAR SHRINE ( サーンラックムアン-ศาลหลักเมือง)
サワディーカー!パットです。 今日はタイ人がお参りに行く場所のひとつ、市柱神社をご紹介します。
シティピラーシュラインは、ラーマ1世の治世である紀元前1782年に建立されました。それは、外側に白檀、芯材にはチャイヤプルックという木を使い、上部は蓮の形をしている柱です。1782年4月21日(日)、ラーマ1世によりトンブリー地区から対岸へ遷都された「アヨタヤのクルン・ラタナコーシン」または「バンコク」として知られるこの新都市の真ん中に建てられ、建立のための王室の儀式が厳かに行われました。 タイ語でサーン(社)ラックムアン(市の守護神を祭る柱)を意味します。 その後、時間の経過とともに傷んできた古い柱に代わって、ラーマ4世が新しい市柱を立てられました。チーク材を芯にして、その上に王冠のような形を施したチャイヤプルック材で作られた柱です。
タイ古来の伝統で、新しい都市を建設するときは、まず、柱を建てる縁起のよい時期を探します。柱が立った後、家を建て、都市を建設していきます。どの都市でも、都市ができる始まりに埋められた柱は住民たちから敬意を払われ、縁起の良いものとしてお参りされます。シティピラー(市柱)とは、新しい都市を建設する前に建てる必要があった古代の伝統で
す。 今日は皆さんを連れてバンコクの市柱にお参りに行きましょう。
中に入ると3色の布、ろうそくと線香と金箔、マリーゴールドの花輪、蓮の花、ランプに入れるオイルのお供えセットが60バーツで販売されています。お供え物を持って市柱の前で礼拝をします。いつもはここで火を点けるのですが、昨今のPM2.5問題で今は火を灯さずに参拝します。参拝後、線香とろうそくをスタッフが用意したお盆に乗せ、蓮の花と花輪を所定の場所に置きます。今、ここは写真撮影禁止のようです。このエリアでは多くの人が礼拝するために待っているので、急いで参拝し、用事が済んだらこのエリアから退出するよう言われました。COVID-19の影響により混雑を緩和するためです。
市柱の隣には、5人の守護神のための古くから伝統的な土台が据えられています。プラ・スア・ムアン、プラ・ソン・ムアン、プラ・カンチャイシー、チャオ・チェタックプト、チャオ・クロンホムという5人の守護神の住処となるためです。これは、人々の信仰の場となっています。人々は、この5人の守護神が、この神聖な都市の柱を悪から守ってくれると信じています。
これが本物の市柱です。昔は儀式用の建物に置かれていました。マハー・チャクリー・シリントーン妃殿下が、市柱を建てるという信仰はインド発祥のバラモンの教えにより国の平和と幸福につながり、都市そのものを守る神聖なものが宿る柱として建てられているとおっしゃいました。願いごとが叶うという伝説もあり、今も人々はそれを信仰し、参拝をしています。
また、別の市柱神社の伝説があります。儀式で、4人の人間を捕らえ、その人たちの霊が市柱を守り、様々な敵から国を守るために生きたまま穴に埋葬する。。というのは、伝説で本当のことではないと思いますが。。ちょっと怖いですね。
ここには多くの人が願い事をしに来ます。そして、その願いが叶った時にはお返しとして踊り子を雇って伝統舞踊を踊り祈りを捧げます。これはタイの他のお寺などでも見られるタンブン(施し)の儀式ですが、希望者は1回につき400バーツで奉納できます。所要時間は約5分〜10分です。
市柱は他の国にもあるのかよくわかりません。日本にもタイの市柱のようなものはあるのでしょうか?タイは信仰に厚い国だから特別でしょうか。今やっと、条件付きですが日本からタイへの観光旅行が可能になってきました。ぜひここにも足を運んでみてください。タイには美しい儀式や文化がたくさんあります。市柱神社は、ワット・プラケオ、ワット・ポー、カオサンロードなど、多くの有名な観光スポットの近くにあります。この界隈でお寺巡りも楽しいですよ。皆さんが遊びに来るのを待っていますね!
サーンラックムアンへの行き方は簡単です。 MRTで移動する場合は、MRTサナム・チャイ駅で下車してください。 出口1:ワット・ポー近くのミュージアム・サイアム出口を利用することができます。
2番出口:ワット・ラーチャボピット・スクールの出口を出てください。その後、徒歩で移動します。ワット・ポーが見えますので、そちらへ歩いてください。900mほど歩くと、右手にCity Pillar Shrineが見えてきます。地下鉄からタクシーかトゥクトゥクに乗っても料金は100バーツ以下です。
Location : Lak Muang Road, Grand Palace Subdistrict, Phra Nakhon District
Time : Open daily from 6:30...
ASIATIQUE THE RIVERFRONT アジアティーク・ザ・リバーフロント
アジアティーク・ザ・リバーフロントはチャオプラヤー川沿いの大型オープンエア商業施設です。その広さは東京ドーム2.5個分!広大な敷地には多くのお店やおしゃれなレストラン、アトラクションがあります。そして実はこの土地はとても歴史のある場所なのです。 今日はリバーフロントならではの、その歴史から皆さんに知って頂きたいと思います。
アジアティーク以前のリバーフロントのストーリー
西暦1801年
かつてのワット・プラヤクライは王室寺院となり、ワット・チョタナラームと改名されました。王室寺院だけでなく、国内最古の製材所、シャムと世界とをつなぐ貿易港、第二次世界大戦中は日本軍の基地と武器庫として、この土地は「東洋のベニス」から「シャムのメトロポリス」への変遷において都市の重要な役割を担ってきました。
ワット・プラヤクライとチャルンクルン商業地区
ラーマ3世時代に王室寺院に昇格し、その後廃寺となった古い寺院「ワット・プラ・ヤクライ」の跡地には1861年にシャム初の舗装道路であるタノン・チャルンクルン(別名:ニューロード)が建設されました。何十年もの間、この道路の両脇に沿った地域は、街の最も重要な商業地区を形成していました。
西暦1861年 タノン・チャルンクルン(別名:ニューロード)シャム初の舗装された道路
シャムの貿易港へ
1884年、イースト・アジアティック社(EAC)の前身であるアンデルセン商会が、ラーマ5世の王室の船を指揮していたデンマーク人船長ハンス・ニールズ・アンデルセンによって設立されました。EACはこの寺院の跡地に港、製材所、倉庫を建設しました。
西暦1884年
アンデルセン商会を設立、後にデンマークの有名なイースト・アジアティック社の一部となる
西暦1894年
バンコク初の路面電車が開通
西暦1907年 イースト・アジアティック社が、この土地での港湾と製材所の運営許可を求めることに成功
イースト・アジアティック港は シャムのグローバル化のシンボル
イースト・アジアティック社が世界有数の貿易会社に成長すると、この土地に建設された港はシャムで最も重要な港のひとつになりました。この港からヨーロッパの異国情緒あふれる品々とともに、多くの重機や機械がシャムに入ってきました。
西暦1935年
世界最大の金の仏像が発見される。
西暦1941年
日本軍に接収され、第二次世界大戦を経て返還される。
かつて日本軍の基地だった場所が、リバーフロントの街として生まれ変わりました。 第二次世界大戦中、日本軍はこの土地を接収し、戦争物資の補給拠点として使用しました。長い時を経てこの歴史的な場所に、チャオプラヤー川沿いの文化の多様性を象徴する新旧の魅力を融合させたアジアティーク・ザ・リバーフロントが誕生しました。
1984年
イースト・アジアティック社の100周年記念式典と共に閉港。
2012年
アジアティーク・ザ・リバーフロント誕生。
今日、タイの商業施設の魅力は変化しています。以前は冷暖房完備の大きなショッピングビルが人気でした。そしてTCCランドグループはチャオプラヤー川に隣接するチャルンクルン通りのSoi 72 と 74 の間の72ライ以上のエリアに「アジアティーク・ザ・リバーフロント・プロジェクト」(Asiatique The Riverfront)の名称で、クールでトレンディーなショッピングと体験ができる新しい観光スポットをオープンしました。
かつてのラーマ5世の治世に遡り、タイがシャムという名称だった頃、チーク材製品の積み下ろしのためイースト・アジアティック社が開いた港であり、ヨーロッパとの国際貿易が始まった古い倉庫街が現在では変貌を遂げ発展しています。西洋と東洋、過去と現在を融合させたバンコクの新しいランドマークとなりました。
しかし、残念ながら 現在のアジアティークはとても寂しい雰囲気です。Covid19の影響で多くの店が閉店し、昔の2割程度のお店しか残っておらず、以前ほど外国人の観光客もいません。でもこの卒業シーズンには、タイ人の卒業生がここで写真を撮ることが多いのでそれが活気になっています。私も早く元通りになるよう心から願ってます。今日はみんなで、そんな現在のアジアティークがどんな雰囲気なのか見てみましょう。
先ほども言いましたが、COVID-19の影響で、多くのお店が閉まっています。以前のように観光客はいないとても寂しい雰囲気でした。今日は休日でしたが、この場所を訪れる人は多くありませんでした。私もとても憂鬱な気分になりました。そして、早く状況が改善されることを願うばかりです。また以前のようにお店を再開してほしいです。
ここは写真を撮るためのエリアで卒業シーズンなので学生たちが撮影に来ていました。 閑散とした中、ここには人が訪れていました。
以前は有名なカリプソ・キャバレーがありました。現在はここも閉鎖されています。かつては派手なドレスで美しく着飾ったレディーボーイたちのショーが行われていて、外で呼び込みをする彼女たちと一緒に写真を撮りたいお客さんがたくさん集まっていました。
チャオプラヤー川のプレイゾーンとレストランゾーンです。それぞれの雰囲気をみなさんに見てもらおうと思います。
川沿いではいくつかのレストランは営業していました。レストランのスタッフに聞いたところ、お客さんが8割以上減ったという話でした。しかし、今は辛抱しなければいけません。スタッフ一同、状況が改善されてまた多くの観光客が以前のようにこの場所を訪れてくれることを願っています。
午後4~5時頃は様々なディナークルージングのクルーズ船が出発する港となり、人がたくさん集まっていました。しかし、すべての船が港を出た後は また寂しい雰囲気に戻ってしまいました。レストランから、寂しさを解消するような大音量の音楽が流れてます。
プレイゾーンには3種類のアトラクションがあります。私にとっては、結構高い値段ですが 見に行ってみましょう!
1. メリーゴーラウンド(大カルーセル)メリーゴーラウンド(大カルーセル)
チケット代は1人100バーツです。1周約10分~15分。身長100cm未満のお子様は大人と同伴の場合、無料です。
2. ミステリーマンション
今ならプロモーション価格で、お一人様150バーツに値下げしています。世界で最も怖いお化け屋敷の一つであるウィンチェスターハウスをイメージした、不思議なお城です。タイ人も外国人も同じ値段です。ホラー好きな方、怖いもの知らずの方はぜひ遊んでみてください。
3. アジアティーク・スカイ
友達や特別な人とチャオプラヤー川の美しい景色とロマンチックな雰囲気を楽しんでいただけると思います。チャオプラヤー川の長いカーブを遠くまで見ることができる標高60m以上の観覧車です。特に夕方、日没前の景色は最高に美しいです。料金は、大人1人250バーツ、子供1人150バーツ、2〜5人のグループで利用できるVIPゴンドラは2000バーツ。1回あたりの所要時間は4回転程度です。
アジアティークまで行くのはとても簡単です。 BTSサパーンタクシン駅で下車してください。(スクンビット線からはサイアム駅でシーロム線に乗り換える必要があります。)そして2番出口を出て、道なりに歩くと、桟橋に着きます。
赤い看板が見えてきます。座ってアジアティーク行きの船を待ちましょう。 船が到着したら、係官が「アジアティーク行きの船が港に到着しました」と教えてくれます。アジアティーク社の無料サービスです。15分ほどで到着します。 船の運航時間は16:00~23:30です。
もし、タイを旅行する機会があれば、アジアティークをぜひ訪れてみてほしいです。観光客やお店は以前ほど多くないかもしれませんが、川沿いのこの場所にはまだまだ魅力があります。そして、近いうちに必ず以前のような人気の美しいショッピングエリアに戻ると思っています。
バンコク国立博物館 National Museum Bangkok
バンコク国立博物館は、1859年にラーマ4世によって設立されたタイで最初の公立博物館です。「フロント・パレス」(前宮)の名のとおり王宮の真正面に位置し、王座の間と王宮からなる美しいタイ建築のひとつとされています。
かつてのラーマ5世の時代までこの宮殿には5人の副王が住んでいました。その後、副王の地位は廃止されたため、空き家となった住居に「ルアン博物館」を設置し、数々の文化遺産、宗教美術品、王族ゆかりの伝統工芸品などを展示することになりました。設立当初は王室のプライベートミュージアムでしたが、ラーマ7世の時代には、殿下が「バンコクのための博物館」として設立し、1934年に「バンコク国立博物館」と正式に宣言しました。
この博物館は、見学しやすいように全部で13のセクションに分けられています。今日は私が皆さんを案内しますね。さあ、まずはチケットを買いに行きましょう!
外国人は200バーツ、タイ人は30バーツです。こちらでは傘を無料で貸し出しています。博物館は複数の建物を移動するのでこれからの雨期の観光には助かりますね。
チケット購入後、COVID-19のチェックポイントを通って入館して下さい。
●館内に水その他飲料水の持ち込みは禁止です。 ●ビデオ撮影は禁止ですが、写真撮影はOKです。
1. Siwamok Phiman Hall.
この建物は1782年のラーマ1世の時代に建設されて以来、王室の様々な功徳を行うために貴族が使用した宮殿でした。元々は壁のない広間で、木で造られており、現在よりも小さいものでした。その後、ラーマ3世の時代にかつての王座は取り壊され、より大きなレンガ造りの建物として建て直されました。屋根は今でも元の王座を模した木造です。現在、内部は古代タイ建築の美しさを復元し、価値のある骨董品や、素晴らしい芸術品が展示されています。しかし、私が行った日は改修中のため、残念ながら中に入ることができませんでした。
2.The Buddhaisawan Chapel.
プッタイサワン礼拝堂は1795年、副王スラシンハナートにより、プラ・ブッダシヒン(シヒン仏)を納めるために建てられた礼拝堂です。彼の死後、シヒン仏はあの有名なエメラルド寺院に移され、この建物は王座の館として使用されました。ラーマ3世の時代に行われた改修工事により、現代的な建築様式となりました。その後、ラーマ4世の時代にプラ・ブッダシヒンが戻されました。この礼拝堂の中には、ラーマ1世の時代の壁画があり、仏陀の生涯が壮麗に描かれています。
3.The red House.
「赤い館」と呼ばれるこの建物は元々、王宮の内庭に建てられていました。ラーマ1世が姉のシュリ・スダラック王女のために建てたものです。その後、ラーマ3世が内庭の家屋をすべてレンガとセメントの家屋に建て替えさせました。ラーマ2世の王妃が居住するためにトンブリのワンデーム宮殿に移され、モンクット王(ラーマ4世)の時代には、ピンクラオ王が副王としてワーンナーに移設し住むようになりました。このように移設を繰り返し、現在はバンコク国立博物館の一部としてラッタナーコシン時代初期のタイ人の持ち物や道具を展示しています。内部には、昔の生活に関する展示品があります。見に行ってみましょう。
当時出産した女性は、火床の前で木製の寝台に横たわり産後の修行をしなければなりませんでした。期間は人によって1週間から4週間(日数は奇数)で、長く続けるほど良いとされていました。修行を重ねることで、肌が健康になります。その女性が若く、第一子を出産したばかりの場合は、長く滞在することになります。
プラ・アウは、ゆりかごの台、木彫りのゆりかごの枠、シースルーのカーテンでできています。ゆりかごは、竹を編んで布を被せたもので、縁にはフリンジが付き、中にはパッドと枕が入っています。ゆりかごの梁には守護神のお守りがあります。お守りの表側には誕生日の守護神が描かれ、裏側には魔王のヴァイシュラヴァナ(毘沙門天)が描かれています。誕生日の守護神は、赤ちゃんのお世話をし守ってくれるものと信じられています。
ラッタナコーシン時代に木彫りで作られたものです。ジョンチッタノム・ディスクル王女(ラーマ5世の姪)からバンコク国立博物館に寄贈されました。シンハ(獅子)の脚、天蓋、植物のレリーフ、金箔を施した中国様式のベッドです。
シースリエン女王(ラーマ2世の妻)が所有した伝統的なタイの刺繡模様の靴。
4.Maha Surasinghanat Building
この建物では、アジアの美術展を開催しています。そして、先史時代から1800年代以前のタイの土地で発見された歴史的証拠-考古学的遺産を展示しています。この建物は6つの部屋があり全てで展示が可能ですが、404号室と405号室の2部屋は現在改修工事のため休館中です。
5.Praphat Phiphithaphan Building
こちらにはタイの各地に王国が形成された13世紀以降のタイの歴史的・考古学的な遺物が収蔵されています。1967年5月25日に故プミポン大王陛下によって落成され、2017年から2020年にかけて「前宮保存開発プロジェクト」の一環として改修が行われました。その展示は、歴史時代別に、ラーンナー、スコータイ、アユタヤ、トンブリ- - 初期ラッタナーコシン、ラッタナーコシンの5つのパートに分けられています。
国土の北部に位置したランナー王朝。12世紀末頃にチェンマイを首都として誕生しました。初期のランナー美術は、モン様式の上座部仏教の影響を受けていました。その後、ビルマのバガン美術を通じてインド美術の影響を受け、さらにセイロン美術やスコータイ美術の影響も受け、混じり合っています。
スコータイ王朝。北部の低地が発祥の地で12世紀半ばから約200年続いた王朝です。国を発展させ、広く領土を広げることによって、非常に繁栄しました。特に仏教に関する芸術作品の創造は、カンボジア、ビルマ、ランカ、ランナーの影響を受け、独自のスタイルに発展していきました。スコータイ県は世界遺産でも有名です。
13世紀半ばからタイの中部を中心にタイ族により興されたアユタヤ王朝。チャオプラヤー川流域 に位置し、417年にわたり貿易、経済、行政で繁栄した王国です。アユタヤの美術はクメール美術の影響を受けています。後にスコータイ美術の影響も受け、混りあっています。
1767年のアユタヤ陥落後、タイ王国の首都はチャオプラヤ川西岸の旧南部前哨都市トンブリーに移されました。その直後、新しい首都(バンコク)が誕生しました。1782年、ラーマ1世がアユタヤをモデルに東岸に建設したのがラッタナーコシン(チャクリー王朝)です。初期のラッタナーコシン芸術は、アユタヤ美術の様式を受け継ぎ、当時盛んだった中国との貿易により、中国美術の影響を受けています。
ラッタナーコシン王国のラーマ4世の時代。世界中に植民地主義が広がる中、タイには西洋の影響が入り込んできました。モンクット王(ラーマ4世の別名)はヨーロッパやアメリカの大国と外交関係を結び、国を西洋風の近代的なものに発展させました。
6.Moo Phra Wiman, the Vice King’s Residential Complex
ムー・プラ・ウィマンは1789年頃、ラーマ1世の時代に副王の住居として建てられました。ラーマ5世の時代に副王の位は廃止され、ラーマ6世の時代までは、国防省の兵舎として使用されていました。その後、ラーマ7世の時代にバンコクの博物館として改修され、現在に至るまで骨董品や芸術品を展示しています。
この展示室にも、興味深い骨董品がたくさん展示されています。今日は皆さんにいくつか見ていただきます。
この椅子は王様が長く立っていることのないよう用意され、行列を作るときや、戦争に参加するときにも使われていました。
7. イッサレート・ラチャヌソーン
ラーマ4世の時代に建てられた副王ピンクラオ王が使用した王座の間。ピンクラオ王は、1965年に亡くなるまで、ずっとこの玉座の間を住居として使っていました。現在、上階には、ヨーロッパ調の家具が展示されています。1階は王室の歴史や活動を紹介する展示室になっています。
8.中華風祭壇
ピンクラオ王は、中国風の住居を好んだといわれています。内部は中国絵画のディテールが満載です。
9. チャオプラヤー・ヨーマラート記念塔
ラーマ4世の時代に建てられた、2階建てのパビリオンです。三国志の物語を伝える彫刻が施されています。現在、内部は中国建築の装飾が施されています。
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チキンマッサマンカレー(マッサマンガイ)Chicken Mussaman Curry (Massaman Kai-มัสมั่นไก่)
サワディーカー!パットです。今日ご紹介するのは長い間、タイ人の生活とともに歩んできたといえるフードメニューです。その名もマッサマンカレー。世界で最もおいしいと評判の料理です。なぜなら2011年CNNトラベルの「世界の美食トップ50」で第1位に選ばれたからです!!そこからいっきに海外で有名になったので日本でも知っている方は多いのではないでしょうか?そして最新版の2021年にマッサマンカレーが再び1位にランキングされました!パチパチパチ・・・!これでまだ食べたことがないあなたもこの料理に興味が出てきたのではないですか?
まずはその起源から紹介しますね。実はいろんな説があるのですが、一説ではインドが原産で、タイでは230年以上前のラーマ2世の時代からあるそうです。また、別の説はもっと古く、ナライ大王(16世紀のアユタヤ王朝時代の王の一人)の時代に、ペルシャ(現在のイラン)からの使者や商人がタイ中部に持ち込んだのが始まりであると言われています。そしてまた、マレーシアに近いタイ南部の郷土料理としてマレー料理の影響も受けています。
「マッサマン」という名前は「イスラム教の」という意味でイスラム法のハラールに従って牛肉、羊肉、鶏肉などで作られます。タイでポピュラーなのは鶏肉のチキンマッサマンカレーです。本来の塩辛いイスラム教の味を甘くしたのがタイのマッサマンです。じゃがいもや人参と肉をシナモン、八角、唐辛子など多種のスパイスとタマリンドやパームシュガー、ココナツミルクで煮込んてありピーナツが入っているのも特徴です。マッサマンは、辛くて、香ばしくて、甘い食べ物なんです。そして他のタイカレーとは違ってどこの店にでもあるメニューではありません。マッサマンカレーの調理には細心の注意が必要です。重要なのは、ココナッツミルクは自分で絞らなければならないこと。スーパーやコンビ二で売っている出来合いのココナッツミルクを使うと、美味しくありません。それほど丁寧に作られたカレーなのです。
さて、今日はバンコクでマッサマンカレーを食べられるお店3店をご紹介しますね。
1.SO asean CAFÉ & RESTAURANT
ラチャダー通りにあるカフェチェーンでバンコク内に数店舗展開しているお店です。名前のとおりASEAN各国の人気のメニューを楽しむことができます。店内に入ると、藤細工のバスケットや陶器など、アジアンテイストな小物やインテリアが目を引きます。このお店はまだオープンして2年目だそうです。このお店のマッサマンはロティ(クレープ風の薄いパン)やライスヌードルと一緒にいただきます。マッサマンの味は甘さ控えめでカリカリのロティと相性が良く、一緒に食べるとより美味しくなります。価格は160バーツでした。
Location :The street Ratchadapisek
Time : Open 10.00 am - 21.30 pm
2.ร้านแม่มี่ข้าวซอย (Maemee Kao Soi)
このお店は、デパートのフードコートによくあります。私が行ったのは、セントラルワールド7階、TOPSスーパーマーケットの隣のフードコートです。おもしろいのはタイ北部の麺料理カオソーイと南部のマッサマン、両方の料理が売りなところです。注文したメニューは、「チキンマッサマンカレー(麺入り)」。通常、マッサマンカレーと麺が別々のお皿に分けてあって、自分で麺にかけるお店が多いのですが、ここは麺にカレーがかかった状態で出てきました。これはかなり変ってます。始めから麺と混ぜると油っぽくなるのになあ。この店は一皿65バーツでした。フードコートはやはりお安いですね!
Location :Food court, 7th floor at Central...
CHAOPRAYA ANTIQUE CAFÉ (บ้านท่าน้ำนนท์) チャオプラヤー アンティーク カフェ
みなさんお元気ですが?パットです!今日は変ったレストランを紹介しますよ!
今年の10月、台風やモンスーンによる大雨の影響でタイの川に隣接する地方では、川沿いにある多くの住宅やレストランが洪水の被害に遭いました。強く急激な水の流れによって、家が流されたり、壊れたり、家の中の家具や電化製品なども浸水により壊れたりと大きな被害をもたらしました。COVID-19の状況がようやく改善してきた矢先の洪水の被害に直面し、閉店を余儀なくされた店もありました。しかし、この困難な状況の中で、あるレストランのオーナーは新しい発想で営業を再開しました。オーナーにとって苦しい状況でしたがピンチをチャンスに変えることができたのです。
CHAOPRAYA ANTIQUE CAFÉ'は、この水害をお店の目玉となるセールスポイントにすることに成功しました。今では一風変った人気のレストランとなり、タイや海外のメディアが、危機をビジネスチャンスに変えたニュースとして紹介しています。 2月にオープンした当初は川辺でムーガタ(タイ式焼肉)を楽しめる極一般的なレストランでした。洪水が起こり、それはちょっとしたアトラクションとなりました。お客さんは浸水した床に足を浸しながら、そばを船が通った時に打ち寄せる波を避けながら、バーベキューを楽しみます。波が来るたびに笑いながら椅子の上に乗ったり、ちょっとしたスリルを味わえる「ホットポット・サーフィン」として口コミで知られるようになりました。ポジティブな発想ですよね。オーナーは障害が起きてもお店の再開をあきらめなかったのです!
私がそのレストランを訪れた日 はレストランの入り口に砂袋が重ねられ、中に水が流れ込まないようにしていました。しかし、洪水の状況は既に改善されていて川から来る波を避けながら食事をするという雰囲気は味わえませんでした。お店の売りのサーフィンはできなかったけど今日はチャオプラヤー川のそばで、美しい雰囲気の中で落ち着いて食事をすることができますよ。それでは、お店の雰囲気を見てみましょう。
テーブルについたら、まず前菜のメニューを頂きます。 ここは料理も素敵なんですよ。味も美味しかったし、普段食べない珍しいメニューもあって楽しめました。
前菜として出てくる料理をご紹介します。
いろいろな具材や薬味をチャップルーというハーブの葉っぱで包んで頂く一口サイズの伝統的なスナックです。 このメニューはなかなか手に入りません。市場やスーパーではめったに売られていません。ぜひ挑戦して頂きたいメニューです。中には、私のように食べる勇気がない人もいるかもしれません。555。味は、甘くて油っこいですね。でも様々なハーブを使用しているため身体に良い、 滋養のある食べ物ですよ。また、咳を和らげたり、風邪を治す効果もあります。
パイナップルに肉餡をトッピングしたタイの伝統的な前菜です。 こちらも珍しい料理です。タイの5つ星ホテルのレストランなどにこのメニューがあります。私自身は、映画でしか見たことがありませんでした!豚のひき肉とピーナッツをココナッツミルクで炒めて味付けしたものをパイナップルの上に乗せます。初めて食べましたが素晴らしかったです。味は、酸っぱくて、甘くて、ちょっと塩辛くて、とても美味しいです。
こちらは米粉とタピオカ粉に包まれた点心です。中の具は先程のマーホーの肉餡に似ています。これは屋台や普通のレストランでもよくある料理ですね。
グリーンカレーを素麺で頂きます。私はこの料理を4回も頼みました。5555 ここのグリーンカレーがとても美味しかったから!グリーンカレー自体はタイでおなじみ、どこでも食べられるメニューのひとつですが、このお店の味は絶対に他のお店とは違います。美味しかったー!もちろん前菜のおかわりもフリーです。
前菜の後はいよいよバーベキューです。お肉や野菜もおかわりフリーです。このタイ式バーベキュー(ムーガタ)は一般的にどこでも食べることができ、多くのお店があります。でも、今日は波に乗りながら食べる特別なバーベキューになると思って来たのに。しかし、自然には逆らえません。今日は波がなくても、綺麗な夕日の景色を見ることができました。。
バーベキューを食べながらゆるやかな流れのチャオプラヤーに沈む夕日。感動的なディナーでした。 また行く機会があったら次は波を避けながら食事ができるかも? またオーナーの新しいアイディアがあるかも? タイに来る際はぜひチェックしてみてくださいねー!
こちらは事前の予約をお勧めします。予約なしではおそらく席はないでしょう。もしくは、2階の席になり、きれいな景色が見えないかもしれません。 LINE ID : NON2468 でLINEに友達追加すると、スタッフから空いている時間帯と料金をお知らせしますので、お好きな時間をお選びください。レストランは平日2回、週末4回に分けて営業しています。時間帯と値段はこちらです。
-月〜金のランチタイム(11.00am〜14.00pm) 価格450バーツ/人
- 月~金 のディナー(17:00~20:00) 価格 650バーツ/人
- 土曜・日曜・祝日のブランチタイム(10:30~12:30)価格450バーツ/人
- 土曜・日曜・祝日の午後(13:00~15:00)価格450バーツ/人
- 土曜・日曜・祝日の夕方(16:00~18:00) 料金 650バーツ/人
- 土曜・日曜・祝日のディナー(18時30分~20時30分) 価格 650バーツ/人
そして、予約の際にレストランに50%のデポジットの振込みが必要です。予約をキャンセルした場合、返金はありませんのでご注意ください。
私は休日の夕方の時間で予約しました。やはりチャオプラヤー川は夕景が美しいので。 少し暑かったですが、綺麗な夕日を撮影することができたのでこの時間にして良かったです。
ここへの行き方。 タクシーで来るのが一番便利だと思います。 BTSの場合、パープルラインのヤエック・ノンタブリ1駅で降りて、タクシーに乗り、ドライバーにSoi Phibun Songkhram 15に行くように言ってください。
Location : 370 Moo 5 Soi Phibun Songkhram 15, Suan Yai Subdistrict, Mueang District, Nonthaburi Province 11000 Nonthaburi Municipality
Contact : FB: ChaoprayaAntiqueCafe
Line : NON2468
Tell : 093 112 4222
Time ...
ロイクラトン祭り Loi Krathong Festival
みなさんサワディーカー!パットです。今日はタイで最も美しいと言われているお祭りをご紹介します。
ロイクラトンは、4月のソンクランと並ぶタイを代表するお祭りの一つです。クラトン(灯籠)をロイ(川に流す)という意味で毎年、同じ日ではなく、河川の水位が高くなる旧暦12月の満月の夜(現在の10月か11月頃)に人々が川岸に集まりクラトンを流します。今年2021年は11月19日でした。
始まりは水の女神“プラ・メー・コンカー”へ農業の収穫に感謝の気持ちを表し、犯した罪の許しを請い、自らを清めるための神聖な伝統行事として行われていました。現在、多くの人はあらゆる種類の悲しみから逃れるため、自分の欲しいものを手に入れるため、総じて自分や家族の幸せを願ってクラトンを流します。また、花火を上げる地域も多く、川の周りには食べ物や雑貨などの屋台が立ち並ぶナイトマーケットが開かれ、子供から大人まで楽しめるイベントとなっています。
ロイクラトン祭りは 貴重なタイの伝統であり、家族、コミュニティ、社会、宗教にとっても価値のあるものです。例えば、家族が一緒に時間を過ごせるようにしたり、コミュニティが協力してイベントを開催するようにすることで、収入の増加にもつながります。そして、河川や運河の環境保全のためのキャンペーンを行う良い機会にもなります。
この2年間のCOVID-19の発生状況では、世界的に活動が自粛され、様々なフェスティバルの開催も自粛されました。タイも同様です。2年前にはロイクラトンをはじめとした祭りが中止になり国全体が寂しい雰囲気になっていました。しかし今年はタイを含め、世界中の人々がワクチンを接種し、現在のタイは状況が良くなってきたので政府は対策を緩和し様々な祭りができるようになりました。バンコク、チェンマイ、スコータイなどのイベントが有名で特にチェンマイでは例年イーペン祭りと呼ばれるコムローイというランタンを空に飛ばすイベントがあります。数千個のコムローイが空を埋め尽くす様子はとても美しいです。しかし今年は空に飛ばすランタン、花火、爆竹、飲酒は禁止で感染対策の上、指定された場所のみでの開催となりました。いろいろ規制はありますが、今年ようやくお祭りが復活してとてもわくわくしています!
今年私が行ったのは大きな池のあるベンジャシリ公園(エンポリアムデパートの横)とラマ7世橋近くのチャオプラヤー河沿いの二ヶ所です。
さすがに久しぶりのお祭りなのでかなりの賑わいでした。多くの人がクラトン(灯籠)を浮かべていました。子供たちはみんなタイの衣装を着ていました。11月は雨季も終わり涼しくなって過ごしやすいシーズンの到来です。夜の涼しい風と綺麗なお月様、川面の灯籠の光、幻想的で美しい祭りです。 しかし、多くの場所で交通渋滞を引き起こしています555。でも、どんなに渋滞していても、ほとんどの人はロイクラトン祭りを訪れたいと思っています。
ロイクラトン祭りにはクラトン(灯籠)が欠かせません。クラトンは様々な素材で作ることができます。売り手のアイデア次第でもあります。やはり環境に優しい天然素材で作られたクラトンが人気です。バナナの木と葉の土台に花、ろうそく、お線香、飾りをあしらって、美しいクラトンを作ることができます。バナナの木で作ったクラトンは、化学物質で川を汚すことはありません。しかし、分解されるまでには長い時間がかかるので、次の日の朝、お掃除スタッフがあちこちの川から流れ着いて浮かんでいるクラトンを回収します。COVID-19発生の前であれば、祭りの翌日に何十万個ものクラトンを拾い集めなければならなかったでしょう。今年はそこまででは無いようです。
バナナの木で作られたクラトンの値段はまちまちです。50~100バーツくらいですが、クラトンの大きさや装飾によって変わります。上の写真の私が買ったものは80バーツでした。
バナナの他にも、クラトンを作るのによく使われる自然素材があります。この写真のクラトンは、魚の餌となるコーンスターチを原料とし、様々な形にデコレーションしたものです。このタイプのクラトンは、バナナの木で作られたクラトンほど高価ではないので人気があります。また、川の中の魚の餌にもなるのでいいですよね。だいたい25~50バーツくらいです。自分でクラトンを作ることもできます。ロイクラトンが近づくとスーパーなどでクラトンを売っていますが手作りキットを売っている店もあります。また会場の近くに自作のクラトンを作ることができるワークショップがある場所もあります。たくさんの種類が並んでいるクラトンから選ぶのもわくわくしますが、自分でオリジナルの装飾をするのも楽しそうですよね。
タイの美しい文化のひとつロイクラトン。素晴らしいお祭りだと思います。みなさんにもこの美しい祭りを体験してもらいたいです。ぜひ一度ロイクラトンの時期にタイを訪れてみてください。きっと素敵な思い出になることを保証します。来年のロイクラトンは2022年11月8日の予定だそうです。また来年も変わらずこの美しいお祭りが無事開催されることを祈って私もクラトンを流しました。