サワディーカー!パットです。
今日は”サムットプラカーン展望タワー” へやってきました。なんと! ここは元刑務所の跡地が、チャオプラヤー川河口を望むタイで唯一のランドマークへ生まれ変わったところです。
2012年9月から10年もの歳月をかけて建設され、2022年8月22日サムットプラカーン県行政機関は「サムットプラカーン ラーニングパークと展望台」の開所式を行いました。このエリアは以前は”サムットプラカーン中央刑務所 “でした。その刑務所は2001年にサムットプラカーン県バンボー郡クロンダン区に移転しています。
サムットプラカーン県行政組織と市の自治体が共同でプロジェクトを立ち上げ、5 億 9,373 万バーツの建設予算が使用され、 建設完了までに10年かかりました。
壮大なプロジェクトですね!
敷地面積は13 ライ(20,800㎡)以上、 建物の高さは約179メートルです。サムットプラカーン県の情報センターとして、学びの場となるように作られ、一般の人々も訪れることができる新たな観光名所となりました。
チャオプラヤー川河口の美しいビューポイントであることに加えて、この公園には「パクナム市の100の物語」という展示シリーズもあり、観客が体験できるサムットプラカーン県の歴史、生活様式、物語などが 6つのゾーンに分かれて展示されています。
さあ、建物に入って、何かおもしろいものがあるか見てみましょう!レッツゴー!!!!!
敷地内にはダイナソー広場があります。数体のリアルな恐竜たちがお出迎えしてくれます!
なかなかの迫力です!
現在、タイ人も外国人も無料で入場できます。受付では、見学の前に必要な情報を教えてくれます。
こちらのカウンターで、来訪者は署名が必要です。複雑な手続きはなくサインをするだけです。
受付を済ませると、スタッフが見学ツアーの出発時間を案内してくれます。でも長く待つ必要はありません。見学ツアーは20分おきに行われます。見学は2時間ほどかかります。建物内はエアコンがとても寒いです。 タイのおもてなしです!5555、羽織るものを用意した方がいいですね。
普段はタイ語のみですが、毎週土曜日の12:00頃、外国人観光客のために1回だけ英語のナレーション付きツアーがあります。この特別回に参加したい場合は、電話か写真のQRコードをスキャンして、事前にツアー参加の予約をしてください。この特別回も無料です。(追記:現在無料ですが、変更される場合があるので、事前にご確認ください。)
私は1分遅れでツアーに参加できず、次の回を20分待つことになりました。5555
そこでスタッフの方から、まずは25階と23階の360度見渡せる景色を見に上がってみてはどうかとアドバイスをいただきました。
さあ、サムットプラカーンの街周辺の景色を見に行ってみましょう!
25階に上がると、こんなに綺麗なチャオプラヤー川河口の景色が見えてきます。
この階にはさまざまな展示室もあります。
この部屋では、地元の知恵や工夫を紹介しています。
地元の植物やハーブを使いオリジナルの製品に加工しています。
マングローブに関する情報を紹介する部屋です。
マングローブの木は中型の木で、海岸線が海流に浸食されるのを防ぐのに役立っています。
プーチャオサミンプライの歴史を紹介する部屋です。
プーチャオサミンプライは聖人として崇められ、サムットプラカーンの市の名前にもなりました。サムットプラーカーンの人々の心を精神的に癒す存在でもあります。
この部屋は、サムットプラカーン県に有名な
お寺や僧侶がたくさんいることを表しています。
リアルな蝋人形や銅像が飾られています。
ラーマ9世(プーミポン・アドゥンヤデート前国王)の発案によりプミポン橋が建設されました。バンコクとその周辺の交通問題を解決し、バンコクのラットブラナ地区、ヤンナワ地区、サムロンタイ地区と工業地帯を結ぶ物流ルートとなり、サムットプラーカーン県は
高速道路網や各種道路と接続できる産業環状道路ネットワークを介して結ばれています。
23階は球体のガラス張りの部屋です。タイで唯一、サムットプラカーンの360度のパノラマを見ることができます。広々とした展望台をゆっくり歩いて回ってみてください。1回10バーツの望遠鏡でエラワン象やプラ・サムットチェディなどサムットプラカーン県の重要なスポットも確認できることでしょう。そしてやはりチャオプラヤー川の眺めはすばらしいです。
いよいよ展示会見学ツアーの時間です。 私たちは急いで1階に降りてきました。 展示テーマは「パクナム市の100の物語」というサムットプラカーン県の歴史、生活様式、物語をユニークに紹介し、観客と対話できるようになっている体験型アクティビティーという感じです。展示は6つのゾーンに分かれています。
Zone 1.
パクナム 思い出の出来事
要塞都市の過去の栄光を体験してください。
時代によって役割は異なりますが、現代に至るまで長い間、
このパクナム市はタイの辺境の町としての根幹を今も残しています。
ゾーン1の見学のためスタッフがドアを開けると、ボートの模型が置かれていました。
仮想の船ですが、私たちは乗り込みました。そこで様々な場所へ航海している雰囲気を伝える映像が流れます。映像に合わせて船が動いて進んでいくのでとても楽しい!
Zone 2.
チェックポイントの前から街の港に入ります。
様々な商船が港にやってきて、商品を持ち込んで売ったり、
タイから商品を受け取り外国へ運んだり。あの時代の貿易港の雰囲気を描いたものです。
サムットプラカーン県は海洋の前線基地であり、過去に外国人との交易に
使用されていました。ここには交易で持ち込まれた製品などが展示されています。
Zone 3.
要塞としてラッタナーコーシン時代初期の新しい城塞都市の雰囲気を味わうことができます。
周囲の敵から守る辺境都市として重要な役割を果たすようになった ナコーン・クエーンカーン市とサムットプラカーン市。市建設のための地域測量の起源から強力な要塞都市への統合まで見ることができます。
民族、宗教、文化、伝統の多様性がある
かつての人々の生活や交易の雰囲気を体験してください。
この部屋にはプラ・サムットチェディのレプリカも展示されています。
Zone 4.
国土を守るためにーパークナム事件―
可動式の床で1893年ラッタナーコーシン時代にシャムを侵略したフランス軍艦との戦いを体験することができます。プラ・チュラチョムクラオ要塞にある実銃をモデルにしたタイガーガンを備えたダブルハイスクリーンで実戦の雰囲気を再現しました。
パークナム事件はタイが新たな経済フロンティアとなる大きなターニングポイントとなりました。タイ国内初のパクナム鉄道をはじめ、交通機関などさまざまな公共事業を創設することとなったのです。
かつての駅の雰囲気
汽車の切符
電信もかつての通信手段の一つです。
昔の電話
プラットホーム
Zone 5.
経済チェックポイント
サムットプラカーンが強力な工業都市になるための重要な一歩を踏み出したストーリーを紹介しています。 経済成長を続けつつ、ユニークな特徴を持つ農業部門と文化的アイデンティティを併せ持つ観光部門。そんなストーリーを知ることができます。
さらに、サムットプラカーンの県花である「フォー・タレー」の大型スクリーンを通して、良好な緑地管理部門のストーリーも紹介されています。
また、物流ベルトゲームや、重要な輸送ルートを示す360°のプロジェクションマッピングで、国の経済を牽引する陸・海・空・貨物輸送システムのネットワークを示すFuture Logistics Lab(未来の物流ラボ) もあります。これも楽しい!
Zone 6.
未来を探して
巨大な LED スクリーン技術を駆使した20 平方メートルを超えるサムット プラカーンの完璧な都市計画をケーブルカーで探索しましょう。
光、色、音で楽しむアトラクションです。
サムットプラーカーンの地方開発戦略により未来に向けて進むガラスの歩道は
世界各地をつなぐ最初のゲートウェイなのです。
これでツアーは終了です。このラーニングパークを訪れたことで、サムットプラカーン県についてたくさん知ることができたし、かつての人々の文化や生活様式、貿易についても理解できました。 タイの中でもとても魅力的な県だと思います。ここのスタッフはみんなフレンドリーで、 常に笑顔で質問に喜んで答えてくれます。それも「ラーニングパークとサムットプラカーン市展望台」の多彩な魅力の一つです。
機会があれば、ぜひ訪れてみてください。あなたもサムットプラカーンが好きになるかも!? 勉強だけじゃなく楽しさと感動があり、笑顔になれますよ!それではまた!
-営業時間:火曜日~日曜日(月曜日は定休日)AM10:00~PM5:00
-ツアー見学 ツアーは午前10時から1日16回。20分毎。午後3時が最終回。
ツアー時間 約2 時間 (1回のツアー参加者は 25 名まで)
-6つのゾーンをガイドが案内し、360度パノラマビューポイントは自由に見ることができます。
-期間中の入場料は無料となります。 (ご来場前に再度ご確認ください)
-アクセス : BTSスカイトレイン「Pak Nam」駅下車、6番出口よりすぐ。
-お問い合わせ先:09-8241-9495