サワディーカー!パットです。
今日はまたまたタイの豚肉料理を紹介します。
カオムーデーン(紅焼き豚)とムーグローブ(カリカリ揚げ豚)のせご飯です。2種類の豚肉を使ったこの料理はどのようにしてタイに伝わったのでしょうか?香ばしいスパイスの香りが漂う柔らかい紅焼き豚、薄くパリッとした皮と柔らかい肉質のカリカリ豚、甘いクンチアン(中華ソーセージ)、ゆで卵、そして濃厚なソースが添えられています。まろやかな味わいです。どちらも中華料理の影響を受けた料理です。中華料理文化で人気のメニューである「紅豚」つまりチャーシューと「カリカリ豚」シューユック(広東料理)から影響を受けています。
■カオムーデーンの起源
カオ(ご飯)ムー(豚肉)デーン(赤色)
紅焼き豚(チャーシュー)は、中国広東省発祥の焼き肉料理です。モモやロースの豚肉を醤油、蜂蜜、スパイスを混ぜ合わせた調味タレに漬け込み、光沢のある赤色になるまで焼き上げます。中国、香港、マカオで広く食べられており、華人社会にも広く浸透しています。
■ムーグローブの起源
ムー(豚)グローブ(カリカリ)
カリカリ豚(シューユック)は、豚バラ肉を漬け込み、皮がパリパリになるまで焼いたものです。特に香港やマレーシアで人気があります。皮をパリパリに仕上げる技法は、中国南部の料理に特有のものです。
この料理はどのようにしてタイに伝わったのでしょうか?
初めはラタナコーシン時代(1782年~)初期からタイに移住した潮州華人グループが持ち込んだ多くの料理文化の一つでした。現在ではタイで最も人気のある料理の一つです。レストランや屋台で手軽に食べることができます。今日はカオムーデーンとムーグローブが人気の有名レストランをご紹介します。
1. Siriporn Phochana シリポーン・ポーチャナ




3世代以上に渡り美味しい料理を提供してきた老舗レストラン。マハノップ通り沿い、サオチンチャー(ジャイアントスイング)の近くにあります。ここの料理は最高峰と評判で、多くのお客が足を運んでいて、その満足感は間違いありません。特にランチタイムはどのテーブルも満席です。このレストランの特製ムーデーンとムーグローブ。柔らかいムーデーン、弾力がありながらもカリカリとした食感のムーグローブ。中華ソーセージと卵が添えられ、伝統的なレシピのソースで味付けされています。味はまろやかで、ちょうど良いです。この料理は80バーツ。私にとってはかなり高価ですけど。。。☹
住所:152 Mahanop Road, Sao Chingcha Subdistrict, Phra Nakhon District, Bangkok 10200
電話番号:097 002 9563
営業時間:月曜日~日曜日 7:00~18:00
交通: BTSでヴィクトリーモニュメント駅まで行き、12番のバスに乗ってバンコク市庁舎停留所まで行きます。
https://maps.app.goo.gl/zNGjCd1hP4GrERMw5
2. Xie Lao Yee Hor シエ・ラオ・イーホー



このレストランは70年以上営業しており、ヤワラート通りの中心部に位置しています。屋台スタイルのレストランです。一見、食欲をそそらないかもしれませんが、その古さの魅力があります。レストランの美しい外観に頼らなくても、お客の多さでその美味しさを保証されているようなものです。このレストランの特徴は、ハーブ入りのゆで卵です。濃い黒い殻のゆで卵。赤い豚肉、大きく切られた肉は柔らかい。カリカリの豚肉は一口大に切られ、皮がカリカリ、中華ソーセージは風味が良く、甘すぎず、小麦粉が少なく美味しいですが、ご飯は少し固めでした。😊黒いゆで卵の黄身は柔らかくジューシーで、固ゆでされた白身は歯ごたえがありソースと一緒に食べるととても美味しいです。このプレートは67バーツです。
住所:59 Plang Nam Road, Samphanthawong Subdistrict Samphanthawong District Bangkok 10100
電話番号:094 419 8731
営業時間:月曜日~日曜日 8:30~16:00
交通:MRT Wat Mangkon駅1番出口(Plaeng Nam Road)で下車し、駅から約200メートル、ヤワラート通りの突き当たりまで歩いてください。
*** このお店は午前中に行くことをお勧めします。お昼過ぎはお客が多くて、
長時間並ぶ場合があります。
https://maps.app.goo.gl/2zdnLdFL9Vy3xAHv9
3. Aiya Aroy アイヤ・アロイ



このレストランはスクンビット・ソイ23にあります。ワンルームのショップハウスで、席数は多くありません。アソーク駅からほど近い都会のど真ん中にあるこのお店、実は数十年に渡り営業しています。場所柄、ショッピングの合間のランチにもいいですよね。ここの赤豚のソースの美味しさは格別です。とろみがあり、甘辛く、塩味が効いています。このソースでカリカリの豚肉も一層美味しくいただけます。価格は60バーツです。
住所:4 9 Soi Sukhumvit 23, Khlong Toei Nuea Subdistrict, Watthana District, Bangkok 10110
電話番号:02 258 3750
営業時間:月曜日~日曜日 7:30~16:30
交通:BTSでアソーク駅、またはMRTでスクンビット駅から徒歩6分
https://maps.app.goo.gl/veQEERn3PAHzJx869
4. Si Morrakot シー・モラコット




80年もの間、代々受け継がれてきた美味しさを守り続ける伝説の名店。ムーグローブをご飯にのせた一品。その味は並大抵ではありません。ソイ・トックロンムーで屋台として営業していたこの店は、現在は2部屋しかないショップハウスに移転。
シー・モラコットの魅力は、ハーブで発酵させた紅豚の風味。程よい火加減で焼き上げることで、香ばしさと甘みが肉に染み込みます。カリカリの豚肉、引き締まった肉質、脂身の少なさ、そして程よい塩味が隠れたパリパリの皮。何世代にもわたってお客様を魅了してきた、特製家伝のソース。この一品は65バーツです。
住所:80-82 Soi Sukorn 1 (ワット・トライミット向かいのソイ),
Mittraphap Thai-Chinese Road, Talat Noi Subdistrict, Samphanthawong District, Bangkok
電話番号:081-567-9006、081-816-9774
営業時間:毎日10:00~17:00
交通アクセス:MRTフアランポーン駅下車、1番出口を出てラマ4世通りを左折し、Thai-Chinese Roadに入ります。ソイ・Sukorn 1を左折して約70mです。
この料理は単品ずつでも頼めますが、ムーデーンとブーグローブの全部乗せで贅沢にどうぞ!
カオ・ムー・デーンとムー・グローブはタイ人に一番人気のメニューです。カオマンガイにも負けていません。お店でも屋台でもフードコートでも手軽に食べられるメニューです。まだお召し上がりでない方は、ぜひお試しください。タイ料理がさらに好きになるかもしれません。😊😊😊それではまた!
前回のカオ・ムーデーンの記事