Prasat Nakhon Luang or Wat Nakhon Luang  [アユタヤ郊外の石城] プラサート ・ナコーン ルアン/ワット ・ナコーン ルアン 

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プラサート ・ナコーン ルアン/ワット ・ナコーン ルアン

石の城といえば誰もがタイ東北地方のプラサート・ヒン・ピマイパノムルン(ブリラム県にあるクメール遺跡)やカンボジアのアンコールワットのような有名な石造りの城を思い浮かべるでしょうか。 しかしそれらの場所はバンコクからかなり遠いです。 今日はもっと近場でクメール様式の石造りの城を非常に忠実に再現したとされる「プラサート・ナコーンルアン」と「ワット・ナコーンルアン」をご紹介します。 

プラサート ・ナコーン ルアン/ワット ・ナコーン ルアン

プラサート ・ナコーン ルアンはプラサート トーン王 (アユタヤ王朝27代目) の治世中の1631 年に建てられました。 

ナコーンルアン郡のパーサック川(ルーイ県、サラブリ―県などを流れてアユタヤ県で合流するチャオプラヤー川の支流の一つ)の東側に位置します。 ここはアユタヤ王たちがサラブリーの釈迦の足跡を訪れた際に滞在した宮殿であり、ロッブリーを訪れた際の住居としても使用されました。タイとクメールの芸術が見事に融合したアユタヤのもう一つの聖地です。カンボジアのプラサート・シラのクメール様式をモデルに建設されたと言われています。カンボジアを取り戻した王の名誉を祝うために建てた城ですが、何らかの理由で建設は未完のままになっています。 その後、1989 年にモンドップ(仏堂)が建設されました。アユタヤ王朝の王統は一つではなく4つの王家に分かれており、4つの仏陀の足跡が残されています。 

プラサート ナコーン ルアンを訪れる人は、仏陀への敬意を忘れてはなりません。 ぜひ仏陀の足跡もお参りしましょう。最上階にあるマンダップに祀られている仏陀の足跡は、4つの仏陀の足が重なったような形をしており、石には深いくぼみがあります。最大の足跡は幅約 2.50 m長さ約 5.50 m です。 

この城のもう一つの興味深いものは300年前の古代のガネーシャ。休暇中は1日に何万人もの観光客がやってくるという大変貴重な古代遺跡なので人混みで事故が起こらないように、寺院の管理者は参拝者を整理したり注意を払っています。しかし、私が訪れた日は平日だったので観光客はほとんどいませんでした。 管理者がナコーンルアン寺院のガネーシャの創造の歴史についても話してくれました。 現在80歳になる建立者の曾孫を通じて、ラーマ5世とラーマ6世の時代からこのガネーシャは現在地に安置されていたと伝えられています。プラナコーンの国立博物館に展示されているガネーシャはこのレプリカであると考えられています。 仕事運や財運についてお願いに訪れる人々がほとんどで、願いが叶った後またお礼に戻ってくる人も多いそうです。 

いかがでしたか? 
アユタヤの旧市街は寺院や遺跡などが数多くある有名な観光地ですが、そこから20キロほど離れた訪れるべきもう一つの場所と言えるでしょう。 田園地帯に囲まれたひっそりとたたずむこの場所にくると時の流れについて考えさせられます。 いくつかの記憶はゆっくりと消えていきます。未完のまま放置された城。おそらく完成したプラサート ナコーン ルアンを見る機会がないのは残念です。しかしその歴史に思いを馳せることはできます。  
みなさんもアユタヤ観光の際にぜひ足を延ばしてみてくださいね。 

※バンコクから車で約1時間半 

Location     :     184/1 Moo 1 Nakhon Luang, Nakhon Luang, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13260 

Business hours     :     Open every day 6:00–18:00 

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