タイの古民家カフェで伝統スイーツのアフタヌーンティー[ジンジャーブレットハウスカフェGingerbread House Café]

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ジンジャーブレットハウスカフェ

サワディーカー!パットです。
今日はジャイアントスイング(サオ・チンチャー)がシンボルの王宮エリアにある素敵なカフェ「ジンジャーブレッドハウス」をご紹介します。長い歴史を持つ古い木造住宅を改装したこのジンジャーブレッド ハウスは1913年に建てられた築110年の建物です。その始まりはプラサート・キーラット副司令官の妻であるアムデンナイ夫人でした。

土地の最初の所有者である Luang Buri Phithakから47㎡の土地を購入。その後、プラサート・キーラット副司令官が、家の周りにステンシルが施された美しいジンジャーブレッドハウスの原型となる家を建てました。 このステンシルの形がクリスマスに作られる人型のクッキー、ジンジャーブレットに似ていることからこの愛称がついたそうです。夫妻が亡くなった後、この家は一族の子孫でありラーマ9世国王の専属歯科医であったMilady Petchara Techakampuchに売却され、この非常に珍しい貴重な建築を後世の人々に学んでもらいたいと考え、形を変えずに保存していました。その後一族の4代目後継者であるThanatchaporn unaratanaankunが1990年に初めて大改修を行い、古い木材はそのままにペンキを塗り、床を30センチ高くして水はけを良くしたりと様々な個所を修繕しました。

それでも、ジンジャーブレッドハウスをできるだけオリジナルの状態で残したいというミレディ・ペッチャラの意向に沿って木材、雨戸、蝶番、サッシ、壁、通気口、ステンシルはすべて昔のままです。コーティングや研磨などは一切していません。ジンジャーブレッドハウスはコロニアル様式の家です。このスタイルの家は植民地時代に由来していて、軒先や通気口やバルコニーの手すりなどを様々な模様の透かし彫りの木材で飾るのがポピュラーでした。このモデルはイギリスのビクトリア様式の家が元になっており、ラーマ4世の時代以降、外国人からタイに広まりました。タイ人は、木彫りの模様の美しさも大好きです。その人気は宮殿や貴族、大富豪、男爵の家、さまざまな寺院でも広まりました。外国風の家であってもコロニアルスタイルと、高温多湿な気候のタイスタイルを融合させたユニークな建物になりました。

この建物の歴史が分かったところで、お腹が空いてきました。 😊 さて、このカフェミュージアムで何を食べられるか見てみましょう!

カフェのメニューはデザート、ケーキ、さわやかなドリンクを提供しています。
シンプルだけど美味しいタイの伝統的なデザートも揃っています。

今日は私一人で来ました。中に入るとスタッフがセットメニューをすすめてくれました。
ブアトンという1人前くらいのセットでタイのデザート8品、ホットティーかマンゴースムージー1杯が含まれます。またはお好みのドリンクメニューを注文できます。
今日は暑いのでマンゴースムージーにしました。 このセットの価格は329バーツです。
30バーツ追加でスムージーにマンゴーの果肉も追加できます。もちろん追加で頼みました!注文が済むとスタッフがテーブルまで案内してくれます。 自分でテーブルを選ぶことはできません(笑)。 私は2階席を確保しました。 テーブルに着くとすぐに、スタッフは注文したデザートと飲み物を運んできてくれました。早い!

かわいーい!

タイの伝統的なデザートにはどんなものがあるの? 皆さんは知っていますか?食べたことがありますか?

1.ゴールデンドロップエッグ(トン・ヨッドทองหยอด)

アユタヤ時代(ナライ大王の治世)にポルトガルから伝わったデザートです。 ポルトガル北西部の海岸都市アヴェイロが発祥の地です。 小麦粉に卵黄と水を混ぜて丸く成形し、沸騰したお湯に入れて砂糖を加えて煮ます。小麦粉に火が通ると水滴のようになり、黄金色に輝くきます。 結構甘いですがジューシーでお茶菓子としてちょうどいい感じです。

2.タイ風プリンのココナッツトッピングクリーム添え(カノムタコขนมตะโก้)

タコは米粉を使ったタイのデザートです。 緑豆の粉と砂糖、そして独特の爽やかな香りを持つジャスミン水を混ぜ合わせて柔らかくもちもちした食感に仕上げます。 そして塩味のココナッツミルクをトッピングします。 食感はホイップクリームのように柔らかく滑らかです。

3. タイプリン ココナッツトッピングクリーム添え(カノムタコขนมตะโก้)

同じカノムタコの色違いです。こちらは可愛いピンク色です。

4.レイヤーデザート(カノム・チャンขนมชั้น)

カノムチャンはタイの伝統的なデザートです。タイ語でカノム(お菓子)チャン(階層)という名のとおり、何層にも重なった長方形の形をしています。ほとんどの場合、パンダンリーフを使って緑色に作られます。しかし、最近は美しい色を出すために食用色素を使うこともあり、色とりどりのカノムチャンがあります。めでたい儀式のデザートによく使われます。縁起の良い数字とされているため、最大9階層にします。食べると幸せが訪れると信じられています。

こちらも伝統的なタイのデザートです。このデザートは緑豆餡を卵黄でコーティングして甘いシロップに漬けたものです。 名前の由来はカヌン(ジャックフルーツ)のメット(種)に似ているから。カヌンはタイ語で(支え合う)という意味もあり、「お互いに支え合う」という意味が込められて、ジャックフルーツは縁起の良い果物とされています。それでそれにまつわるメットカヌンも特に結婚する夫婦の幸せを願う贈り物とされることが多いです。

6. イミテーションフルーツ(ルークチュップลูกชุบ)

とても可愛らしい形、色彩がユニークなデザートです。
そのほとんどは果物の形をしています。細かく砕いた緑豆とココナツミルクを混ぜ合わせ、様々な形に成形し、色付けしたゼリーで包んだデザートです。 美しくコーティングされてつやつやしています。アーモンドをすりつぶして作るマジパンやマッサパエスと呼ばれるポルトガルのデザートに由来しており、タイにはアユタヤ時代に伝わりました。当時のソムデット・プラ・ナライ大王(1656~1688年)の時代はルークチュップ作りは宮殿の中で行われており、特別なお祭りのときに食べたり、子供たちに与えたりされていました。

7. 蒸しココナッツミルクプリン(カノム・トゥアイขนมถ้วย)

タイで最も人気のあるデザートの 1 つで700年以上の歴史があります。アユタヤ王朝時代から王室の儀式や伝統的な祭りで使われるようになり、人気を博しました。米粉とココナッツミルクや砂糖、塩などを材料に作られます。専用の小さな陶器に入れて蒸すのが特徴です。少し塩っ気のある甘さ控えめの味で、2層になっており上はふわふわ、下はもちもちの食感が楽しめます。

8. 黄金の糸の卵 (フォイトーンฝอยทอง)

ナライ大王の時代から続く長い歴史を持つタイの縁起の良いデザート「フォーイトーン」。 ポルトガル発祥で日系ポルトガル人女性がタイに広めたデザートレシピです。 トーン・イップ、トン・ヨットとともに、タイで大人気となり、すっかりタイの食文化のひとつとなっています。トン・ヨットと同じ材料を細い糸状にして沸騰したお湯で煮て作ります。トーン(黄金色)で長い糸で長寿を意味し、こちらも縁起の良い食べ物としてお祝い事に出されることが多いです。

マンゴースムージー

夏に人気のタイの定番ドリンク。 甘くて香しい味わいで、みんな大好きな味ですよね!
トッピングでつけたマンゴーの実も食べ応えがあってとっても美味しいです。

~タイの衣装をレンタルできます。~

昔のタイの伝統衣装を着てカフェ内を歩き回ったり、写真を撮ったり。この家の古い家具や調度品をバックにタイの衣装を着て写真を撮れば、まるでラーマ4世の時代にタイムスリップしたような気分になれます。
レンタル料は1時間199バーツ2時間299バーツ
デポジット500バーツ/人

2019年1月9日、ジャイアント・スイング地区にある47番の木造家屋が「ジンジャーブレッド・ハウス」という名のカフェとして、初めて外部の人を迎えいれる扉を開きました。壊したり転売したりするのではなく、保存してくれていたことに感謝です。家の中の細部まで見てくださいね。家の造り、古い家具や食器、置物までもが昔のタイ人の生活がどのようなものだったか教えてくれます。この古い家はこれからも保存しなければならない価値があると思います。この歴史を醸しだす雰囲気と美味しいスイーツをぜひ楽しんでくださいね!それではまた!

Location    :     47 Soi behind Brahman Church, Phra Nakhon District, Bangkok

Contact     :     09-7229-7021

Open every day     :     Monday-Friday 11:00 AM – 8:00 PM

                                 Saturday-Sunday 9:00 AM – 8:00 PM

アクセス方法:
* MRT サム ヨット駅下車、3 番出口からジャイアント・スイングに向かって約 700 メートル歩きます。

* BTSビクトリーモニュメント駅下車、Bangkok City Hall No. 1(バンコク市庁舎1番)でManglon(マンロン)行きのバス12番に乗ります。

*自家用車の場合 店舗に駐車場はございません。 下記の近所の駐車場が利用できます。
Chao Pho Suea 寺院の駐車場、Krua Apsornの隣にある駐車場、スリ クルンテープ (Sri Krungthep)ホテル (バンコク市庁舎の隣) の駐車場、Rueang Rueang Phanit shop の駐車場、Thepthidaram 寺院 の駐車場

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