サワディーカー!パットです。前回に続き、チェンライからのレポートです。
私たちは美しい山々と自然が、恋しくてタイ最北端の地、チェンライを訪れますが、ここにはもう一つ、みんなが好んで訪れる有名な寺院があります。それがチェンライ出身のアーティスト、チャレムチャイ・コーシピパット氏が創造したワット・ロンクンです。
今日は、みなさんにワット・ロンクンの美しさを紹介してこの寺院について知っていただこうと思います。
制作者のチャレムチャイ氏は人間が触れることのできる天国のような寺院を作りたいと考えていました。1997年に建設が開始され、当初3ライ(4,800㎡)だった面積は、現在9ライ(14,400㎡)になっています。かなり老朽化していた小さな寺院が今では美しい礼拝所に姿を変え、複雑な模様に満ちた建築と芸術作品は年間を通して観光客を魅了しています。ワット・ロンクンのお堂は純白で、それ故に外国人からホワイトテンプル(白い寺院)と呼ばれ、ひと目でそれとわかる特徴を持っています。制作の意図は、仏教における様々なシンボルを伝えることであり、白は神の純粋さを象徴しています。チャレムチャイ氏は次の3つの事からインスピレーションを受けて、この寺院を建設しました。
1.国家 : 国を愛し、芸術を愛し、国土の宝として素晴らしい作品を作りたいという願い。
2.宗教:ダルマ(仏法)が彼の人生の熱い心を冷静な心に変えてくれて生まれた仏教に専念する気持ちを表すため。
3.国王: 生前のラーマ9世に謁見して陛下の芸術的才能と慈悲に圧倒され、陛下の恩寵に感謝し、彼を愛し、尊敬し、治世に捧げる芸術として仏教美術を制作したいという願い。
長い橋のような本堂に続く道は、人生のサイクルを越えて仏の国へと歩むことをイメージしています。ワット・ ロンクンは仏教や神話、作者のイマジネーションにより作り上げられたタイの価値のある現代美術の1 つです。
いろんな彫刻や装飾がありますのでゆっくり見て回ってください。
入場料はタイ人は無料、外国人観光客は1人あたり100バーツです。
かなり広い敷地でたくさん絵になる撮影スポットもあるので私は安いと思いました。
いちおう寺院なので服装に注意が必要です。女性はショートパンツやひざ上の短いスカートは禁じられています。
黄金の宮殿。この中は空っぽで何もありません。
宮殿の前で写真を撮るのに人気のスポットです。彫刻が美しいです。
この純白の東屋の中には井戸があります。
ここにコインを投げ入れてお祈りをすると願いが叶うそうですよ。
ワット・ロンクンはすべてが美しく造られています。 トイレまでも美しい金色の建物です。なんだか金運が上がりそうですね!
当初は美しい教会を建てることだけを考えていたそうで、十分なものができるまで10年ほどかかったそうです。作って2年経った時、とても好評で人気がありました。そこでチャレムチャイ氏は建物だけでなく寺院の中や装飾を見直し、魅力のないもの、合わないと思うものすべてを解体し、再建したのです。現在では、この再建は成功していると言えるでしょう。この白い寺院は非常に有名で、世界中の観光客が一度は訪れたいと思うような場所になったのです。
このお寺は本堂の中など写真撮影に制限があり、今回はあまり写真が撮れませんでした。
そうそう、こちらのホワイトテンプルにインスパイアされて作られたのが、前回紹介したブルーテンプル(ワット・ロンスアテン)です。今では二つともチェンライの人気観光スポットです。チェンライを訪れたらぜひその目で観に来てくださいね!
ではまた!
Location : Pa O Don Chai Subdistrict, Mueang District, Chiang Rai Province
Time : Open to visit every day from 6:30 AM to 6:00 PM.
Tell : 053-673 967
**ワット・ロンクンはチェンライ スタジアムから約 20 キロです。 自家用車をお持ちでない方はレンタカーサービスまたは、Grab サービスを利用することができます。 **