ワット・ポー

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ワット・ポー(Wat Pho)は仏暦2331年(西暦1788年)のチャクリー王朝時代にラマⅠ世により建設されました。それはバンコクが首都になる前のことで、ここはバンコクで最も古い寺院なのです。この王室寺院は敷地面積50ライ(1ライ=1600㎡)およそ8万平方メートルで1,000体以上の仏像が納められています。

正式名称はワット・プラ・チェートゥ・ポン・ウィモンマンカララーム・ラワラマハーウィハーム( Wat Phra Chetuphon Vimolmangklararm Rajwaramahaviharn)という長い名前ですが、今ではワット・ポーの名前で親しまれています。

ワットポーはタイで最初の大学としても知られています。

当時、教育や研究は神殿の中で行われ、一般の人々は関わることができませんでした。

そこでラマⅢ世の治世の時に一般大衆に勉強する機会を与えるための教育の源を創りたいという願いを込めて寺院の周りの石版に教科書(医療、芸術、仏教、歴史などの知識を解説する絵や文章など)を刻むよう命じたのです。

有名なリクライニングブッタを初め、寺院内にはたくさんの見どころがありますので

紹介していきますね。

ワット・ポーのミニチュアモデル

まずは入り口すぐのチケット売り場でチケットを買いましょう。

外国人観光客の入場料は200バーツです。 中に入るとチケットと無料の冷たいお水を交換してくれるのでチケットは無くさずに持っていてくださいね。

お参りの際は靴を脱ぎます。

靴用のバッグがあります。参拝が 終了したら、バスケットに戻します。

短いボトムとノースリーブは禁止です。上に羽織る服を借りることができます。

ワットポーでの最も有名な見どころ、寝釈迦像(プラプッタサイヤート)はラマⅢ世の時代に建立されました。 

こちらはあまりにも有名な観光名所になっていて皆さんも写真や映像で見たことが

あるかも知れませんが、実際に近くで見ると荘厳で圧倒される迫力がありますので、

バンコクに来た際はぜひその目で見てくださいね。

お堂内部に入ると壮大に横たわる寝釈迦像が見えます。

この巨大な仏像の大きな特徴のひとつは足の裏(プラビハーラ)の装飾です。足の裏には108つの縁起の良い模様が螺鈿細工によって施されています。

寝釈迦像が納められている礼拝堂は巨大な建物で、高さ15メートル、長さ46メートルの仏像がすっぽり納まる大きさです。まず初めに仏像本体が造られ、その後それを覆うホールが造られたので横に長く仏像本体と同じくらいの高さになりました。横に長い廊下を人々はお参りして歩くのですが、それが余計にこの寝釈迦像の壮大さを感じさせてくれます。

この建築デザインは、ラタナコシン時代初期の代表的な様式で芸術作品として発展しました。 当時のアーティスト達は建物の構造と技術の知識を向上させて、大きな建物を建設することになりました。 さらに、装飾デザインは、有名な中国美術時代の影響により、ライクラノック(タイのモチーフパターン)の内側に葉や木などの植物のパターンを使用したり、以前に使用されていたタイの絵画デザインとはまったく異なっていました。

壁や天井のモチーフ
108の壺

寝釈迦像の背中側に108つの壷が並んでいる場所があります。

20バーツを払ってお皿に入った25サタン硬貨(1バーツ=100サタン)を受け取ります。

108つ並んだ壷に少しづつ入れていきます。硬貨を入れていくごとに自分の煩悩が消えていく、108つ目でちょうど硬貨がなくなったら幸運を授かるとかいろいろ言われています。ぜひ試してみてくださいね。

プラプットサイヤットをお参りすることはあなたの人生に幸運をもたらすでしょう。

そして初期のラタナコシン時代の貴重な古代芸術を楽しむことができます。

プラマハチェディシーラジャカーン( Phra Maha Chedi 4 reign )

プラマハチェディシーラジャカーンは、ワットポーで訪れるべき最も重要な建築物の1つです。パビリオンの近くにあるカンペンケオのゲートをくぐると4つの巨大なパゴダの群れが高々とそびえています。それぞれ高さ42メートルで4人のチャクリ王に捧げるため、建立されました。

プラモンドブ (Phra Mondob)

プラモンドブはぜひ見ておくべきな古代建築です。4つのパゴダ群の後ろを通り過ぎると豪奢なプラモンドブの建物が見えてきます。現在の建物はラマⅠ世が立てた仏教経典を保存するための図書館をラマⅢ世が建て替えたものです。

ここには貴重な古代の仏教経典が保管されている為、一般には公開されていません。

入り口を守るのはヤックワットポー(ワットポーの巨人)です。

ヤックワットポーは伝説の巨人で4つのパビリオンの中の4つの入り口の両側に番人として左右対称に立っていましたが、ラマⅣ世の命令でパビリオンの1つを撤去した後、北東の入り口と南東の入り口も撤去されました。それで今日では8人居たワットポーの巨人が4人しか残っていません。

ワットポーはマッサージでも有名なところです。ここにはラマⅢ世が設立したセラピストを育成するマッサージスクールがあります。プロのマッサージ師になりたい人がここで勉強をしています。こちらのマッサージは高くありませんので、ぜひご利用下さい。

ルーシーダットン像

タイの古代の仙人や修行僧たちが行っていたヨガのような体の痛みを是正するための伝統医学です。タイマッサージのセラピストも健康維持のため、いくつかあるポージングを習得しているそうです。


ワット・ポーはワットプラケオから歩いて10分ほどの王宮の南側にあります。

エクスプレスボート[Ta Tien Pier]からすぐ

Location    :     2 Sanam Chai Road, Phra Nakhon District, Bangkok

Time         :     open 08:00-18:30 everyday    

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