ワット・プラケオ(エメラルド寺院)

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1785

エメラルドの寺院。ワットプラケオの名で一般に知られている偉大なる王の天涯の神殿は仏暦2325年(西暦1782年)に建てられた王宮の中の寺院です。

ラマ1世が現在のチャクリー王朝を開きバンコクに王都を移した際に建てられた王族の為の寺院で、アユタヤにある王宮、ワットプラシーサンペットと同じような存在です。

黄金の仏塔には仏舎利(仏陀の遺骨)が納められています。

エメラルド寺院は全面的に修復を繰り返し、ラマ5世の治世では100年後のラタナコーシン朝(チャクリー朝)の祭典を命じ、それにあたる2425年ラマ7世の治世に修復を行いました。それから150周年200周年と祭典が行われ2525年(200周年)には現国王ラマ10世の妹であるシリントーン王女が修復の議長を務めました。

このように王室にとってとても所縁のある寺院です。

外国人のチケット価格は500バーツです。

 いつも多くの中国人ツアー客がここに来るので

混雑時は少し待たなければならない場合があります。

これは無料のワットプラケオの地図です。 多くの言語があります。

もちろん日本語もありますよ。

無料ガイドサービスもあります。(英語のみ)

ヤックワットプラケオ(エメラルド寺院の巨人)

まず目を引くのはこの大きな像でしょうか。ヤックワットプラケオ(Yak Wat Phra Kaew)はアユタヤ朝時代からタイ人に信仰されている巨人です。 善の守護者であり、悪が近づくのを防ぐと信じられていました。 したがって、礼拝堂の入り口の前に巨大な像が建てられました。寺院の内部に安置されているエメラルドの仏像を守るためです。 日本にも同じような信仰はありますか? 日本人は悪が近づくのを防ぐことができる何かを信じていますか?

プラ・シラタナ・チェディとプラ・モンドップ( Phra Siratana Chedi and PhraMondop)

見逃せない興味深い建築は「プラ・シラタナ・チェディ」です。 黄金色の塔が堂々と立っています。仏舎利(仏の遺骨)を安置しています。 1855年にラーマ4世によって建てられました。仏舎利はこの仏塔内に祀られています。 この仏塔は、円形の基部にセイロン風の鐘の形をしています。もともとこの仏塔は白かったのですが、ラマ5世の治世に黄金に変えられました。

パゴダの隣にはプラモンドップがあります。 この建物は仏教図書館です。 1789年のラーマ1世の治世中に、仏教の経典を収める大きな美しい真珠の象眼細工の本棚を収容するために建てられました。

入り口の階段にはナーガ(蛇神)仏塔の周りには7体の金の像が立っています。これもラマ5世の統治中に据えられたものでタイの神話に登場する半人半獣の姿をしています。

1. アプサラシー(Ap sara si)
2.アスラワユパック(Asura wa yu pak)

上半身はアプソーン (精霊)下半身は立っているライオンです。

上半身は巨人。 下半身は鳥です。

3.キンナリー (Kin naree)

上半身は人間下半身は鳥です。 片手を腰、片手を胸にあてたポーズ。

4.テップノラシンハ(Thep nora singha)

上半身は天使。下半身はライオンです。 片手に枝をもっています。

5.アスラパクシ(Asura pak si)

上半身は王冠を着けた巨人で下半身は鳥です。

6.テップパクシ(Thep paksi)

翼のある天使と鳥のような尾が特徴的です。

7.シンハパノーン(Singha panorn)

上半身は猿で下半身はライオンです。武器をもっています。

いよいよここがエメラルド寺院と言われる所以のエメラルド仏陀を

祀った本堂へ向かいます。


残念ながら本堂の中は写真撮影禁止です。 エメラルド仏はラタナコーシン朝にとってかけがえの無い存在です。 不透明な暗緑色の翡翠石で作られた瞑想している姿で高さ55 cm 幅43 cmと大きいものではありません。

寺院が出来てから3年を費やし2328年にエメラルド仏陀の火の玉座を作りました。

寺院の内部は天井から床まで見事に装飾されています。 アユタヤ朝時代からの壁画、窓と壁の間の仏画、屋根のタイルなど劣化したところを修復しながら 今日見られるようになりました。今も修復は続いています。


多くの中国人観光客が蓮の花を水に浸して自らの頭にかけていました。幸運を呼び込む厄除けのようなものですが、普通タイ人は自分で自分の頭にはかけませんね。僧侶にやって頂くか、仏像に水をかけたりします。自分でかけてる観光客の人たちがおもしろかったです。

ゴールデンパゴダまたはプラスワンパゴダ
(Golden Pagoda or Phra Suwan Pagoda)

ラマ1世は、皇太子のためにこのパゴダを建てられました。塔を支えるようなポーズの巨人と20本の剣で装飾された仏塔です。

アンコールワット (Angkor Wat)

タイにアンコールワット? なぜワットプラケオにアンコールワットのレプリカがあるのかと不思議に思いますよね?今日はその理由を説明しますね。ラタナコーシンのラマ4世の治世から遡る必要があります。 当時、クメール王国はタイの属国となっており、この土地はまだシャム王国でした。ラマ4世はこのクメールの「アンコールワット」を見てとても感動し、タイの人々に見せたいと思い、初めはアンコールワットを解体しタイに運ぼうとしました。しかしその最中、森から300人を越えるクメール人が攻めてきてこの考えを諦め、模型を建設するよう命じました。全て石を材料としており、かなり精巧に再現されています。

ワットプラケオには美しい壁画もあります。 壁画の際立った特徴は、自然を模したリアルな風景です。 人間のように筋肉質な神、猿、巨人の絵など。ラマ7世の統治中のポピュラーなスタイルです。 この壁画は何度も修復されています。 今も老朽かしたところを直しています。私たちが今日見る壁画は修復されたものかもしれません。 しかし、オリジナルを忠実に再現しています。

エメラルド寺院の隣には王宮が建てられています。内部を観察すると、王宮の美しさを見ることができます。 かつては王室の住居でした。ラマ5世までここに住んでいました。  今日では、重要な王室の儀式の場所として使用されています。

デュシットマハプラサートホール (Dusit Maha Prasat Hall)

デュシットマハプラサートホールは王宮にあります。 ここはラマ1世がバンコク遷都の声明を宣言した場所です。また王族が亡くなった時、遺体を100日安置する場所でもあります。そして現在に至るまで葬儀即位記念日など様々な重要な儀式で使用されています。

チャオドイコーヒーショップ(Chao Doi coffee shops)

ワットプラケオは見所が満載で全て見て周るのにかなり時間がかかります。熱射病予防のためにも休みながら見学して下さいね。敷地内にあるカフェで一休みしました。テラス席もありますが、室内はエアコが効いていてとても涼しいので一息つけますよ。

今日はドイカムアイスコーヒーを飲むことにしました。 80バーツです。

コーヒー、ジュース、アイスクリームなどたくさんメニューがあります。価格はかなりお高めですね。5555

注意:服装にご注意下さい。服装チェックがあり、やはり王室寺院ですので他の寺院と比べて厳しめです。肩出し、膝出し、おへそ出し、短パン、七分丈、スパッツ、ダメージ加工、サンダルなどがNGのようです。

Location       :   Na Phalan Road, Phra Nakhon District, Bangkok

Time             :   Open 08:30-16:30 Ticket sales close 15:30

                          Open everyday

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