サワディーカー!パットです。
みなさんはウォルト・ディズニーが特別に制作したショートクリップ、「Our Floating Dreams」をご存じですか?タイの水上マーケットを舞台にパイナップルチャーハンの誕生をディズニーキャラクターの可愛いアニメで紹介したお話で2019年6月22日に全世界に配信されました。
カオ・オップ・サッパロットの上に寝転ぶミッキー&ミニー
この面白くてかわいらしいパイナップルチャーハンの起源の物語は、多くのYouTuberの話題となり、タイ料理をトレンドにしてくれて観光振興にも貢献してくれたのです。この動画をみて水上マーケットを訪れたり、パイナップルチャーハンを食べてくれる人が増えました。タイ語がわからなくても、楽しめる動画ですよ!
アジアンベーシックの一品である「カオ・オップ・サッパロット」は、カオ=ご飯 オップ=蒸す サパロット=パイナップル。その名の通り、肉や海老や蟹を入れ、ソースや様々な調味料と混ぜて味付けした蒸したご飯にパイナップルなどのトロピカルフルーツを入れます。レシピは様々ですが、カレー粉で炒めるものもポピュラーです。南国の雰囲気を感じる美しい見た目、甘くて、少し酸っぱい、ジューシーな口当たりの料理です。
カオ・オップ・サッパロットのルーツを探ってみましょう。
カオ・オップ・サッパロットは、タイで生まれてから100年も経っていない新時代のメニューです。しかし、パイナップルやバナナ、マンゴー、スイカなどの果物と一緒にご飯を食べる食文化は、古代からありました。タイ人は昔、夏になるとご飯にフルーツを添えて食べていました。タイは米が主食の食文化ですし、果物も豊富です。高温多湿の気候の中、涼をとるため米と果物を一緒に食べていたのではないでしょうか。元々タイに住む中国人が作ったとされるパイナップルチャーハン。酢豚にパイナップルを入れたりもしますよね?その文化の融合と応用で、カオ・オップ・サッパロットというメニューができました。その後、タイを旅行した欧米人が、このメニューに興味を持ち食べてみたところ、この料理の味とユニークさにはまって、タイによく来る外国人の人気メニューにまでなりました。
カオ・オップ・サッパロットの歴史はとても興味深いですよね。では、今日はこのメニューを3店舗で味わってみましょう。さあ、行ってみましょう。
1. Rim Bung Restaurant (ร้านริมบึง)
このお店は20年以上前から営業している古いお店です。大きな池があってなかなか雰囲気が良いです。そして、料理の種類も多く、とてもリーズナブル。このお店のカオ・オップ・サッパロットは200バーツです。色、見た目はなんだか味気なさそう。入っている具材が値段に見合ってない感じです。食べてみると、予想通り当たり障りのない味でとても淡白でした。その割には値段が高い印象です。
Location : 368/2 Soi Ratchadaniwet, Ratchadaphisek Road, Bangkok (near kindergarten near the embassy of Bhutan).
Contact to reserve a table at 02-691-2868, 081-634-2837
2.Have a zeed.
タイ料理のチェーン店ですがイサーン料理も提供しているお店です。店内は清潔で心地よい雰囲気です。このお店は2011年から営業していて、現在7店舗あります。このお店のカオ・オップ・サッパロットの値段は275バーツです。この値段はかなり高いと思います。しかし、ソースや味はとても美味しいです。しかも具だくさんで満足感があります。
The branch I visited today is Terminal 21 Asoke, 4th floor.
Open for service from 11.00 AM.-20.30 PM.
Contact to reserve a table at 02-108-0787
3.Baan Ying (บ้านหญิง)
この店は今はもう閉館してしまったサイアム・シネマの裏で12年以上営業していました。その後、店主の息子が後を引き継ぎ料理に情熱を注いでいるそうです。彼は親の代からのこの店のメニューを応用して、他にはない美味しいファストフード・フュージョン・スタイルのお店を開きました。このお店のカオ・オップ・サッパロットの値段は195バーツです。少し私にはカレー粉の味が強すぎましたが、値段は高くありません。
Central Rama 9 branch, 7th floor.
Open for service from 11.00 AM.-21.00 PM.
Contact to reserve a table at 02-160-3494
みなさん!カオ・オップ・サッパロット食べてみたくなりましたか?
お米と果物って初めは抵抗あるかも知れませんが、想像以上にマッチするのです。
暑いタイで意外とさっぱりしたお米料理の味、ぜひ楽しんでみてくださいね!